マス・インデックスとは何か?
マス・インデックスとは、
各期間の高値と安値の範囲を基本にして、
その収縮の推移からみてトレンド転換・反転トレンドを予測します。
指標線の膨らみ部分は、トレンドが反転する可能性を示すシグナルです。
9日の指数移動平均式(EMA)を使用して、
ふくらみが買いと売りのシグナルのどちらかを判断するのです。
FXばかりではなくCFDでも利用されていますが、
マスインデックスとは、高値と安値から値動きの幅を調べて
トレンドの転換点を見つけるためのテクニカル指標のことです。
(参考:HYPER SBI)
簡単に言ってその差が大きくなればマス・インデックスが大きく、
小さくなれば、マス・インデックスは小さくなるというわけです。
マスインデックスの25を基準とし、MIが27を越えた後、
26.5を割り込んだときに、 逆張り(相場の流れに逆うこと)で売買することを示します。
この反転の兆しを示唆するマスインデックスの現象を
reversal bulge〈reversal; 反転bulge;一時的膨張〉と呼んでいます。
例えば、上記のようにマス・インデックスが27を越えた後、26.5を割り込んだ時、
- それまでのトレンドが上昇トレンドだった場合リバーサルし、売りシグナルとなり、
- それまでのトレンドが下降トレンドだった場合リバーサルし、買いシグナルとなります。
マス・インデックスの売買のポイント
- リバーサル・バルジが観測された時に、
移動平均線のトレンドが下落している時には買いシグナルを示します。 - リバーサル・バルジが観測された時に、
移動平均線のトレンドが上昇している時には売りシグナルを示します。
リバーサル・バルジとは?
期間設定25のマス・インデックスの数値が27以上に上昇し、
26,5以下に下がるフォームのことをリバーサル・バルジといいます。
これはトレンドの転換、価格の著しい変動の前ぶれを予知し、
マス・インデックスではとても大切な形を意味するのです。
このリバーサル・バルジは、
移動平均線(EMA)といっしょに見ることで
売買シグナルを見分け易くなります。
チャートから読み取ってみよう
上記のチャートは、インテルの株価チャートに
マスインデックスをミックスさせたものですが、ブルーの四角で囲んだ部分が、
インテルの株価の上昇とともにマスインデックスの値が上昇していることがわかります。
また、レッドの四角で囲んだ部分は、
インテルの株価の下降とともにマスインデックスの値が下降しているのが理解できます。
上記のチャートは、EUR/USDのチャートに
マスインデックスをプラスしたものですが参照してみてください。
レッドの四角で囲んだ部分では、価格は右肩上がりに推移して上昇トレンドにありますが、
マスインデックスでは右肩下がりに推移した後に右肩上がりに推移して、
価格とは異なった推移が見られます。
このようなケースでは、マスインデックスの値が転換した地点が
上昇トレンドにおける押し目買いのエントリーポイントになります。
グリーンの丸で囲んだ部分です。
マス・インデックスの注意点
注意点としては、市場関係者によるとマス・インデックスは、
トレンドを明確に示す機能は無いのでダマシが比較的多く見られて
ポイントが明確ではないのが弱点としてあることです。
推奨する時間足は最低30分足以上のチャートで利用するのが無難でしょう!
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