第5回 ニュージーランドドルの特徴

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ニュージランド

ニュージランドは面積27万平方キロメートルの
日本の3/4ほどの国土の人口430万人の比較的小さな国です。

大きな地図で見る

地図の通り、オーストラリアに非常に近く、オーストラリアからの影響を強く受ける国です。

ニュージランドドルの事をNZドルや、
ニュージランドの国鳥のキウイからとってキウイドルなどと呼んだりもします。

2010年〜2011年にニュージランドのカンタベリー地方で起きた
「カンタベリー地震」も記憶に新しいかもしれません。

政策金利は3.50%(2016年現在は2.00%に低下)で、高金利通貨国と言えるでしょう。

 

オーストラリアとの深い繋がり

オーストラリアと比較すると資源自体は乏しく資源国としては小規模ですが、
430万人の人口より羊の数が20倍とも言われるほど酪農が盛んな国です。

その他には観光地としても有名で、オーストラリアから多くの観光客が訪れます。

また、オーストラリアとは貿易も盛んな為、
オーストラリアの経済政策などの影響を受けやすいのが特徴です。

実際、キウイと豪ドルの動きは連動していて、とてもよく似ています。
オーストラリア同様、原油価格に影響を受けやすい点も、似通っています。

 

二度の地震による影響

2010年9月4日、現地時間4時35分にカンタベリー地方で発生。マグニチュード7.0。
2011年2月22日、現地時間12時51分にカンタベリー地方で発生。マグニチュード6.3。

この地震の影響の為、ニュージーランド経済は打撃を受け、以前は豪ドルを上回る高金利でしたが、
原油価格の高騰や米狂牛病によるオージービーフの需要が増えたオーストラリアは経済発展し、完全に逆転。

現在では両国の金利差を狙い投資する人も増えてきました。

但しニュージーランドの経済復興はめざましく、再び高金利に転ずる期待も高まってきています。

ニュージーランドドルの売買戦略

流動性が小さい為、大きな買いや売りが入ると、途端相場に影響が出ます。
その為、値動きしやすく、リスクの大きい相場と言えます。
また高金利の為、売りから入る事は得策ではありません。

 

キウイの売買戦略とは?

やはり高金利通貨の特徴を活かし、FX取引の中でもスワップ狙いが妥当と言えます。
また、2013年現在、1NZDが70円台ですので、
低予算から始められ、損失額も少なくて済みます。

円キャリートレードの流れに上手く乗ることで利益率を高めることができます。

円キャリートレード
市場リスクが高まると安定性、安全面で信用のある円が買われ、
市場が安定すると投資目的で高金利通貨等が買われる動きのことを円キャリートレードといいます。

相場に影響を与える要人発言、
失業率や消費者物価上昇率などに注目しておくと、
相場の流れが予測しやすくなります。

目安として、キウイドルとドル円とキウイ円が
同時に上昇する動きが見られる時が円キャリートレードの始まりです。

 

まとめ

オーストラリアドルに引き続き、高金利通貨国のニュージーランドについて取り上げました。
高金利通貨はスワップもあるので買いエントリーの場合は明らかに有利ですし、
比較的安定した収支が期待出来ます。

しかし、下落の際は大幅に下落することもありますので、リスク管理は適切に行うようにしましょう。

 

無視出来ない中国経済の動向

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中国の外貨準備額

中国の外貨準備額は世界一で、
2011年6月には3.2兆ドルと、日本の三倍近くにあたります。

この準備金の殆どは、ドル資産で運用されてきました。

しかしドル安が続いた為運用の多角化をめざして金等の購入を大幅に増やし、
金相場が急上昇して注目されたのは、皆さんニュース等でご存じかと思います。

安全通貨として認識の高い円を、中国が購入する比率は、
2010年末の時点で前年と比べて五割近く増えていて、三割の金を大きく上回っています。
これが、円高要因の一つとして考えられています。

中国国内のインフレ

2013年現在では以前ほどの伸び率が見えなくなったというニュースや、実体経済が不透明なほころびも見え隠れし、
景気の後退が一部見られるようになりました。

欧米からの人民元切り上げ圧力も加わり、
これまで以上に人民元の上昇速度は早くなり、介入額も減少傾向にあります。

この圧力に対し、中国側も米債券の売却をほのめかせたりしてはいますが、
外貨準備金の七割をドルで持っている中国が売却したのなら大きな損失を産み、
十分な牽制に、なっているとは言えません。

