2016年の12月に入った現在、
米大統領での選挙後トランプ勝利後に円安方向に進んでいますが、
半値戻しを超えて次のターゲットは
フィボナッチの61.8%を超えてくるか否かが
市場関係者の間の話題になっていますので、
信頼性のあるフィボリッチについて調べてみました。
FXの世界でも下落した後に直近の高値からの三分の一戻し、
半値戻し、3分の2戻しあたりまで上昇すると
いうデータに示された上昇をするという経験則があります。
下落時にも同じことが言えますが、
基本的に中長期トレンド確認にそのポイントは、
市場関係者は注目しています。
過去の相場の動きでのパターンが
近い将来にも起きる可能性が強いというテクニカル分析で、
過去のデータからの値幅から、
将来のサポートやレジスタンスを含めた値動きを予想できるのです。
その数値を抜けてくると
トレンドが明確になるという可能性はすこぶる高いのですが、
時間などの点も考慮して絶対とは言えません。
大きなトレンド確認の予測方法
1.経験則
三分の一戻し(押し)、半値戻し、三分の二戻し、全値戻し(押し)
2.フィボナッチ数
38.2%戻し(押し)、50.0%戻し(押し)、61.8%戻し(押し)等
3.一目均衡表
N計算値、V計算値、E計算値等
上記の三つの予測方法の中でも
FX業界の市場関係者が信頼を置いているのが
フィボリッチ数の予測法です。
為替相場の価格変動は、
上昇時、下落時であっても一直線に上昇・下落するものではなくて
細かい上下動を繰り返しながらトレンドを形成していくのです。
そのため、上昇下落のパターンを予測する
確率性の高い方法をトレーダーたちは探してきたのです。
ドル円週足の推移
上記のチャートは、ここ直近の高値を示した丸印が、125.86
安値を示す□印が、99.00
半値を超えて上昇してきて61.8%戻しであるターゲットが115.60となり、重要なポイントです。
フィボナッチとは
フィボナッチ・Fibonacci Retracementとは
レオナルド・フィボナッチというイタリアの数学者が研究した
フィボナッチ級数を意味し、リトレースメントとは
「引き返す、後戻りする」を意味します。
この相場予測では1.618の比率に基づいた38.2%、
61.8%と補足的に50%、を押し(戻し)の目安として利用しています。
具体的には、任意の直近の高値(安値)と安値(高値)を結び、
その下降(上昇)幅を38.20%、50.0%、61.80%で分割し、
「戻り」の目標値を算出します。
38.2%前後の戻りにとどまり反転するケース、
38.2%を超えてくると半値戻しを目指して達成できないと反転、
半値を超えると61.8%を目指すし、達成できないと反転、
61.8%を超えてくるとトレンドの起点となったポイントまでの前戻しとなる確率が高くなります。
フィボナッチの考え方(線の引き方)
過去に出現した値幅を元にサポート、レジスタンスを計算。
過去に出現した値幅は未来も出現する可能性が高いのである。
安値から高値、高値から安値までを一つの値幅と考えてみる。
大切なのは、フィボナッチを引く基準です。
ここでは、事前の短期足でしっかりと安値や高値を抜けている必要があります。
チャート的に高値や安値を抜けてきていると感じることで
トレンドが出ている相場でこそ、信頼性が増す手法です。
週足でラインを引く時は日足で確認、
日足で線を引く時は4時間足や一時間足で確認と
比較的短い期間でも応用できます。
最近ではFX会社や証券会社のサービスチャートでも
フィボナッチラインを組み合わせて利用できるところが多いですし、
メタトレーダーでもフィボナッチが標準装備として
利用できるところが多くなってきているので参照してみましょう。
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