今回の記事は、特にFXをこれから始める方々には必見です。
FX市場は24時間稼働しているので、「買い」でも「売り」でも好きな方を新しいポジションをその時の通貨ペアのプライス(値段)でいつでも取引する事が出来ます。
始めて取引をされる方々は、取引する通貨ペアを選んだり、スワップ金利を確認したりとまずは「デモ取引(仮想取引)」で練習してから始めた方がいいでしょう。
それでは、FXにおいてどのような取引手法があるのかをご紹介いたしましょう。
成行
現在の値段において買ったり、売ったりする方法です。
取引通貨ペア―ドル円でご説明しましょう。
現在のドル円相場が111.05-111.06と表示されているとしましょう。
- 111.05が買いレート、111.06が売りレートとなります。
- ドル円を買でポジションを作る場合は、111.06で買うことができます。
- ドル円を売りでポジションを作りたい場合は、111.05で売ることができます。
- そこでアマント(取引する量)を選択して売りか買いを選びます。
最初は証拠金も考慮して、小さめのアマントで取引した方が良いでしょう。
ポジションを作った時は後で説明しますが、必ずストップオーダー(逆指値)を入れておくことが鉄則となります。
ポジションを成行で売買する時は、ただやみくもにフィーリングで売買するのではなく、チャートを参考に買いのタイミングや売りのタイミングを慎重に見極めて取引すことが大切です。
取引前に最初に取引する通貨の国、経済状況や政治的問題などの「ファンダメンタル分析」とチャートを読んで相場を考える「テクニカル分析」をある程度勉強しておきましょう。
指値
今のレベルではなく、買いたいレートや売りたいレートを指定して注文を入れておく方法です。
例えば、今のドル円レートが111.05-06としましょう。
- もう少し低い110.75に下がったところでドルを買いたいときに指値・110.75で買いオーダーを入れておく。
- もう少しドル円が111.35に上がったところでドルを売りたいときに指値・111.35で売りオーダーを入れておく。
成行や指値で持ったポジションの利益確定の為の決済注文を入れるときにも、この指値で売りや買いを入れて方法を使います。
逆指値
逆指値というのは、FX取引をする上で非常に大切な「オーダー注文」を入れる方法です。
例えばドル円・111.06でドル円を10万ドルを買ってポジションを保有したとします。
(円貨で¥11,106,000)
しかし、買ったドル円は残念ながら、110.86まで20ポイント下がってしまいました。
(円貨で¥11,086,000円)
その結果、差し引き¥20000の損失が出ています。
・そこでこれ以上の損失を最大で¥50,000と決めて110.56で逆指値の売り注文(損失確定の決済注文)を入れてそれ以上下がっても損失の確定を約¥50,000
と決めておくのです。(買いでも売りでも今のレートより悪い条件での注文)
- 初心者の多くは折角ドルを買っても、値が下がると狼狽えてしまい、損切りのタイミングを決めることが出来ず、
もっと大きい損失を出してしまうことがよくあります。
(→損の拡大を決定する事によって大損を防ぐ) - 成行や指値でポジションを持った時には、
リスク管理の上で最重要なのは、この逆指値を入れておくことなのです。
相場はいつ何時に急降下、急高騰するか誰もわかりません。 - 逆指値のポイントは各自それぞれですが、勉強を重ねて自己管理ができるようにしておきましょう。
IFD(イフダン)-新しくポジションを持つ時
IFDとは、新たに指値注文を出す際、その注文がエントリー(約定)した時に利益確定注文の指値を出せる注文のことを言います。
例えば、現状に111.05-06のときに110.75の買い指値を入れて約定した時、同時に111.65の指値の利益確定売り注文を出せる方法です。
OCO-ポジションを持った後の注文
オー・シ―・オ―(ONE CANCEL ONE OTHER)の略で、ポジションを持った後に
リスク管理の為にストップオーダーと利益確定オーダーを同時に注文できる方法を言います。
例えば、成行・111.06でドル円買って保有した時に、111.56で利益確定の売り、110.56で損失確定の売りを入れ置く方法でどちらかのオーダーが約定した時にもう片方のオーダーは自動的にキャンセルになり、保有ポジションはスクエアになるというものである。
IFO(IFD+OCO)
IFOとOCOを組み合わせた方法ですが、新規注文と同時に注文が約定した時に利益確定と損失確定の注文を同時に入れられる注文です。
最初から、利益確定ポイントと損失ポイントを考えての方法なので相場をこまめに確認しなくてもリスク管理は行われており、情報画面に張り付いている必要がありません。
トレール注文(ポジション保有時の決済手法)
参考:http://www.lfx.jp/trail.html
上記のように1$=100円で買ったドル円のポジションに99円のストップオーダーを入れておいてロスカット幅の1円をトレール幅として設定します。
そこで順調にドル円が上昇して102円になった時にはトレール幅1円の設定した損切り注文も101円に上がります。
この時点で、1ドル100円=で買ったドル円は101円で売っても100ポイントの利益を出せるのです。
いわゆる、利益確定の決済注文の方法です。
リバース注文
参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=USDJPY&time=5m
上記のように110.95で保有したドル円のポジションを保有したが、111.20あたりがチャート的にも重く、売りが厚そうだと判断して111.15で利益決定の利益確定の売りと同じレートで売り、注文を約定して今度は売り注文を保有する方法を言います。
(ポジションは110.95買い持ちから、20ポイントの利益確定をして新たに111.15の売りポジションをキープ)
上記のような成行、指値、OCO、IFO、IFDはどこの会社でも標準装備しているとは思いますが、リバースやトレールは装備されていない会社も多いので確認が必要です。
大切なことは、ポジションを持った時点で即刻にストップだけは入れることを徹底いたしましょう。
利益確定取引はいつでもできます。
投資は失敗ばかりなのでFXで稼ぎたいです。
今後、ガッツリやっていきますので
最後までお付き合いください。
こんにちは!及川さんが動画内で使用されている注文画面はどうやって設定されていますか?同時決済など、とても便利だと思ったのでご教授いただければありがたいです。
りょたお様
コメントありがとうございます。
>動画内で使用されている注文画面はどうやって設定されていますか?
↑注文はMT4に最初からついてる左上に表示出来るやつから。
同時決済などについては
おそらく「プロコン」のことだと思いますが
そちらはFXismのオリジナルツールでして
現在は有料での販売になっています。
※僕は管轄外ですので
詳細は運営事務局までお願いいたします。