しかし過去の日本が、1ドル360円から現在80円近くに上昇したのと同様に、近いうちに人民元も上昇するだろうと予測されています。

人民元の為替取-NDF

最近では人民元との取引できるFX会社が増えています。
しかしその取引はNDF(ノンデリバラブル・フォワード)が殆どです。
NDFとは、現物の受け渡しの伴わない通貨取引で、いわば仮想の取引です。
その為、普通の取引で当たり前に付く、スワップポイントがつきません。
買いポイントでも売りポイントでもマイナスになる事が多いので、スワップ狙いの人は注意すべき点でしょう。

また、人民元の為替レートは、中国政府が為替レートを管理する「管理変動相場制」が採用されている為、変動幅はそれほど大きく無く、中国人民銀行が人民元の対ドルの1日の変動幅として認めているのは、1%です。

もう一つの取引、オフショア人民元

オフショア人民元とは、仮想取引ではなく実際にお金が動く取引を指します。

中国政府に認可されている海外投資家向けの公式な市場で、主に香港で取引されています。

そしてオフショアの最大の特徴は、スワップ金利が受け取れると言う事です。

しかしNDF同様、中国政府の規制対象になっているので
為替レートが自由に変動するわけでは無く、本土よりも人民元が割高になっています。

オフショア人民元を利用したFX取引は、これまでは対米ドルでの取引に限られていましたが、
2012年7月から、セントラル短資FXが対円での取引をスタート。

NDFと比較すれば手数料の負担が少ないのがメリットです。

人民元の取引の魅力

取引ができるようになったとはいえ、売買にコストがかかる事。
規制を受けているので、レートの変動が乏しい事。

等、利益を産むにはまだまだ、魅力ある通貨とは言えません。
しかし将来、人民元はいずれドルのような基軸通貨になる、との見方もあります。

また、急激に元が上昇する際は大きなチャンスが訪れるので、注目すべき通貨と言えるでしょう。

第4回 豪ドル円の特徴と戦略

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オーストラリア

オーストラリアはキャンベラに首都を置き、
面積770万平方キロメートル(日本の20倍)ほどの広大な国土を持つ大きな国です。

反面、人口は2200万人程で、日本の首都東京の1.5倍程です。

広大な土地を生かした、農畜産業が盛んで、
レアメタル等の地下資源も豊富な有数な資源国でもあります。

先進国では珍しく、高金利通貨国でもあるのが特徴です。

 

高金利通貨としての豪ドル

一般的な高金利通貨の特徴として、
長期間のなだらかな上昇の後上昇角度が大きくなりピークを迎え、
その後一気に下落すると言うパターンが多く見られます。

高金利通貨は金利目当てで長期保有の前提で買われることが多いので流動性が少なく、
特に市場が安定しているときは、一方的に買われる傾向があります。
しかし長期の上昇後、その国の大きな不安材料等が出ると、一気に売られるという動きになります。
この動きはパニック売りとも呼ばれ大きな下落が発生します。

ある程度下落すると、再び投資家の購買意欲が高まり緩やかな上昇が始まります。

高金利通貨ですので、スワップ等も考慮するとやはり買いの方が有利です。

ですので、緩やかな上昇トレンドの時は波に乗り、
下落が始まったら速やかに決済するのが望ましいでしょう。

下落が落ち着いた時に、樣子をみて再度買い直すのが効率的と言えます。

更に効率的に取引するには、常にアンテナを張っておく必要があります。
政策金利の発表等の金融政策に関する指標は特に注視するようにしましょう。

 

資源国通貨としての豪ドル

オーストラリアは、石油や石炭などのエネルギー、
金や銀などの貴金属、鉄鉱石やニッケルなどの鉱物等、豊富な資源を持つ国です。

天然資源は国際的に価格が決まり、世界で値が同一であるという特徴があり、
原油を始めとした天然資源の価格変動の動きは、資源国通貨の値動きと酷似しています。

ここ数年新興国の発展と共に、中国への資源の輸出が増えている事から、
中国経済の動きには大きな影響を受けます。

そのため、中国の政策指標にも注意を払う必要があります。

例えば中国がより多くの資源を輸入するような場合は、
天然資源の価値が上がり、豪ドルの価値が釣られて上昇すると予想出来ますし、
逆に輸入を制限するような動きが出ると、豪ドルの価値が下がると予想出来ます。

 

豪ドル、円の売買戦略

豪ドル/円とNZドル/円等の高金利通貨は、
先述した通り、緩やかな上昇と急落を繰り返すような動きをします。

ですからデイトレードのような短期売買には向かない通貨と言えます。

上昇中は中長期での保有前提で買い、下落が発生したタイミングで売る、
その後下落が収まるタイミングで再度買いという手法が効率的でしょう。

豪ドル円は、ドル円の影響を強く受けるという特徴が見られ
豪ドル円が本格的に上昇を見せるのはドル円が下落の底から上昇に転ずる時です。

しかし2013年現在では、アメリカの景気回復の遅れ、欧州問題等投資家が二の足踏む状況の中
豪ドルの人気は上がっているにも関わらず、積極的な上値買いの動きは、目立つ程には見られません。

