FOMCとは?10年半ぶりの利下げが為替相場にどう影響するのかをMR.Tが解説

「FOMCで大幅な利下げが発表された」
「FOMCは来月も追加利下げの公算大か…?」

経済ニュースでは、
よくこのような文を目にするかと思いますが、
あなたはこの「FOMC」の意味や、
FOMCによって発表される金融政策について、
しっかりと理解できていますか

2019年7月31日、FOMCにて、
約10年半ぶりとなる利下げが発表され、
ドル円相場は大きく動きました。

アメリカが金融政策を行うと、
場合によっては世界の株式市場や、
為替相場が大きく動くことにもなりえます。

なので、
FXトレーダーにとって、
アメリカの金融政策は
非常に重要な指標となるのです。

そして、
アメリカの金融政策が発表される会合を
「FOMC」と呼んでいます。

あなたも、FOMCについてしっかりおさえておかないと、

「知らない間に金融政策が発表されて、
突然相場が動き、強制ロスカットを食らっちゃった…。」

といった悲劇も招きかねません。

そこで今回は、
FOMCについての概要をお伝えし、
アメリカの金融政策についてや、
今回10年半ぶりに起こった
利下げについてを解説していきます。

コンテンツ

FOMC(連邦公開市場委員会)とは?

まずはじめに、
FOMCとは何かについて解説しますね。

FOMC(Federal Open Market Committee)とは、
日本語で「連邦公開市場委員会」と呼ばれ、
マネーサプライ(通貨供給量)の調節や、
FFレート(フェデラル・ファンド金利)の誘導目標などといった、
アメリカの金融政策に関する方針を決める会合のことです。

そもそも、
アメリカには「FRB(The Federal Reserve Board)」
と呼ばれる中央銀行制度の最高意思決定機関がありますが、
このFRBによってFOMCと呼ばれる会合が年に8回開催されています。

そして、
このFOMCで下されるアメリカの金融政策は、
FRBの理事7名に加え、
各地区の連邦準備銀行総裁5名による
合計12名によって決定されます。

また、日本では「日銀金融政策決定会合」
と呼ばれる会合で日本の金融政策が決まりますが、
まさにそれに当たる会合がFOMCです。

FOMCでは「利上げ」や「利下げ」が判断される

FOMCでは、
各地区の連邦準備銀行からの景気報告や、
FRB調査統計局が提出する経済報告などをベースに議論し、
アメリカの政策金利であるFF金利の誘導目標や景気判断、
今後の政策方針などを決定します。

よって、
あなたがよくニュースでも耳にするであろう
「利上げ」や「利下げ」といった政策も、
FOMCにて行われているのです。

「そもそも利上げや利下げって、どういうことなの?」

「それによって、ドル円相場はどのように変化するの?」

FOMCで決定される金融政策について
なんとなくわかっているようで、
実はあまりよくわかっていない
という方もいらっしゃるかと思います。

なので、
ここでしっかりとおさらいしておきましょう。

利上げ・利下げとは?

「利下げ」や「利上げ」と呼ばれているのは、
FRBが政策金利を引き上げしたり、
引き下げしたりする金融政策のことです。

そして「政策金利」とは、
アメリカの中央銀行であるFRBが
民間銀行へお金を貸し出す際に
適用される金利のことです。

例えば、政策金利を利上げしたとすれば、
市場の金利が上昇し、
企業の設備投資や個人の消費意欲を抑えることに繋がるので、
国内のインフレや景気の過熱を抑制できます。

逆に、政策金利を利下げしたとすれば、
市場の金利が下落し、
企業や個人がお金を借りやすくなるので、
設備投資や個人消費が活発化し、
景気が回復傾向に向かいます。

利上げ・利下げで相場はどのように動くのか

なので、
FOMCで政策金利が変更されると、
短期金利や長期金利をはじめ、
為替市場や株式市場に大きな影響が及ぼされる可能性もあるのです。

理論的には、
FRBが利下げをすれば、
民間銀行が中央銀行から仕入れる
資金の調達コストが低くなるので、
企業もお金を借りやすくなり、
株価は上がり、為替相場はドル安円高傾向に傾きます

