トレンドの強弱を見極める為に考案されたテクニカル分析の一つで、
RSIも開発したW.ワイルダー氏によって作られたものです。
DMIチャートを読み取ってみよう
一般的にはローソク足とは分離し、
上記のようにサブチャートに表示させて見ます。
+D1と-D1の2つのラインを基本として見ていくものになりますが、
ADXと組み合わせて利用することもよくあります。
2本の線で見る売買シグナル(上記チャート参照)
- +D1が-D1を下から上へ上抜けるところが買いシグナル(ピンクボックス)
- -D1が+D1を下から上へ上抜けるところが売りシグナル(ブルーボックス)
ADXと組み合わせたチャート例
- 黄色い線=ADX,
- 白線=+D1
- 赤線=-D1
ピンクの丸印のポイントの+D1と-D1が交差して
ADXラインが高く、傾きが上を向いてきたところが買いエントリーです。
水色の丸印が決済ポイント(利食いチャンス)で
+D1やADXが下がって-D1が上がってきたところがポイントになります
※レンジ相場時にはこの理論は機能しないので注意する。
参考:http://gachi-fx.jp/2013070210/
買いポジション保留中に上昇中に決済ポイントを模索する際には
+DIは頻繁に向きを変更し使いにくいものとなります。
その時に判断し易いのは-D1のラインとなります。
上昇しているとき+DIは頻繁に角度を変えてしまいますが、
-DIはなだらかに落ちたままで、そう簡単に傾きを変えません。
この-DIが鋭角に上向いたら、有益な決済サインとなる場合が多くあります。
逆発想で買いポジションをキ―プ時には-DIを、
売りポジションをキープ時には+DIを参考にすると
意外ですがかなり有効となります。
ADXRをDMIと組み合わせてみる人もいますが、
トレンド発生時がわかりやすくなる利点はありますが、
売買シグナルが遅延する傾向がありますので注意が必要です。
- +DIは「プラス」の方向性を示すので、
ローソク足の動きと相関します。 - -DIは「マイナス」の方向性を示すので、
ローソク足の動きと逆相関します。
ADXは上昇・下落のトレンド強さを示すので、
+DIとADXがともに上昇している時は上昇トレンドの勢いが強く、
-DIとADXがともに上昇している時は下降トレンドの勢いが強いと判断できます。
-DIが+DIを上回ると下降トレンドのサイン、
+DIが-DIを上回ると上昇トレンドのサインを予言することになるのです
ADXの水準が上昇していくケースでは、
トレンドが勢いを増していく様子を示します。
参考:http://www.opticast.co.jp/opt/gcom/kakuzuke/mikata/mikata_dmi.htm
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