 

豪ドルの注意点

基軸通貨の米ドルの影響力が大きいというのは豪ドルも同様です。

米国の金融政策等で価格が上下するということは十分考えられます。

米国の金融政策には注意が必要です。

 

まとめ

さて、代表的な高金利通貨国のオーストラリアについてレポートさせて頂きました。
高金利通貨は、金利(スワップ)目当ての長期的視野で売買している人が多いですので、同じ流れに乗るのがコツです。

緩やかな上昇が続く間は波に乗り、下落が発生したら無理せず売るようにしましょう。
政策金利の発表は非常に影響力がありますし、発表内容もわかりやすいですので、必ず確認するようにして下さい。

次回はもうひとつの代表的な高金利通貨国のニュージーランドについてレポートする予定です。

これからも応援よろしくお願いします。

第3回 ポンドドル・ポンド円の特徴

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イギリス

イギリスは国土24万平方キロメートルと日本の約2/3の国土で
人口も6000万人程と(意外と?)日本より小さな国です。

首都はロンドンで、FX市場としては大きなマーケットの1つです。

EU加盟国であるため、EUの影響力が大きいのも特徴です。

 

ポンドの歴史

かつてのポンドは世界の基軸通貨でしたが、
第二次世界大戦以後国力の衰退によりドルにその座を明け渡しました。

現在、イギリスは欧州連合に参加しているものの
ユーロには参加せず、自国のポンドを保っています。
また中東のオイルマネー等も集まり、
市場の流通は世界4位と、取引の多い市場となっています。

ポンドはかつて豪ドルに並ぶ程の高金利通貨でしたが
現在は見る影も無く、0.5%と低金利の通貨となってしまいました。

しかしイギリスは経済状況に応じて、
短期間に金融政策の方針を変更する、ストップアンドゴー政策を採用しており、今
後の政策次第では高金利になる事は十分考えられます。

一概には言えませんが、インフレリスクが高まる時、ポンドが高金利になる可能性があるという事です。

 

ポンドの変動要因

ポンドが上昇する要因と考えられるのは、
政策金利の引き上げや、北海油田価格の上昇等です。

また、下落の要因と考えられるのは、国内総生産量指標の悪化やテロ。

そして中東のオイルマネーが集まる市場故に、中東情勢の悪化などが上げられます。

更にアイルランドに非常に多額な投資を行っている為、
アイルランド問題が悪化すると、ポンド売りに繋がります。

中央銀行、BOE政策決定会合等の議事録や北海油田の値動き、
また中東、アイルランド情勢などに注目すべきでしょう。

ポンドドルの売買戦略とは?

ポンドドルはスプレッド幅も狭く、価格の上下が激しい為、
スキャルピングやデイトレードなど、短期の売買を行う場合は比較的扱いやすい通貨ペアです。

但し、上下幅が非常に大きいので大きな含み損になり得るので注意が必要です。
トレンドには逆らって逆張りしたらそのまま莫大な含み損になるということも十分考えられます。
大きなトレンドには逆らわないように、注意するようにしましょう。

市場の動く時間帯としては、東京市場の終わった午後4時前後と、
NY市場の始まる午後9時前後が狙い目でしょう。

ポンド円の売買戦略は?

ポンドドルが、経済指標など好材料によって上昇した際、
ポンド円はそれに釣られて大きく上昇する傾向が見られます。

例えば、ポンドの金利引き上げなどの上昇要因が出た時、
ポンド円はポンドドルより余程速いスピードで、大きく上昇します。

そのようなチャンスを掴まえられれば、短時間で大きく利益が出せる相場となるでしょう。

 

まとめ

ポンドのあれこれ如何でしたでしょうか。

ポンドは、値動きが大きい為初心者にとっては難しい相場ですが、
日頃値の動き方を研究し、上昇要因や下落要因が出た時には、
素早くトレンドに従ってポジションを持つ事で、短時間で大きな利益産み出す魅力的な通貨と言えます。

但し、変動幅が大きいので、適切なレバレッジでリスク管理を怠らないようにして下さい。

次回はオーストラリアについてレポートします。

第2回 ユーロドル・ユーロ円の特徴

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EU(欧州連合)

EUは27の加盟国からなる国家の総合体です。

拠点をブリュッセルに置き、EU全体では面積400万平方km以上(日本の11倍)、
人口は5億人と連合でみると非常に大きな国です。

EU加盟国の共通通貨としてユーロが生まれましたが、
EU加盟国全てがユーロを採用しているわけではなく、
イギリスやデンマークなど10カ国は独自の自国通貨を採用しています。

