金融派生商品・デリバティブ

デリバティブ

皆さま、ニュースでどこかの銀行が、
デリバティブ取引で巨額の損失を出したとか、
投資銀行のゴールドマンサックスが
デリバティブで年間において高額な利益計上したとかの報道が
されていたのを覚えていらっしゃいますか?

FX取引をされている方々の多くは、
デリバティブという言葉は聞いたことはあっても
果たしてどのような取引なのか、
複雑そうで理解されていない方も多いのではと思います。

簡単な知識だけ身につけておきましょう!

 

デリバティブとは?

既存の株式、債券、為替などの
金融商品らをもとに派生して生まれた取引の総称を
上記のように金融派生商品・デリバティブと呼んでいます。

デリバティブ取引は、基本的にハイリスク・ハイリターンの商品で
委託証拠金の10倍以上の金額の取引が可能で利益が出れば大きいですし、
逆に損失もまた膨大になります。

 

デリバティブ取引は1980年代以降、
金融市場の国際化やコンピュータ化などを背景に世界的に急成長し、
その取引金額は急成長しております。

デリバティブ取引の動向が株式市場の大きな影響を及ぼしたり、
その行き過ぎをどう抑制するかが世界的に切実な問題となっているのですが、
次々と新たな派生商品が出てきているのも事実です。

 

デリバティブ

 

デリバティブ・金融派生商品の基本は先物取引とオプション取引です。

  • 先物取引とは、将来売買を行なうことをあらかじめ約束する取引。
  • オプション取引とは、将来売買する権利をあらかじめ売買する取引。

金融派生商品を英語では
Financial Derivative Products-通称Derivativeと言います。
(Derivedは派生するという意味です)

 

株式、債券、金利、通貨、金、原油などの
原資産の価格を基準
に価値が決定する金融商品が対象です。

さらに、先物とオプションを組み合わせた先物オプション、
スワップとオプションを組み合わせたスワップションなどなど、
デリバティブとデリバティブを組み合わせた商品も含め多くの新商品が開発されています。

 

取引形態としては、先物取引、オプション取引、
スワップ取引、フォワード取引
などがありますが、
古くは米や綿花などの農作物を対象とした先物取引(日本でも歴史がある)から発達し、
1990年前後からは、株式、債券などの金融商品を対象とした
先物取引、オプション取引、スワップ取引などが活発に取引されるようになってきました。

最近は、これらのほかに天候(降雨量や降雪量、気温など)や
信用力などを対象とする取引(天候デリバティブやクレジットデリバティブなど)も登場していますが、
我々にはピンときませんので基本知識だけをご紹介しています。

 

元々、金融派生商品は、原資産の取引によるリスクを回避する目的で作られました。

それに加えて、小さな元手で大きな利益が出る可能性も持っています。

しかし逆に運用に失敗すると、大きなリスクを伴う危険性も金融派生商品にはあります。

 

基本取引

先物取引(フューチャーズ)

将来その商品を購入することを約束する取引のことです。

当日は現金のやり取りを行わず、
いつに、どれぐらいの金額で、
どれぐらいの量の商品を購入するのかを決めるのです。

 

実際の現金のやり取りは、事前に決めた期日に行いますが、
代表的な取引には、皆さまおなじみの日経平均先物TOPIX先物などがあります。

 

先物取引の特徴

・取引所で行われる取引所取引
(取引所に所定の証拠金を入金するだけで取引が可能で
注文が一定の場所に集約されるために取引の流動性は必然的に高まる)。

・定額化された商品の予約取引である(取引条件の規格化の徹底)

・限月(期限日とも言う)までいつでも反対取引が可能である。

・反対取引をして生じる損益だけを受け渡す差金決済
(期日日まで反対売買を行って差金の授受によって決済)

 

オプション取引

オプション取引とは、特定の商品を、
その時に決めた期日と価格で購入できる「権利」を売買することですが、
例として3ヶ月後に金を10万円で購入する権利を、買い手は売り手から5,000円で購入します。

3ヶ月後、金が15万円になった場合、買い手は金を10万円で購入できます。

そのため買い手は15万円-10万円-5,000円=45,000円の得をします。

反対に金の価格が10万円を下回った場合は金を購入する権利を放棄できます。

その場合は5,000円のみの損失で済みます。代表的な取引には、
日経平均オプション取引TOPOXオプションなどがあります。

 

オプション取引の特徴

・オプション取引-ある商品の売買権利の取引で都合によって実行可能な予約

・コール-ある商品・原資産を買う権利

・プット-ある商品・原資産を売る権利

・プレミアム-オプションな価格

・ヨーロピアン-満期日だけしか権利行使が出来ないタイプ

・アメリカン-満期日までいつまでも権利行使が可能なタイプ

スワップ取引

スワップ取引とはお金の取引時に生じる
キャッシュフロー・お金の流れを交換する取引の総称ですが、
例えば通貨ならあらかじめ決めた期間中に、
異なる2国間の通貨の元本と金利を交換する取引です。

代表的な取引には、金利スワップ通貨スワップなどがあります。

 

・金利スワップ-元本を交換しないで同じ通貨間の異なる種類の金利を交換

・通貨スワップ-元本を交換して異種通貨間の異なる種類の金利を交換

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