米国生まれのトレンドフォロースタイル指標です。
簡単に言えば、前日営業日の価格をベースとして
今日の相場の大切なポイントを探るのが特徴のフォロースタイルです。
ピボットの特徴
相場の押し目や戻り目をターゲットとしたトレンドフォローですが、
ピポットはストップのポイントを明確に把握できるので
リスク管理的には最適な手法です。
リスク管理を徹底することで損は少なく、利益を大きく取ることが出来ます。
逆張りを基本としてレジスタンスやサポートを利用して、
買われ過ぎケースに売り、売られ過ぎのケースは買いを仕掛けるのです。
チャート自体はピポットラインを中心に
3本のレジスタンスラインと3本のサポートライン、
合計7本のラインが基本ですが、5本で見る方法もあります。
参考:http://fx.inet-sec.com/study/technical-manual/pivot/
7本足の場合は以下のように7本のラインを短縮語で表現します。
ピボットの詳細はFX会社や証券会社で確認することができ、
それらを用いると自分で計算する必要もありません。ぜひ調べてみて下さい。
「本日のピボット情報」を確認してみよう
ここで、実際のピボット情報の確認の仕方を解説します。
日間 | EUR/USD |
高値 | 1.06301 |
安値 | 1.05309 |
終値 | 1.05589 |
R3 | 1.07149 |
R2 | 1.06725 |
R1 | 1.06157 |
ピボットポイント | 1.05733 |
S1 | 1.05165 |
S2 | 1.04741 |
S3 | 1.04173 |
参考:http://jp.forex.com/jp/resources/fx_pivot_point.shtml
5本ラインの場合
H
ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)
R1/R2
レジスタンス(上値の目途)
P
ピボット基準値。前営業日の「高値(Ask)」「安値(Bid)」
「NY市場クローズ時の終値(AskとBidの平均値)」をもとに算出しています。
S1/S2
サポート(下値の目途)
L
5本ラインのチャート
(参照:HYPER SBI)
上記は10分足のチャートです。
短期取引では15分で見るほうがポピュラーですが、
15分足でピボットを見るケースでは
直近15分の最安値や最高値より
1-2ポイントのところでストップを設定すれば、
万が一ストップにかかっても
マイナス11-12ポイントですむのでリスク管理が簡単です。
逆に利益が出るときは反転するまで引っ張ることが出来るので、
大きなポイントを取れることもあります。
尚、トレンドが強いときは
ピボットを完全無視してすっ飛ぶこともあるので
軽い反転のポイントで利益確定決済をすればよいのです。
判断基準としては、
朝のスタートのときに早くもR3を超えてきている場合は
R2を押し目買いポイントと判断し、R1をストップセルと決めます。
基本ラインであるピボットポイントを下回ってきたら、
ドテン売りを仕掛けてみることも出来、
ロスカットポイントも明確なので
トレンドが出てきたときや反転した時には
非常に有効なシグナルとなるケースが多いです。
流動性のあるGBPJPYなどでは、
15分足を利用したデイトレでも
かなりのポイントをいただけるケースもあるということになります!
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