ユーロの政策金利は0.05%と現在では1%未満の低金利通貨です。

国家の総合体ということから、1加盟国のトラブルがユーロ全体の価格に影響を及ぼすなど
国家の連合の特性が顕著に現れるのが特徴です。

 

ユーロの歴史

ユーロは先述したとおり、1999年に誕生したヨーロッパの統一通貨です。
(現在はEU加盟国のうち17カ国がユーロを採用しています。)

ユーロが誕生したときは1ユーロ=1.17ドルとドルよりも高値でしたが、
どんどん下落し2000年には1ユーロ=0.83ドルを下回り、
その後2008年には1ユーロ=1.6ドルの高値を境に今では1ユーロ=1.2〜1.4ドルの値幅で推移しています。

統一通貨ということから流通量も多く、ドルに次ぐ、世界第二の基準軸通貨とも呼ばれています。

しかし近年、ギリシャ、スペインなどの金融不安からその信用は失墜し、存在意義すら問われています。

 

ユーロとドルの関係

2008年のリーマンショックではユーロ売り、ドル買いの動きが強まり、
2009年3月のQE1(米国量的緩和政策)ではドル売り、ユーロ買いに転換、
同年10月にはEU加盟国のギリシャの財政危機の影響で再びユーロ売りドル買い、
その後も米国の何かあるたびにユーロとドルは売りと買いを交互に繰り返されてきました。

理由として挙げられるのは、アメリカに金融危機が訪れた際、
ほぼ一貫してドル安で経済の復興を目指し、
ユーロの場合も同様で、ユーロ参加国に経済危機が訪れるとやはり、
ユーロ安で持ち直そうとする傾向があるということがあげられるでしょう。

ユーロが上がるとドルが下がり、ドルが上がるとユーロが下がるという事です。

もちろん一概に決め付けるのは危険ですが、
ユーロを扱う場合の判断材料の1つとして気に留めておくことと便利です。

 

ポンドや円との連動性

ユーロの欧州取引市場でポンドとの取引は多く、
近年はユーロ円の取引が増えたとはいえ、やはりポンドの影響も大きいと言えます。

リーマンショックの2008年8月頃のユーロドルとユーロ円の動き方は酷似していて、
同じ様に2009年10月のギリシャ問題の辺りでは、
ユーロドルとユーロポンドがやはり、酷似した動きを見せる等、この連動性は無視出来ません。

そして現在起こっている欧州問題が今後長引くとしたら、ポンドとの連動性は継続されると考えられます。

 

ユーロドルの変動要因は?

最も影響を及ぼすのは、米国の金利差でしょう。
けれど金融政策の変わり目にはトレンドも発生するので、利益を狙える大きなチャンスになります。

現在影響を及ぼしているのは、ギリシャの財務悪化。

周囲の同様財政不安を抱える国を巻き込み、
欧州全体に危機をもたらし、長期化する様相を呈しています。

更にFRB議長(アメリカの中央銀行に相当。

多くの人が、この議長を大統領に次ぐ権力者と考えている)や
ECB総裁(欧州中央銀行のトップ)やユーログループ(ユーロ加盟国の会合)の議長の、
要人発言もまた、影響を及ぼしています。

 

ユーロドルの売買戦略とは?

最も多くの決済通貨として使われている為、
ユーロドルは長期トレンドが出来やすい傾向にあり、
中期のテクニカル分析がしやすいペアと言えます。

分析傾向に沿って動く事が多いので、デイトレ、ポジショントレード等に向いています。

 

では、ユーロ円は?

世界的リスクが高まった時、ユーロ円は売りに繋がります。
リスクオン時に円が買われる動きが影響しています。

ですが現在起こっている欧州問題で大きな上昇は見込めず、
その期間も短いだろうと考えられています。

ですからユーロ円は投資の対象と考えるより、売買通貨として取引すべきでしょう。

価格変動の激しい現在、ユーロ円は短期トレンドと捉えて
デイトレ、スイングトレードの通貨対象として適しています。

 

まとめ

さて、前回のドル円に引き続き、
流動性の多いユーロに注目してレポート致しましたが如何でしたでしょうか。

ユーロ・ドル・円は三大通貨ですので、
少なくともこの3つの通貨については特徴を抑えておくと
今の相場がなぜこのような動きになっているのかの理由がわかりますし、
チャートをみているだけでも面白い発見があると思います。

第1回 ドル円の特徴

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今回から7回に渡って主な通貨ペアの特徴を紹介していきます。

記念すべき第1回は、世界の基軸通貨のアメリカ合衆国の通貨『ドル』と
日本人の自国通貨の『円』の通貨ペアのドル円です!