反対に、FRBが利上げをすれば、
民間銀行が中央銀行から仕入れる
資金の調達コストが高くなるので、
企業もお金を借りにくくなり、
株価は下がり、為替相場はドル高円安傾向に傾きます

なお、FOMCによる
政策金利の引き上げ、引き下げで起こり得る
理論上の相場への影響は以下の通りです。

利上げ(政策金利の引き上げ)利下げ(政策金利の引き下げ)
ドル円相場ドル高円安ドル安円高
米国株式市場下落上昇
国内株式市場下落上昇

 

しかし、
これらはあくまで“理論通りに市場が動けば”の話であり、
必ずしもその理論通りに行かないのが、
今日の複雑極まりない世界経済なのです。

相場は予想外の出来事で大きく動く

FOMCによる利上げや利下げの判断結果によって、
理論通りに為替市場や株式市場が動く場合もありますが、

相場は、市場が全く予想しなかったような予想外の結果、
いわゆる「サプライズ」の結果となった時に大きく反応します。

例えば、極端な話ですが、
市場の観測では「今回のFOMCで利下げは確実に行われるだろう」
とされていたにも関わらず、
突然FOMCにて「いや、利下げはしない!」と公言されたとすれば、
利下げを予想して織り込まれていた相場は一気に崩れ落ちるでしょう。

なので、あなたがトレードを行う際は、
「市場全体でFOMCの結果がどうなると予想されているのか」
といった部分を事前に調査しておかなければなりません。

経済ニュースでもよく聞く「ハト派」と「タカ派」とは?

「今回の利下げは、いかにもタカ派的だ」

「各連銀総裁はハト派姿勢を貫いている」

FOMCの会合において、
「ハト派」「タカ派」といった言葉が頻繁に出てきますが、
あなたはこれらが何を意味するのかご存知でしょうか?

タカ派・ハト派とは?

「タカ派」「ハト派」という言葉は

もともと政治で使われていた用語であり、
以下のような意味を持っています。

  • タカ派・・・戦争など武力を恐れないような姿勢を持つ人
  • ハト派・・・平和主義の姿勢を持つ人

タカ派は「強硬派」、
ハト派は「穏健派」とも呼ばれていますが、
経済の分野においては
以下のような意味で用いられています。

  • タカ派・・・景気に対して強気の見方をして利上げに積極的な人
  • ハト派・・・景気に対して慎重な見方をして利上げに消極的な人

このように、
タカ派は金融の引き締めを積極的に行う姿勢を持っており、
一方でハト派は金融緩和を積極的に行う姿勢を持っているのです。

タカ派とハト派の度合いは多くのトレーダーが関心を抱いている

なお、
各FRB理事や連銀総裁は、ハト派からタカ派に転換したり、
反対にタカ派からハト派に転換することがあります。

例えば、FRBのパウエル議長は
以前まで強硬派のタカ派だと言われていましたが、
2019年に入ってからは
金利引き下げのシナリオに戻ることが多く、
タカ派からハト派へ路線転換したと言われるようになりました。

このハト派、タカ派を分けるための
明確な定義はありませんが、
過去のFOMCの会合での発言等をもとに
ハト派かタカ派かが決められています。

そして、
タカ派とハト派の度合いがどの程度変化しているか、
その割合はどの程度変化しているのかも、
多くのトレーダーが関心を寄せている部分です。

その度合いによって、
今後FOMCにて決定される金融政策の結果も変わってくるので、
FOMCにおける重要人物が
「タカ派なのか、ハト派なのか」
をしっかりとおさえておきましょう。

