ドルインデックス・ドル指数とは?
ドルインデックッス・ドル指数とは、
総合的なドルの価値を示したものです。
複数の主要通貨内でのドルの価値を、
貿易規模などを加味して計算されています。
このドルインデックスですが、実は色々と種類がありますが、
代表的なものでは、ニューヨーク商品取引所(NYBOT)、
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)や
インターコンチネンタル取引所(ICE)が出している指数や
国際決済銀行(BIS)、大手銀行など、色々な所が指数を算出しています。
為替相場について多種多様なニュースが出てくる中で
ドルインデックスもでてきますが、
FX取引においては、USDJPYなどの通貨ペアのチャートなどの中で
ドルインデックスはドルその物の価値といった意味ですが、
為替相場を理解する上で結構大切なので大事なので是非覚えておいてください。
ドルインデックスの見方
ニューヨーク商品取引所NYBOTのドルインデックスは、
リアルタイムで更新され、先物市場にも上場しているため注目度が高いはずです。
ドルインデックスを見る際は、
ニューヨーク商品取引所NYBOTのドルインデックスを見るのが一般的ですが、
FRBが算出しているドルインデックスは人民元も含まれていますし、
その比率も一番高くなっています。
簡単には、FRBが算出しているドルインデックスは、
米国の貿易をよく反映していて現況による米ドルの価値を把握できる指数ですし、
米国の金融政策を決定するFRBが算出している指数でもあるため、
ニューヨーク商品取引所(NYBOT)のドルインデックスと合わせて見るのもいいかもしれません。
ニューヨーク商品取引所・NYBOTのドルインデックスは、ユーロの比率が高いので、
ユーロ/ドルの動きと相関性が見やすいのが特徴ですが、
ユーロドルはFX市場での取引量が一番多い通貨ペアですので、
ニューヨーク商品取引所(NYBOT)のドルインデックスの動きが活発な時は、
ユーロまたは米ドルの取引が活発であることを示し、
ニューヨーク商品取引所NYBOTのドルインデックスでドルが売られていたらユーロは買われますし、
ドルが買われていたらユーロは売られると判断されるのです。
また、ユーロ以外の通貨はユーロ/ドルとの関係によって相場が決まりやすいので、
EURJPYもその影響を受けてドルが売られていたら円は買われますし、
ドルが買われていたら円は売られ易くなるのです。
基本的にドル/円は、時間差を伴うこともありますが、
ドルインデックスの動きに沿う相場となりますし、
ドルインデックスと金の相場は逆相関となる場いいが多々あります。
尚、FRBドルインデックスは、人民元の比率が高いのが特徴で、
米国の貿易や現況に合わせて毎年構成する通貨の比率を見直しています。
ニューヨーク商品取引所・NYBOTと比較しますと対象としている構成通貨も多いため、
貿易や現況の面から相対的にドルの価値を見るのに最適です。
構成通貨


ドルインデックスとは、米ドルの実際の売買トレンドを示すための指標のことですが、
通貨ペアUSDJPYを見ていると、ドルが売られたり買われたりしているのが分かりますが、
それは円との関係における相対的なものです。
USDJPYで上昇=ドル買いのように見えても
同時にEURJPYで下落=ドル売の起きることもご存知のように多々ありますが、
市場において単純にドルが買われているのか、売られているのか、
あるいはもみ合っているのかを見るのに役立つのが、
ドルインデックス(US DOLLER INDEXが参考になります。
ドルインデックスの構成通貨
- ユーロ(EUR) 57.6%
- 円(JPN) 13.6%
- 英ポンド(GBP) 11.9%
- カナダドル(CAD) 9.1%
- スウェーデンクローネ(SEC) 4.2%
- スイスフラン(CHF) 3.6%
(参照-MT4)
ドルインデックスの読み方

ドルインデックスの値が上昇
(=上記画像の赤色のラインが上昇)していれば、
ドルが買われていると判断し、
ドルインデックスの値が下落(=上記画像の赤色のラインが下降)していれば、
ドルが売られていると判断します。
ドルインデックスは、以下の6つの通貨との加重平均として算出されます。
- EUR/USD=ユーロ/ドル
- USD/JPY=ドル/円
- GBP/USD=ポンド/ドル
- USD/CAD=ドル/カナダドル
- USD/SEK=ドル/スウェーデンクローネ
- USD/CHF=ドル/スイスフラン
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