それでは早速見て行きましょう。

 

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国は人口3億人以上、面積は日本の25倍の960万平方kmと2非常に大きな国です。
政策金利は0.5%と低金利です。

2011年8月S&Pは、アメリカの長期格付けを史上初の、トリプルAからAA+に引き下げ、
超大国アメリカの地位に陰りが見えたものの、その発言力、政治力は圧倒的に日本を上回ります。

また、2012年6月に開催されたメキシコG20で、オ
バマ大統領の「通貨を過小評価させるための市場介入をすべきではないとG20が合意した」という発言で、
日本政府(日銀)は円高を是正するための為替介入が出来なくなり、歴史的な円高局面に突入しました。

このように、日本への影響力は非常に強く、
世界的にももっとも注目を集めているのがアメリカ合衆国です。

 

ドル円の歴史

戦後のドル円は1ドル360円からスタートしています。
しかしこの後一貫して、アメリカの経済や政治的圧力によりドル安傾向が続いています。
1985年のプラザ合意ではドル安を誘発する為市場初めての協調介入が行われ、
その後も引き続きドル安をアメリカが容認した為、1995年には1ドルが79円まで下落しています。

かつての円高の要因として、アメリカの方が日本より金利が高い、金利差があげられます。
金利差は一時的なドル上昇を引き起こすものの、結局通貨の価値が下落。
同時にドル円も下落を続けました。

またプラザ合意以降、日本の輸出が黒字続きなのも円高要因の一つです。

しかしリーマンショック以降、日米両国がゼロに近い金利に陥り、金利差が無くなった事。
近年日本の貿易先がアメリカより中国、新興国へ移りつつある事。
更に東日本大震災で一時的に貿易赤字に陥った事により、ドル円下落要は減少していると言えます。

ただしアメリカの政治力はまだ圧倒的に強い為、
アメリカがドル安容認の動きを見せれば、再びドル円は下落するでしょう。

 

ドル円に影響を与える要因

他通貨とのクロス円の取引の動きが、ドル円にも非常に大きな影響を及ぼします。

例えば、ギリシャ問題等のヨーロッパの危機でリスクが高まると
ユーロ円の売りが始まり、結果ドル円の売りも加速します。

日本円は世界市場では安全通貨として捉えられていて、
市場にリスクがあると考えると投資家達がドルやユーロを売り、円を買うという傾向があります。

逆に世界市場が安定してくると、円を売り、
豪ドルやニュージーランドドル等の高金利通貨を買うという
俗にいう円キャリートレードが行われ、
円の価値が下がり相対的にドルの価値があがるので、ドル円は上昇する傾向が見られます。

 

もう一つの要因は、アメリカの金融政策です。

アメリカの経済政策は、一度決定すると継続する傾向にあります。

現在アメリカは緩和政策をとっていますが、
これがいつまで続き、いつ引き締めに転ずるかが、ドル円上昇の時期を見極める鍵となるでしょう。

 

ドル円はこう攻めよう!

アメリカの緩和政策がとられている間は、ドル円の上昇はあまり期待できません。

ただ、世界的な景気減速の不安が高まる時、一時的ではあるものの、ドル円の上昇が期待できます。

それはまだドルが、世界で最も信頼出来る通貨として認識されている為です。

 

2007年から行われているアメリカの金融緩和により、アメリカはドル安を容認しています。

しかしこれが解除されない限りは、
ドル円の上昇は一時的なもので結局は下落に転ずるという事を、頭に入れておきましょう。

また起こり得るドル円が上昇する状況は、
ドルだけで無く債券や株も同時に下がった時アメリカが下落を止める為、ドル高誘発に動く時です。

日銀が大規模な緩和策を打ち出した時も、上昇する要因の一つと言えるでしょう。

そして市場不安が消え、世界的な景気回復、
そしてアメリカの景気回復が起こる時も同様、ドル円は上昇すると言えます。

これらの時期を、常にニュース等でアンテナを張り、
相場を見ながら予測する事で、トレードを有利に導くことが出来るようになります。

逆に言えば、そういった大きなニュースが無い限りは
ドル円は売りの方が有利という見方が強いのが現状です。

 

まとめ

さて、第1回という事でもっともメジャーなドル円についてレポートしてみました。

ただ、この情報は普遍的なものではなく、
今後の世界情勢の変化によってトレンドが転換する可能性は大いにあります。

ですので、ぜひ世界の動きにアンテナを立てて、
常に情報をアップデートしながらご自身のトレードを行っていくようにしましょう。

次はユーロに関してレポートさせて頂きます。

 