なお、
主要な経済ニュース等では、
誰がタカ派で誰がハト派なのかが
議論されている場合もあるので、
是非それらを参考にしてみてください。

FOMCがリーマンショック以来となる0.25%の利下げを実施

2019年7月30日〜31日に開かれたFOMCで、
アメリカの政策金利であるFF金利の誘導目標を
年2.25-2.50%から年2.0-2.25%に、
0.25ポイント引き下げられることが発表され、
その後世界の為替や株式市場が揺るぐこととなりました。

出典:Bloomberg

なお、FRBによる政策金利の利下げは、
2008年のリーマンショック以来となる、
約10年半ぶりとなります。

長期の利下げに否定的だったパウエル議長

FRBのパウエル議長は、
今回の利下げについて
世界景気の減速や国内のインフレ低迷についてを指摘したあと、
「世界経済の下振れリスクに対する保険を意図したものだ」

と説明し、

「あくまで政策調整であって、
長期にわたる一連の利下げの始まりではない。」
とも言及しました。

このパウエル議長の発言が、
市場にとっては少し期待外れの結果となってしまいます。

しかし、その後パウエル議長は、
「何も利下げが一度きりだとは言っていない」と補足し、
「え、今後もまた追加で利上げされる可能性があるの!?」
と投資家に想起させたのです。

大幅な利下げを要求したトランプ大統領

一方、
アメリカのトランプ大統領は
アメリカ経済を下支えするための
「大幅な利下げ」を要求していたこともあり、
今回のFOMCにおける内容を大きく批判していました。

これまで、
パウエル議長は年に4回目となる利上げを実施しましたが、
それに対してトランプ大統領は「市場への感度が鈍い」
と言ってパウエル議長に圧をかけたばかりでした。

そこで、
今回の件で痺れを切らしたトランプ大統領は、
自身のTwitterにて「パウエル議長には失望した」
と不満を主張したのです。

利下げ決定後の米株式市場とドル円相場

今回開催された7月末の利下げ発表を受けた後、
アメリカの株式市場や為替市場は全て大荒れとなりました。

アメリカの株式市場は急落する

利下げを決めた31日の株式市場ですが、

パウエル議長が
「これは一連の利下げの始まりを意味するものではない」
と釘を刺したこともあり、

アメリカの株価指数であるS&Pは、
7月31日から8月1日にかけて約2.5%の下落となりました。

「市場が求めていたのは長期的な利下げ局面に入ることだ」

と言わんばかりに、
市場ではFRBの利下げ発表に対し、
すぐにアメリカの株が売られていきました。

この結果から、
すでに市場は「大幅な利下げを過剰に織り込んでいた」
と見ることができたでしょう

トランプ大統領の「脅し」で大きく揺れ動いたドル円相場

利下げ発表後のドル円相場ですが、
0.25ポイントの利下げ実施は既に市場で織り込まれていた為、
ドル円相場にサプライズはなく、
しばらくレンジで推移していました。

しかしその後、
パウエル議長が「長期的な利下げ」を示唆しなかったことにより、
市場では長期的な利下げが後退したと読まれ、
一時ドル円相場は1ドル109円を超える水準にまで高騰しました。

上述した株式相場と同様に、
長期的な利下げが市場で織り込まれていたため、
ドルが一気に高騰したのです。

このように、
市場は予想外の出来事が起こった際に大きく動きます。

しかし、8月1日の深夜、
トランプ大統領は自身のTwitterにて
中国に対する制裁関税の第4弾を発動することを投稿し、
状況が一気に変わってしまいました。

米中貿易協議の進展が不十分ということもあり、
2019年9月1日から
残りの3,000億ドル相当に10%の追加関税をかけると発表したのです。

米中貿易協議に関する詳細はこちらでも解説しています▼
https://fxism.jp/mr-t-2/

これによって、

安全資産である円買いが起こり、
「FRBも追加利下げを余儀なくされるのではないか」
という見方が市場で広がったため、
8月1日以降から5日現在にかけて、
最大3%を超える下落となり、
そのチャートは流れ落ちる滝のようになりました。

