スワップ金利とは?特徴と注意点

FX取引を行っている投資家の方々は、もうすっかりご存知だと思いますが、
スワップ金利について説明いたします。

 

スワップ金利とは?

スワップ金利は、FXにおいて「スワップポイント」とも言われています。

元来、スワップという言葉は「交換」を意味していて、
外国為替市場では、SPOT(直物)とFORWARD(先物・スワップ)の売買という
二つの意味で取引されています。

日本でのFX取引の大半は、直物取引です(先物も取引できる会社もあるはず)。

簡単に言うと、日本では銀行に円を預金していても金利が低いために
金利(利息)が高い通貨を選択して外貨預金を選ぶ投資家もいますが、
これがFXになると、同様に円を売って金利の高い外貨を買うと
スワップポイントという金利収入を得ることが出来るのです。

スワップ金利とは取引通貨の日ごとに受け取れる1日当たりの金額を言います。

但し、取引する外貨が日本より金利が低い場合は、逆に利子を支払わなければいけません。

この時に基準となるのが、各国の政策金利になるのです。

ではここで、FXを取引される主要各国の政策金利をチェックしてみましょう!

 

現在の主要各国政策金利

年/月USDEURGBPAUDCHFCADNZDZARJPYTRY
2016/101.500.50
2016/090.500.000.251.50-1.250.502.007.000.107.50
2016/080.500.00↓0.251.50-1.250.50↓2.007.000.107.50
2016/070.500.000.501.75-1.250.502.257.000.107.50
2016/060.500.000.501.75-1.250.502.257.000.107.50
2016/050.500.000.50↓1.75-1.250.502.257.000.107.50
2016/040.500.000.502.00-1.250.502.257.000.107.50
2016/030.50↓0.000.502.00-1.250.50↓2.25↑7.000.107.50
2016/020.500.050.502.00-1.250.502.506.750.107.50
2016/010.500.050.502.00-1.250.502.50↑6.750.107.50
2015/12↑0.500.050.502.00-1.250.50↓2.506.250.107.50
2015/110.500.050.502.00-1.250.502.75↑6.250.107.50

※中国の政策金利は現在4.35%です。
※高金利が目立つのは、トルコリラ(7.5%)と南アランド(7.0%)。

 

投資家の心理と具体例

個人投資家の心理としては、例として1年間通貨の変動が無ければ、
当然ながら高金利通貨【政策金利の高い】の方が
より多い利息を受け取れるので魅力的になります。

しかし、そう簡単にいかないのがFX取引なのです。

 

下記はAUDJPYの推移(週足)チャートです。
参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=AUDJPY&time=1w#charttop

これを見ながら解説していきます。

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例えば高金利通貨を対円で買ったとします。

2015年10月に85円で買った豪ドル円(10万豪ドルを円で買い、850円を支払う)が
1年後の2016年10月に80円(10万豪ドルの価値は800万円)になったとしましょう。

そして、豪ドル円のスワップポイントが1万豪ドルあたり30円とします。

10万ドルですから、1日につき300円金利をもらえて
年間109,500円を金利収入でもらえることになりますが、
豪ドルの価値が下がり(あるいは円高に進行して)為替差益では500,000円の損失になります。

そうなると、差し引き390,500円の損失という評価になってしまうのです。

逆に円安トレンドに乗っかれると、為替差益で儲けて
なおかつ金利収入も受け取れることになります。(キャリートレード)

 

また、トルコリラ円取引でトルコリラを買って円を売るとして、
単純な計算で解説をしてみます。

この時トルコの政策金利は現状7.5%、日本は0.1%だとすれば
年率で差し引き7.4%となるスワップポイントを受け取れることが出るのです。

但し、上記の例と同様に為替リスク(為替差益)が生じてくるのです。

 

高金利通貨のリスク

高金利通貨は、いわゆる新興国通貨でもあって、
世界的に見れば主要国通貨に対して
流通量も市場で取引する投資家数も少ないのが現状です。

なおかつ国債金融市場に置いて、
政治的にも経済的にも主要国に対して安定度が低く、
その国の安全性【債務不履行など】も低いため、
何かアクシデントが起きたら、ものすごい勢いで下落するリスクを高く持っています。

金融市場においてその国の経済ニュースを掴む事もまだまだ難しく、
投資するにはリスクが大きすぎるという理論です。

ファンドなどは、比較的安全な投資方法を選択して巨額の資金をつぎ込み、
確実に投資実績を確保していくのが、彼らの方法です。

また、金利は主要国の中で低く設定されていますが、
有事の緊急避難通貨として一時的に巨額の資金が流入する
CHF(スイスフラン)やJPY(日本円)などはリスク時における代表的な例です。

 

注意しておきたいこと

この件は意外と重要なのです、心に留め置いてください。

スワップ金利・ポイントの設定は各FX会社、証券会社によって大きな差異があります。

そこで中長期で運用する場合などは、
年間ベースでのスワップ金利収入や金利支払額はバカになりません。

FX・証券会社は顧客が取引した巨額な各通貨の決済を
毎日、取引銀行(外資系銀行、メガバンク)との間で決済業務をしておりますが、
その際の金利コストが各社とも異なるのです。

ですから、顧客に対するスワップポイントの提供が、良心的な取引会社を選びましょう!

ネットでスワップ金利比較サイトを
簡単にチェックすることが出来るので、是非調べてみましょう。

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