取引資金額に応じた運用方法を考えよう

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FXトレードを行う際、あなたはどのように、取引資金を管理しているのでしょうか?
一日にどれ程の資金を運用するかで、ロスカット時の想定額も変わってきます。

今回は無理なく取引出来る、資金運用の方法をお話しします。

 

借金はしない方が、勝つ機会に巡り会える

良くある事は、資金をすってしまった後、
大きなチャンスが訪れ絶好の利益獲得の機会を逃してしまうことです。

「あの時負けなかったら、今頃は…」

なんて考えても遅いのです。

だからと言って借金までして挑んでも、必ず良い結果が訪れるとは限りません。

なぜなら借金を背負うと、普段感じない精神プレッシャーに押し潰され
逆に勝てる筈なのに負けてしまうことがあるからです。

相場は心理的余裕のある人に有利に働きます。
決して余裕の無い状態で挑むリスクを、犯さないようにする事が大切です。

 

資金の日割り分配

運用資金を日毎に分割して日々のリスクを一定に抑えるのは
リスク管理として非常に有効です。

例えばあなたが、万一失ってしまっても構わない。と思う資金が40万あるとします。

これを一ヶ月の運用資金と考えた際、一週間で10万。
土日を抜いた五日で割って、一日の資金は2万。

つまり、その日2万の損失が起きた時に、ロスカットすべきだと計算できますよね?

これでロスカットの目安が立てられます。

 

例えばドル円が一円幅で取ったポジションと逆方向に動いた時
2万ドルの損失が解った時点でロスカットします。

こんな風に日割りで考えていくと、大きな損失を免れます。

また、1ポジションを2万ドルに取るのでは無く、
倍の4万ドルで取りたい場合には損切りの幅を一円にするのでは無く、半分の50銭にします。

逆に1万ドルに額を縮少してポジションを取りたい場合は、資金額一ヶ月幅でなく二ヶ月と考えます。
つまり二ヶ月で40万の資金運用であれば、一日一万円として考えられるからです。

勿論額を縮少した場合、損切りの額を一円で無く
もっと大きい数字にする事も考えられますが、お勧めはしません。

リスクが高まる危険があるからです。

 

しかし通貨ペアや相場によっては、値動きは様々です。

あっという間に一万の損失額が出るかと思えば、なかなか到達しない事もあるでしょう。
ですからこれは基本的なリスク回避方法と頭に入れて置くと良いでしょう。

 

チャンスは活かす

こうしてコツコツと取引し、資金を一気に失う危険が無ければ、
やがて訪れるチャンスも活かすことが出来ます。

もしチャンスが訪れた時には、いつもの取引額を引き上げて投入します。

ただし、どんなチャンスだろうが、
それまでの資金を一気に失う危険のある投入額は、見合わせましょう。

どの程度の額を投入するかは人様々です。
ただ、今まで取引してきた中であなたが

「万一損失しても、これ位の額は取り戻せるだろう」
と予測出来る額が目安です。

注意が必要なのは、自分が到底取り戻せない額や、
これくらいなら。と安易に大きな金額を投入することです。

自分の裁量を超えた額を投入すると緊張が走り、
精神的プレッシャーによって勝てる相場で、負けてしまうリスクを背負います。

こんな事態は絶対避けるべきです。

 

損失ばかりが続き、利益が生まれないようなら取引自体を見直そう

さて貴方は一日に失っていい額を捻出しました。

だから、この額なら…と言って毎日負け続け、失い続けては取引する意味がありません。

そんな時は、取引自体を見直します。

この金額なら負けても大丈夫。と変な安心感に浸り、肝心の取引が冴えないようではいけません。

利食いを早くしすぎてないか。
ロスカットのタイミングが悪いのでは無いか。
ポジションの取り方に問題は無いか。
ちゃんと今のトレンドの流れが想定できているか。

暫く休んでもう一度トレンドを見直したり、取引の方法自体を見直したりして
自分本来の取引が出来るよう考えましょう。

 

まとめ

借金をするようなリスクは絶対避ける事。
また、一日の取引損失額の確定も勿論、取引を続ける事で大切な想定ですが
何より取引で利益を生み出す事が大切な事を忘れないようにしましょう。

経済ニュース等の情報活用法

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新聞記事やテレビのニュースの読み取り方

新聞記事、テレビのニュースは、既に過去の出来事を報道しています。
ですからニュースを見て、「円の為替相場は上昇傾向にある」と聞き、
買いに走るのは既に遅く、あやまちとも言えます。

上昇傾向は暫く続くのか。それとも現在が最高値であるのか、
別の情報で判断する必要があるのです。

もしこの時、最高値付近であるのならむしろ、
買いに走るより売りを仕込む準備が必要に成るからです。

 

エコノミストの意見は参考になるのか?

