トレードをしていると、損切をした直後に値が戻ったり、
僅かな利益で決済した後、値が大きく伸びて利益を逃したりと、
悔しい思いをした事が、ままあると思います。
『相場に騙された』
そんな風に感じていませんか?
人は同様の心理状態で同じような行動を取る。
FXは外国為替とその名の通り、日本人だけでなく世界中の多くの人が取引しています。
それ故、必然的に人の心理が反映します。
市場は、自分の予想どおりに動いている時さえ、
一旦停止したり、反対方向に動いたりする事があります。
なぜかと言うと、皆が同じような時期に
利食い(ポジションを決済して利益を確定する事)したりするからです。
この利食いが市場全体で行われると、
相場を反対方向に押しやる動きが生まれ、大きく相場が動くきっかけとなります。
また市場が、自分の予想とは違い、反対方向に動いている時には、
多くの人がやはり同じような時期に損切に踏み切ったりします。
しかし市場の動きに大きな資金の流れがある時、それは一時的な事で、元の流れに戻ります。
一時的に流れが変わり、停止したり反対方向に動き出す。
それは人の心理が反映して相場を動かしているので、
その時同様に損切、利食いをしてしまうと市場に騙される事となり、
大きな流れから外れて利益を損ねる結果となります。
ストップロスハンターの存在に注意を払う。
また、騙されている。
と思う事が皆の不安な心理から生まれる
「損をしたくない」と怖じけて早期の利食いや損きりをしてしまう事とは別に、
ロスカットハンターと呼ばれる、ロスカットに追い込むよう仕掛ける存在があるのです。
投機筋などが損切のラインを狙い、
大量の資金を投じで空売りし、値を更に下げて皆をロスカットに追い込む。
と言った手段を取る人達の事を、ストップロスハンターと言い、実際に存在しています。
皆がロスカットで損益を出した後、利食いをして値を上げてくるので、皆は騙された。
と感じる事でしょう。
まとめ
ストップロスにも限界はあるので、騙されない為には損切の幅を広く取り、
他が一斉にロスカットしても自分はまだ大丈夫。と
余裕あるラインに、損切の値を置くようにする事が肝心です。
ただ、市場の動きは投機筋だけでは無く、買う人、売る人達のせめぎ合いで相場は動き、
また人は同じような感覚でトレードしやすいので、
結果自分の思うところよりも早い時期に損切に追い込まれる事がままあります。
同じような恐怖心での取引が市場に大きく影響するので、
その事を念頭に入れてトレードを行い、
巻き込まれたり騙されないようなトレードを行う事が大切です。
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