銀行の預金金利が過去最低となった2016年において、
数年前から注目を浴びてきているのがFX取引です。
現実的に、過去と比較すると驚くほどに取引人口が増加しています。
アメリカのダウ平均と日本株式市場の関係性
FX取引人口の理由の一つに、
アメリカのダウ平均と日本の株式市場の関係性があります。
アメリカのダウ平均が過去最高値を記録していても、
日本の株式市場の上昇はいまひとつの状態です。
そのため、海外の債券や、低金利でも堅い金融商品である日本国債を購入する
個人投資家が急増しています。
そのような経済環境ですので、
外貨預金より利点が多いFXに投資しよう!という流れになるのは良く理解できます。
そこで、多くの方にFXに興味を持っていただくためにも
株式投資とFX取引の相違点を簡単にまとめてみました。
FXと株式投資の相違点
FX | 現物株取引 | |
取引方法 | 売り・買いどちらも可能 | 買いから |
取引金額 | 証拠金取引で少額でも可能 | 株購入代金全額が必要 |
取引時間 | 1日24時間 | 9:00-11:00,12:30-15:30 |
取引対象 | 約50通貨ペア | 個別銘柄-4,000以上 |
値幅制限 | 値幅制限なし | ストップ安。ストップ高あり |
市場規模 | 一日約230兆円と大規模 | 東証一部で1日約1兆円超 |
情報 | 情報は迅速・公平 | 透明性が低い |
※株式投資は、信用取引はここでは入れておりません。
▶︎値幅制限
株式の場合、値幅制限とは、
何らかの要因で株価の突然の変動が生じた時に投資家の大きな損害を防御するために
1日に動く値幅をある一定の範囲に制限することを言います。
ストップ高・ストップ安などが、これに相当します。
FXの場合は、値幅制限はないが、
個人で設定するストップ決済や証拠金や取引金額に応じたマージンカットがあります。
▶︎FXにおけるマージンカットとマージンコール
FXにおけるマージンカットとは、
証拠金としてFX・証券会社等(取引会社)に預けた金額に一定のロスが発生した時に
取引業者が、詳細をインフォームします。
「出来れば証拠金を追加してください」という内容のお知らせが事前に届くことを言いますが、
これをマージンコールと言います。
上記の状況においてポジションを放置し、相場がもっとアゲインストに動いた場合には、
一定の既定のもとにポジションは取引会社によって自動的に決済されます。
これはFX取引が認可された時から投資家保護のために用いられているルールで、
あるところまでロスが膨らむと全てのポジション(構築した取引)が
成り行きの値で強制的に決済される仕組みとなっています。
取引金額と証拠金のバランスを考えるのは、
各投資家のリスク管理を基本としたセンスと責任なのです。
▶︎相対取引で表示されるレートは取引会社によって違う
FX取引では、取引所取引であるクリック365を別にして
取引会社との相対取引で顧客に表示するレートは、取引会社によって僅かに相違があります。
取引所取引は、単なる市場との仲介者で透明感があります。
基本的には、FX取引(相対取引)は以前より改善しており、
荒れ相場でもオーダーはトレードシステムの技術向上・安定によって約定します。
FX市場の利点
株式市場が何かの原因で大相場になった時や、
特定の銘柄の暴落時に買い手が消えた時(リーマンショック、山一、ライブドアの株価など)、
それが原因で「取引が成立しなかった」ということは、
取引会社を大手のシステムが安定した取引会社を選択していれば殆どありません。
どうして安定しているのか、その理由をまとめました。
- 24時間取引なので投資家個人のライフワークに応じていつでも取引可能。
- ロスカット注文は荒れ相場でもほとんど約定。
- レバレッジ取引で現行では法律最大25倍までレバレッジをかけられる。
- 少ない資金から取引可能。
- 主要通貨ペアを取引すれば、比較的に値動きはスローで安定。
- 国内だけではなく、海外の経済・金融情勢が理解できる
FXは上記のようにメリットが多々あります。
しかし、取引をするうえでは個人的にリスク管理を徹底する事がとても大切なことです。
そのため、自己管理も含めて慎重にトレードを行いましょう!
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