エコノミストのある方はご自身で
「エコノミストの言う事を、鵜呑みにするな!」とおっしゃってる事からも解りますが、
実際の相場とエコノミストの意見を比べた場合、
実はエコノミストの意見と相場は反対の動きをする事が多いのです。

また「当たらないのが有り前」と言われる位ですから、
これを信用してトレードを行うのは無謀と言えるでしょう。

ですからエコノミストの意見と、
実際に相場に関わる人の意見は、分けて考える必要があります。

エコノミストの意見と相場は反対になる事が多い事を念頭に入れ、
実際相場に関わってる人の意見と、比較し判断していく事が大切です。

新聞記事のとらえ方

新聞には各国の経済情報が記されており、
これに目を通すことは相場がどの方向に動くかの、重要なポイントになってきます。

ですから

出来るだけ毎日目を通し、あなたの取引する為替の国の経済が現在どんな状況なのかを、確認して置く事が大切です。

 

また、雇用情報や景気の動向に目を配り、現在の相場の動きと比較し、
今後どのような動きに転ずるのかを、予測する訓練を積む事で、
情報によってどのように相場が動くかが予測しやすくなるでしょう。

その予測に従って的確なトレードを行うことで、利益を積み上げていくことが可能となります。

 

フラッシュニュース

ラッシュニュースは、ディーラーも一般のトレーダーも同時に目を通すので、ほぼ時差は無いと言えます。

ここで問題になるのは、その情報への反応です。

一時的な事柄で、事態は直ぐ収まるのか。
もしくは長期的に続くのかで、トレードスタイルは変わってきます。

この場合は普段から、どの情報でどのように相場が動くか。
十分な観察が出来ていれば、どの意見を参考に出来るかの判断が出来ます。

 

トレーダー達のブログ情報等の活用

現在多くのトレーダー達がブログ等で情報を公開しています。
あなたが、読みやすく取り組みやすいブログを、
もう既に幾つか見つけていらっしゃるかもしれません。

しかしただ面白いと読むのでは無く、常に実際の相場の動きと比較してみましょう。

中にはレンジ相場の推測が得意な人、相場の下落予測が度々当たる人等、
それぞれに得意、不得意があるものです。

ですから普段から、予想と実際の相場を比べることで、
お宝情報に巡り会えることもあるかもしれません。

探してみて下さい。

 

まとめ

勿論、未来は誰にも推測出来ません。
それでもそれまでの情報観察で得られた的確な予測判断は可能です。

FXのトレードスタイルは人それぞれです。
その人自身に合った、無理無いトレードスタイルが勝利を呼びます。
ですから、そのトレードスタイルに合った情報収集は必須です。

一つの情報を鵜呑みにせず、また情報に振り回されず、
あなたのトレードスタイルに合った情報を活用する方法を、自身で見つけて下さい。

年に数回訪れる「大きく相場が動くチャンス」で利益を上げる方法

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リーマンショックで相場が大きく動いたことは記憶に新しいと思います。
この時、FXで損失を出した人が多く見られました。
けれどピンチとチャンスは紙一重です。
このピンチをチャンスに変えられた人多くの利益に恵まれたはずです。

 

年に数回訪れる、大きく相場の動く時がチャンス

リーマンショックの前までは、低金利の円を売り、高金利通貨を買うことが主流でした。
しかしこの時特に激しく下落したのが、豪ドル円等の高金利でした。

豪ドル円は8年近く上昇し続けました。
ですから下落の当初、多くの人が買いを入れたのです。

しかしここから、ある一定のレベルまで下落した時、
危機感を持って損切に踏み切ったかどうかで、その後の明暗は分かれました。

 

危機感を養うことで、多くの損失を免れる。

この時必要なのは、これまでのファンダメンタルズ(相場に影響を与える基本的な要因)と
テクニカルポイント(移動平均、RSI、RCI、ストキャスティクス等、
代表的なテクニカル指標を用いて現在の相場の状態を見る)の全体像を把握する事です。

例えば豪ドルは2001年から上昇し続け、107円近くを上下していました。

がこの時、サブプライムローン問題が持ち上がり、
原油価格も、最高値をつけた後急落する等、不穏な空気が漂っていました。

これが俗にいうサブプライムショックです。

 