突然中国に対して追加関税を表明したトランプ大統領ですが、
これは次回の9月のFOMCで追加利下げをしてもらうための
「脅し」なのではないのかとも、一部で考えられているようです。

もはや、
トランプ大統領のTwitter一つで
世界の市場が大きく動くようになったと
言っても過言ではありません。

なお、以前にも
トランプ大統領がパウエル議長に対して
「大幅な利下げを期待している」と表明していたこともあり、
次回のFOMCで追加利下げが発動されるだろう
といった観測も増えてるのではないかと予想できます。

追加の大幅な利下げが実施されるとなれば、
それに従いドル円相場も
さらにドル安円高に向かうかもしれません。

長期金利と短期金利が逆転し「逆イールド」が広がる

なお、
今回の利下げによる追加緩和の期待は一旦は薄れたものの、
2019年8月5日現在、
10年物米国債の利回りが約1.7%と大きく低下し、
長期金利が短期金利である政策金利を下回ってしまいました。

出典:Investing.com

これに関しては、
米中貿易協議による対立リスクの懸念から、
10年物の米国債がリスク回避として
買われていることが要因として考えられるでしょう。

このように、
短期金利が長期金利の水準を上回る現象のことを
「逆イールドカーブ」と呼んでおり、
逆イールド現象が起こると、
これまでの市場の経験則から景気が後退すると言われています。

過去に逆イールドが発生したのは、
2008年のリーマンショック前である
2006年から2007年にかけてでした。

しかし、その約16ヶ月後となる2008年9月、
リーマンショックによる世界経済の崩壊が起こり、
ドル円相場は3年で1ドル=70円代にまで下落してしまったのです。

この事例で、逆イールドとドル円相場との間に
因果関係があったかどうかは定かではありませんが、
逆イールド発生後、結果的に一旦上昇したドル円相場は
その1〜2年後に大暴落となってしまいました。

過去の事例も踏まえ、
今回の逆イールドの発生にも
十分注意しておかなければなりません。

FOMCによって過去に行われてきた金融政策

では、
FOMCによって行われてきた
過去の金融政策をみていきましょう。

以下のチャートは、
2008年以降におけるアメリカの政策金利の推移を表していますが、
チャートを見ても分かる通り、
今回の利下げは2008年のリーマンショック以降となり、

2015年以降はずっと利上げが行われてきました。

出典:Bloomberg

そして、
過去2018年以降にFOMCで行われてきた
金融政策の動向を一覧表にすると以下の通りとなります。

開催日政策金利レート
2019/6/18〜192.25〜2.50%
2019/4/30〜5/12.25〜2.50%
2019/3/19〜202.25〜2.50%
2019/1/29〜302.25〜2.50%
2018/12/18〜192.25〜2.50%
2018/11/7〜82.00〜2.25%
2018/9/25〜262.00〜2.25%
2018/7/31〜8/11.75〜2.00%
2018/6/12〜131.75〜2.00%
2018/5/1〜21.50〜1.75%
2018/3/20〜211.50〜1.75%
2018/1/30〜311.25〜1.50%

なお、
以下のチャートでは2018年から2019年に渡って
FOMCで行われた政策金利のレートの推移を
チャート上にて表しています。

2018年3月から12月にかけて、
政策金利はおよそ0.75ポイント引き上げされましたが、
その間のドル円相場は、
一時106円台から113〜114円台まで上がる円安となりました。

上述した通り、
理論上は政策金利が引き上げられるとドル高円安となり、
反対に政策金利が引き下げられるとドル安円高となります。

しかし、
利上げを行なった後の
2018年12月以降は大きな暴落が起こっているように、
必ずしも理論通りに相場は動かない
ということが分かるかと思います。

FRBの金融政策以外にも、
世界情勢や米国企業に関する
ファンダメンタルズが大きく影響してくるからです。

また、そもそも利上げや利下げの動向に関わらず、
FOMCのサプライズで市場が大きく動く場合もあるので、
今後のFOMCによる金融政策も
しっかりと注視しておきましょう。

