MFIとは、Money Flow Indexの略で
マネー・フロー・インデックスとも言い、
モメンタム系のRSIと類似した特徴があるトレンド分析の中の出来高系指標です。
RSIが相場の変動幅だけを使用している指標なのに対して、
MFIは値幅の他に出来高も考慮されるもので株価の指標としても良く使われています。
出来高を考慮していることにより
RSIに比べて天底の信頼性がありますが、
RSIと同様に相場動向にと逆行する場合もあるのも事実です。
MFIの売買シグナル
・買い : MFIが20%以下になった時
・買い : 20%以下で推移していたMFIが20%を上抜いた時
・売り : MFIが80%以上になった時
・売り : 80%以上で推移していたMFIが80%を下抜いた時
尚、MFI が 80 を超えるもしくは 20 を下回る場合、
マーケットが天井や底にあると考え、逆張りトレードのシグナルとします
(HYPER SBI)
MFIの計算方法
・TP(typical price)=(高値+安値+終値)÷3
・MF(マネーフロー)=TP×出来高(Volume)
・現在のTPが1つ前のTPより大きい場合、MFはプラスになります。
逆に1つ前のTPが小さい場合、MFはマイナスになります。
・PMF(Positive Money Flow:プラスマネーフロー)
=一つ前のTPと比較してプラスだったn日のMFの合計
・NMF(Negative money flow:マイナスマネーフロー)
=一つ前のTPと比較してマイナスまたは同値だったn日のMFの合計
・MR(マネー比率) = PMF/NMF
・MFI = 100 – (100÷(1+(MR)))
MSIのシグナル
参考:http://fx-meta4-indicator.blogspot.jp/2016/09/money-flow-index-mfi.html
上記のチャートは、実際のMSIを参照した売買サインの例です。
基本的にMFIのターゲットは
1時間足~日足でスイング的なトレードを中心とした短期取引向きだと思われます。
MFIはRSIと同様にダイバージェンスが発生した時もエントリーポイントになりますが、
残念ながら、現在、MFIを使える業者は少なくて
SBC証券やIG証券やデューカスコピーなど、一部のMT4数社です。
MFIの考え方のまとめ
- ダイバージェンス(乖離、逆行現象)
MFIが下降しているときに価格が上昇する(またはその逆の)場合、
価格が反転する可能性が非常に高くなる - A/Dの水準
A/Dが80を超える、または20を下回るとき、
それぞれ相場のピークまたは底にいる可能性を示唆しています。
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