世界情勢にアンテナを張り、今迄の流れから来る安易な予想を切り捨てる。

サブプライムショックで、豪ドルは104円から一気に82円まで下落しました。
しかしその後88円まで戻った時、皆はこれで下落は終わったと考えました。

しかし多くが買いを入れた時本格的な下落は始まり、88円から下げに下げて55円付近まで値を下げました。

この時、直近の最安値である82円近くの値で諦めて、損切り出来ていれば、大損は避けられたはずです。
このような危険な時に、逆張りは危険です。

そこまで下落するはずが無い。と買いに入った人は泣き、逆に売りで入った人は大勝ちしました。
テクニカル的に、

前回の安値を勢いよく割り込む時、下落は更に加速する。

この事を知っているかどうかで、明暗分かれる結果となったのです。

また、サブプライムローンの深刻化をふまえ、
数年に一度の大きな転換期が訪れるかもしれないと予想する事で、
「あれだけ上昇していたのだから、そこまでは下落しないだろう」と言う
安易な予想を切り捨てることが出来るのです。

 

短期間で大きく動く相場に、チャンスは転がっている。

震災後に、ドル円は市場最安値を下回り、その後値は戻るといった、短時間で激しい動きをしました。
ユーロ円の場合も、一気に8円も下落した後、17円も上昇する等、やはり激しく動いています。
またギリシャの財政危機の際、ユーロ円は7円以上も下落

しかも現在、世界経済への懸念が拡大している為、ちょっとした事で値が大きく動きます。

大きく利益を上げるチャンスは数多くあり、
その情勢に沿った的確な予想をする事で、その機会をピンチからチャンスに、変える事が出来るのです。

取引する通貨ペアを増やしてトレード効率アップ

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色々な人の意見を聞いていると、特定の通貨ペアだけしか取引しないという人は意外と多いのですが、
FXでは様々な通貨ペアが存在するのに特定の通貨ペアに限定するのは効率がよくありません

もちろんそれぞれのトレードスタイルに合った通貨ペアというものがありますので、
自分にあった通貨ペアが取引の中心になるということはあると思いますが、
ドル円以外の通貨ペアはよくわからないという理由で他の通貨ペアを敬遠してしまうと、
取引チャンスも限られてしまいますし、資産の運用効率も下がってしまいます。

とはいえ、存在する全ての通貨ペアの特徴を全て抑えて全部監視するのも現実的ではありません。

例えば私が取引をするときは流動性やスプレッド等を考慮して選んだ
7通貨ペアの値動きを見ながら、トレードをしています。

もちろんこれ以上の通貨ペアを同時に監視できるという方は
多いに越したことはないかもしれませんが、7通貨でも手一杯ですし、十分かなと考えています。

いきなり7通貨ペアを同時に見るというのも慣れが必要なので難しいと思いますが、
少しづつ扱える通貨ペアを増やして同時にみる通貨ペアを少しづつ増やして行きましょう。

 

なんだかんだでメジャーな通貨ペアが勝ちやすい

扱える通貨ペアが多いに越したことはないのですが、
メジャーな通貨ペアが流動性が高く、スプレッド面でも優遇されていますし勝ちやすいのは事実です。

主なグラフを見てみると、ユーロドル・ドル円・ポンドドルだけで
市場全体の取引量の50%以上を占めています。

ですので、やはりドル・ユーロ・円・ポンドが取引の中心になると思います。

また、スワップ面でメリットのある豪ドル・ニュージーランドドル等も
取引をしている人が多いのではないでしょうか。

 

その時一番勝ちやすい通貨ペアを選ぼう

その時、一番勝ちやすい(=値動きを予想しやすい)通貨ペアを選んで取引することで、
トレード効率がグンとあがります。

例えば明確なトレンドが出ている通貨ペアや経済指標などの判断材料が揃っている通貨ペアは
値動きが予想しやすくトレードに適していると言えます。

普段は取引しない通貨ペアでも、何か大きな発表があるとき見てみると
大型のトレンドが発生しているなんてこともあると思います。

同時に監視するのは無理でもメジャーな通貨ペアは時々チェックしてみるといいでしょう。

 

通貨ペアの特徴を抑える

複数の通貨ペアの方が効率がいいからといって闇雲に色んな通貨ペアで取引するのは当然NGです。

通貨ペアにはそれぞれの特徴があるので、最低限扱う通貨ペアの特徴は抑えておく必要があります。

例えばユーロが上がればドルが下がるといった相関関係がありますし、
豪ドルやニュージーランドドルのような高金利通貨は
金融政策の発表に非常に敏感に反応するといった特徴があります。

 

まとめ

今回は主に、複数の通貨ペアを扱えることによるメリットについて
説明させて頂きましたが、如何だったでしょうか。

次回から定期連載コラムとして、それぞれの通貨ペアの特徴を細かく解説していこうと思います。