まとめ:FOMCの金融政策に今後も要注意

  • FOMC(連邦公開市場委員会)とは、アメリカの金融政策の方針を決定する会合のこと。
  • FOMCで政策金利の変更が発表されると、為替市場や株式市場に大きな影響が及ぼされる可能性がある。

今回FOMCにて0.25ポイントの利下げが発表されましたが、
パウエル議長は長期にわたる利下げを示唆されたわけではなく、
下振れリスクに備えた保険だと主張しました。

しかし、
対立が止まない米中貿易戦争のエスカレートもあり、
2019年9月に開催されるFOMCにて、
大幅な利下げが行われる可能性も市場で観測されています。

8月6日に投稿されたBloombergの記事によると、
投資家は0.5ポイントの利下げ確率を
35%程度と見込むとされていました。

さらに8月7日には、
アメリカの大統領補佐官までも、
「FRBは年末までに0.75%か1%利下げしなければならないだろう」
と発言していたと、日本経済新聞にて報道されています。

今後追加の利下げも十分に考えられるので、
それによって市場がどう動くのかを念頭に置きながら、
次のトレードに活かしてみてください。

いつでも市場を完全掌握!『4時間足チャート配信』がついに登場!

【期間限定】無料トライアル実施中!
あなたのスマホがトレード戦略の最強ツールに生まれ変わる!

いつどこにいても4時間足チャートをスマホ1つで即確認!
トレンド転換のタイミングを逃さず捉え、
  トレード精度を高めるトレーダー必須の新機能が今だけ無料で体験できるチャンス!

4時間足チャート新機能

13 件のコメント

  • 初めまして。いつも拝見しております。(本も読ませてもらいました)
    大変恐縮ですが、質問をさせて頂きたいです。
    資金管理のことについてなんですが、及川先生はいつもどのくらいの証拠金維持率でトレードされてますか?(ナンピン時含め)
    資金管理の面がとても難しく、悩んでおります。お時間ある時でいいので、ご返答よろしくお願いします。

    • secretさま
      初コメントとのことでありがとうございます。

      >及川先生はいつもどのくらいの証拠金維持率でトレードされてますか?(ナンピン時含め)

      ↑海外口座のほうはレバレッジも大きいのと
      資金量も余裕があるので普段は1000%以上のことが多く、
      時々500%くらいになることもあります。
      ただし、これだとまったく参考になりませんよね(汗)

      国内業者のときの話としましては
      僕はヒロセ通商なのですが
      同社は確か100%割ると強制決済となってしまうので
      そこだけは注意するものの、
      レバレッジ自体が低いため、割とギリギリまで攻めることが少なくありませんでした。

      ただし、ここまでご回答しておいてナンですが
      個人的には証拠金維持率よりも
      単純にロット数で管理したほうが良いように思います。

      例:●●ロット×最大●発まで

      これを資金量の増減に伴い可変させていくのが
      もっともシンプルだと思いますがいかがでしょう?
      僕自身、そのようなイメージでやっています。

  • トレード始めて3ヶ月目で、ドル円中心にトレードしてるのですが、最近の目まぐるしい変化に戸惑ってました。利下げでの具体的な影響や、タカ派ハト派の話など、今更聞けない、、、的な所がピンポイントに説明してあって、少し前へ進めた気がします。

    • amiさま
      コメントありがとうございます。

      こちらは僕の書いた記事ではありませんが
      多少なりでも参考になる部分があったら幸いです。

      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • こんにちは。FOMC大変分かりやすく、理解出来ました。
    以前はその時間に一度起きてスキャルピングしていたのですが、余り勝てず、早起きしなくなりました。
    それ以外の経済指標時はスキャルピングしています。勝率は50%位でし、ょうか。

