FXでは様々な通貨ペアが存在するのに特定の通貨ペアに限定するのは効率がよくありません。
もちろんそれぞれのトレードスタイルに合った通貨ペアというものがありますので、
自分にあった通貨ペアが取引の中心になるということはあると思いますが、
ドル円以外の通貨ペアはよくわからないという理由で他の通貨ペアを敬遠してしまうと、
取引チャンスも限られてしまいますし、資産の運用効率も下がってしまいます。
とはいえ、存在する全ての通貨ペアの特徴を全て抑えて全部監視するのも現実的ではありません。
例えば私が取引をするときは流動性やスプレッド等を考慮して選んだ
7通貨ペアの値動きを見ながら、トレードをしています。
もちろんこれ以上の通貨ペアを同時に監視できるという方は
多いに越したことはないかもしれませんが、7通貨でも手一杯ですし、十分かなと考えています。
いきなり7通貨ペアを同時に見るというのも慣れが必要なので難しいと思いますが、
少しづつ扱える通貨ペアを増やして同時にみる通貨ペアを少しづつ増やして行きましょう。
なんだかんだでメジャーな通貨ペアが勝ちやすい
扱える通貨ペアが多いに越したことはないのですが、
メジャーな通貨ペアが流動性が高く、スプレッド面でも優遇されていますし勝ちやすいのは事実です。
主なグラフを見てみると、ユーロドル・ドル円・ポンドドルだけで
市場全体の取引量の50%以上を占めています。
ですので、やはりドル・ユーロ・円・ポンドが取引の中心になると思います。
また、スワップ面でメリットのある豪ドル・ニュージーランドドル等も
取引をしている人が多いのではないでしょうか。
その時一番勝ちやすい通貨ペアを選ぼう
その時、一番勝ちやすい(=値動きを予想しやすい)通貨ペアを選んで取引することで、
トレード効率がグンとあがります。
例えば明確なトレンドが出ている通貨ペアや経済指標などの判断材料が揃っている通貨ペアは
値動きが予想しやすくトレードに適していると言えます。
普段は取引しない通貨ペアでも、何か大きな発表があるとき見てみると
大型のトレンドが発生しているなんてこともあると思います。
同時に監視するのは無理でもメジャーな通貨ペアは時々チェックしてみるといいでしょう。
通貨ペアの特徴を抑える
複数の通貨ペアの方が効率がいいからといって闇雲に色んな通貨ペアで取引するのは当然NGです。
通貨ペアにはそれぞれの特徴があるので、最低限扱う通貨ペアの特徴は抑えておく必要があります。
例えばユーロが上がればドルが下がるといった相関関係がありますし、
豪ドルやニュージーランドドルのような高金利通貨は
金融政策の発表に非常に敏感に反応するといった特徴があります。
まとめ
今回は主に、複数の通貨ペアを扱えることによるメリットについて
説明させて頂きましたが、如何だったでしょうか。
次回から定期連載コラムとして、それぞれの通貨ペアの特徴を細かく解説していこうと思います。
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