ROCとは何か?
ROCとは、モメンタムの弱点を改良した
オシレーター系指標で英語でのRate Of Changeの略です。
モメンタムは単純に値動きの幅を取ったものなので
為替相場の高低によって値動きが大きく変わってしまいますが、
ROCはこの点を改良したもので、為替相場の高低に関係なく使うことができるのです。
ROCは、売られすぎ、買われすぎがないため、
基本的にはトレンドが発生したポイントでエントリーを行い、
その流れに乗ったまま順張りを続けて、そのトレンドが反転したと思われるところで、
ポジションをクロ-ズ(決済)するといった方法です。
ROCの計算方法
当日終値÷X日前の終値×100-100
計算方法は簡単で、過去の価格から見た現在の価格の値上がり(値下がり)率がROCになります。
具体的なROCの計算式は上記のとおりです
移動平均線とROC
参考:HYPER SBI
ROCの見方
前頁のチャート同様に0(100)ラインがあり、
ROCの強弱の分岐点が真ん中にある0(100)ラインとみると良いと思います。
(計算方法によっては、100(%)が分岐点になることもあります。)
簡単に言って0ラインが分岐点なので
そのラインを上に行った場合は上昇と予測し、逆は下落と予測するのです。
分岐点を100で表したチャート
ROCを使ったトレードのポイント(中心線=0 or 100)
- 中心線を下から上に抜けた時に買い
- 中心線を上から下に抜けた時に売り
- 中心線から乖離した地点で反転したら買い・売り
- 逆行現象が起きた時にトレンド転換
トレンドが終わりを告げるときには、
ROCがゼロまたは100に接近してくるときがあり、
この位置にあると新しいトレンドが読みにくいなど
エントリーポイントも分かりにくいため、難しいケースが多くあります。
個人的には、ROCでトレンドを確認しながら、
移動平均やボリンジャーなどとのテクニカルとの併用を推奨します。
ROCは相場の動向から逆行するときもあり、
相場転換のシグナル時などは確認するときに便利で
特に天井や底値からの推移があった場合には、結構参考になります。
ポンド円の移動平均線とROC
参考:HYPER SBI
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