    • モリソン商会さま
      コメントありがとうございます。

      こちらの記事は僕が書いたものではありませんが
      参考になる部分があったなら幸いです。

      >それ以外の経済指標時はスキャルピングしています。勝率は50%位

      ↑スキャルで50%は、ちょっとよろしくないかも知れませんね(汗)
      であるならば、ここは無理してやる必要もないように思いました。

      それでは引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  • 及川先生、fxismスタッフの皆様いつも貴重な情報を発信いただきありがとうございます。
    初めてコメントします。

    スランプ時の対処法等あれば、ご教示をお願いします。
    トレードを始めて3年くらいになりますが、これまでろくすっぽ勝てず資金を溶かしてばかりで、諦めていたところ、書店で先生の本に出会い、動画でさらに勉強し、いける、と思いトレードを再開しました。
    早速海外口座を開設し、15万でスタートしたところ、2週間で150万弱まで資金を増やすことができました。さすが及川先生!!と思っていたところ、NZの政策金利発表の際、まさかポンオジをショート&損切り設定忘れにより、資金を全溶かしし爆死してしまいました。
    それからというもののつきに見放されたのか、やるトレードどれも負けに陥っております。
    負けを検証すると
    ①エントリー位置が底や天井付近
    ②資金管理が出来ていない
    ③メンタル崩壊中
    があげられるところです。
    やっちまったなーって時、先生がされる対処法があれば教えていただきたいと思います。
    ※ 過去に似たような回答をされていたらすいません。

    • キューイで爆死さま
      初コメントとのことでありがとうございます。
      ※それにしても凄まじいハンドルネームですね(苦笑)

      >15万でスタートしたところ、2週間で150万弱まで資金を増やすことができました
      >NZの政策金利発表の際、まさかポンオジをショート&損切り設定忘れにより、資金を全溶かしし爆死

      ↑アップダウンが凄すぎでコメントしにくいです(汗)
      前半の快進撃は天才的なんでしけどね^^;;

      >①エントリー位置が底や天井付近
      ②資金管理が出来ていない
      ③メンタル崩壊中
      >やっちまったなーって時、先生がされる対処法があれば教えていただきたい

      ↑順番を逆から行きますと、
      まず「メンタル崩壊中」の際は
      「やらない」が最大の対処法です。

      極論
      「二度とやるもんか!」でも良いくらいです。

      で、実際にやらずにいることで
      チャートを客観的に眺めることが出来たりし、
      なぜ自分が負けたのかも実に冷静に見つめなおせたりします。

      「なるほど、もし次やるとしたらこれこれこうやれば良いのかも?」

      これについては
      エントリー位置や決済位置(時間含む)、
      さらには資金管理の見直しなど、
      包括的に出来るお話だと思います。

      例えば上述の15万→150万の過程において
      初期の時点で15万以上を出金してしまえば
      その時点で「損」は消滅しますよね。
      (手間ヒマは別ですけど)

      こういう地味な作業も資金管理の一環となり、
      ひいてはメンタルの安定にも繋がるのではないでしょうか?

      多くの人は10万→100万→1000万→億
      これを最短コースでやりたいからと、
      途中で資金を「水抜き」したがらないんですよ。

      本当はそれをやるほうが
      はるかに安全で着実なのに・・・です。

      これ、他人様へのアドバイスだった場合、
      同じこと言いませんか?

      もし多少なりともそう思われるのであれば
      まさに「これ」こそが答えだと思います。

      なお、一回一回のトレードにおける対処法としましては
      僕は調子悪いとすぐにPCから離れてしまったり、
      遊びに行ったり、お酒飲み行ったり、、、

      要するに「トレード」など
      「たかがトレード」くらいのものであって
      人生における重要度などそんなに高くなどない、
      ってスタンスでいることが一番だと僕は思いますね。

      取り急ぎ以上です。
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • 2回目のコメントです。

    FXを勉強し始めて1ヶ月、僕は現在相関・逆相関、時間帯を1番大切にしてトレードをしています。
    そんな中で、トレードが安定してできる時間はNY時間なので、今は他の時間帯ができる日があってもNY時間しかトレードをしないようにしています。

    それと、相関・逆相関ですが、自分の中で一番わかりやすく、しっくりきたのがオージーテクニカルでした。そして、先ずは1つのものでいいから自分のモノにしよう!!ということで、大小はありますがオージーテクニカルをベースにユロポンの強弱を見てポンオジ、若しくはユロオジのどちらかにエントリーするようにしています。

    この手法で3週間くらいやっていると、ようやく先週、1週間トータルで0.01ロットで213円プラスにすることができました。(それまでの最高は-200円です。)

    そこで質問なのですが、及川先生は動画の中で何度かNY時間のオージーテクニカルはあまり手を出さない方がいいとおっしゃっていますが、やはり、オージーテクニカルを狙っていくのは変えた方がいいでしょうか??
    若しくはできるのであれば、テクニックはオージーテクニカル狙いのままで、時間帯を東京時間、欧州時間に変更した方がいいでしょうか??

    ご回答のほどよろしくお願いします。

    • 世界一の○○さま
      コメントありがとうございます。

      >トレードが安定してできる時間はNY時間なので、今は他の時間帯ができる日があってもNY時間しかトレードをしないようにしています。

      ↑日々、なるべく同じ時間帯をやるというのは良いと思います。

      >及川先生は動画の中で何度かNY時間のオージーテクニカルはあまり手を出さない方がいいとおっしゃっていますが、やはり、オージーテクニカルを狙っていくのは変えた方がいいでしょうか??

      ↑ここはなかなか難しいところです。
      欧州時間でもNY時間でも
      オージーが動き出した際はボラも大きく、
      正直「オイシイ通貨」であることは確かですよね。

      ただ、NY時間で、となると
      オージーテクニカルの出現頻度はそこまで高くないイメージです。

      ハマるとデカいのがオージーテクニカルですが
      特にNY時間などは不発に終わることも多いと思うのですが
      やってみてそのへんいかがでしょう?

      もし、不発のときは他でやってるよ、ってことであれば
      何も心配はしないのですが
      「オージー専門」みたいな感じでやるのであれば
      やはりそこは東京時間のほうが良いと思います。

      NY時間でオージーテクニカルだと思ったものが不発だった際、
      クセが悪い動きになるイメージでして、
      そのあたりを僕は危惧いたします。

      このような状況をすべて勘案した中で
      ご自身なりの「オージー攻略法」を確立されている、
      またはそれを目指すということであれば
      僕には止める理由は一切ありません。

      例:
      キレイなオージーテクニカル
      → 大勝
      オージーテクニカル不発
      → それなりの対処

      もし、こういう感じでやれるなら良いんですけどね。

      僕からは取り急ぎ以上です。
      引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  • 初めまして、いつもデイトレ大百科やyoutube等で勉強させて頂いております。
    及川先生の教え一つ一つが毎回とても腑に落ち、何度見直しても「なるほど!」「そうですよね~」と学ばせて頂いております。

    この度は、この場をお借りして「デイトレ大百科生放送保存版」のとある場面について質問させて頂きたいのですがよろしいでしょうか。

    動画番号8の”「売り目線」「買い目線」の転換点の判断事例”の内容に関する質問です。
    この動画では円シリーズを例に解説されているのですが、同シリーズにおける各通貨ペアの影響力強弱の判断基準がよく分かりませんでした。

    質問内容:
    ドル円がライン2に差し掛かった場面で及川先生は、「一緒に動いているユーロ円とポンド円、特に強い方のユーロ円がまだ高値であるライン2に到達していないので、ドル円の逆張りは不可」とおっしゃられています。つまりここではまだドル円が伸びる可能性があるということだと思うのですが、しかしこの講義動画では全体を通して「主役はドル円」とおっしゃっておられます。
    つまりこの場合、「ドル円がライン2に差し掛かったこと」の方が、「ユーロ円の高値未到達」よりも強いファクターとはならないのでしょうか?
    (ユーロ円がライン2未到達だからドル円もまだ上に行くという判断ではなく、むしろドル円が主役なのであればドル円がライン2に到達した時点でユーロ円やポンド円も抵抗にぶつかるイメージではないのでしょうか)
    例えばユーロ円とポンド円だけを特に注視している際には、ユロポンの強い方のタイミングに合わせて弱い方も利食いしたりするというのはわかるのですが、、、
    実際にライン3の場面では、ドル円のダブルトップのタイミングで、ユーロ円もポンド円も各チャートのラインを無視してショートできると解説しておられます。
    これはやはりドル円の値動きが最優先だという根拠に基づいているのかなと思っています。

    質問がわかりにくく申し訳ありません。
    また私の理解不足でしたら申し訳ありません。
    ご回答いただけましたら幸いです。
    何卒宜しくお願い致します。

    • のんの様
      初コメントとのことでありがとうございます。

      >この講義動画では全体を通して「主役はドル円」
      >つまりこの場合、「ドル円がライン2に差し掛かったこと」の方が、「ユーロ円の高値未到達」よりも強いファクターとはならないのでしょうか?

      ↑なるほど、
      確かにその考え方のほうが自然な気もしますね^^;;

      ただし、一点整理しておきたいのは
      「利食い」と「逆張り」は別物という部分です。

      順張りの利食い場とは
      それ以上上がらなそうな位置を目標に置きたいわけですが
      僕の場合「逃げ損ね」を考慮し、
      位置的にはもっと着実なポイントに置くことが多いです。

      一方「逆張り」の場合、
      いよいよもって上がらないだろう、という位置からやりたいため、
      順張りの利食い場と逆張り仕掛け位置はイコールにはならないことも多くなります。

      「ドル円の逆張りは不可」の発言も
      利食いをしたとしてもイコール逆張りOKではない、
      という主旨がメインです、
      直近の発言ではないので「おそらく」ですが(汗)

      >実際にライン3の場面では、ドル円のダブルトップのタイミングで、ユーロ円もポンド円も各チャートのラインを無視してショートできると解説しておられます。
      これはやはりドル円の値動きが最優先だという根拠に基づいているのかなと思っています。

      ↑ここもおっしゃる通りですが
      ダブルトップというかなり強い根拠、
      というか需給的な根拠があるためOKとしているはずです。

      ちなみに、
      ご質問を頂戴しておいてナンですが
      デイトレに関して僕は「明確な正解」を求めるより
      そこは一定のファジーな状態にしておき、
      「自分自身の判断」のほうこそを
      明確に出来る状況を確保することのほうが重要だと思っています。

      「基本」を押さえておくことはもちろん大切ですが
      相場自体は生き物みたいなものでして
      例えば「子育てマニュアル」みたいなものがあったとしても
      それに対し相応の個別要因や個別状況を加味しつつ
      柔軟な対応を取れると良いはず、、、
      これに少し似ているイメージなんですよね。

      ※クルマの運転をする際の
      「ハンドルの遊び」にも似ていると僕はよく言っています。

      今回の事例に戻りますと、
      「ドル円主体」であると判断した際、
      そもそもドル円だけをやれば良いとなります。

      が、例えばその中でユロポンでポンドが強い場合、
      ポンド円のほうがよりPIPSを稼げる可能性が高いため
      もしそうであればそっちもやりたいわけです。

      で、もしやった場合はどうするか?
      こういう流れのお話だったはずです。

      僕の回答もイマイチだったら申し訳ありません。
      不足があれば何度でもやりとりさせていただきますので
      引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です