【2025年12月23日】FX市場レポート|年末相場の動向と2026年への戦略準備

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はじめに|年末を迎えた金融市場の現状

皆さん、こんにちは!FXismのサブチャンネル出演者、あいだあいです。2025年も残すところあとわずかとなりましたね。

今日は2025年12月23日時点でのFX市場や株式市場の動きについて、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。年末年始を控えて、「今の相場はどうなっているの?」「来年に向けてどう準備すればいいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

日本銀行の利上げ、アメリカの金融政策、そして年末特有の市場環境など、押さえておきたいポイントがたくさんあります。この記事では、現在の市場状況を整理しつつ、及川師匠が教えてくださった実践的なトレード戦術もご紹介します。

この記事を読んでいただくことで、年末相場の特徴を理解し、2026年に向けた準備のヒントを掴んでいただけると嬉しいです。それでは早速、見ていきましょう!

現在の市場状況|主要な金融市場の動き

株式市場の動向

まず、2025年12月23日時点での主要な株式市場の動きを見ていきましょう。

日本株 は比較的落ち着いた動きとなっています。日経平均株価は50,431円で、前日比+0.06%とほぼ横ばいです。一方、TOPIXは3,423ポイントで+0.53%と、やや上昇しています。年末ということもあり、大きな動きは見られない状況ですね。

アメリカ株 は比較的堅調な動きを見せています。NYダウは48,362ドルで+0.47%、S&P500は6,878ポイントで+0.64%、ナスダック総合は23,428ポイントで+0.52%となっています。特に小型株を中心としたラッセル2000は+1.08%と、比較的大きめの上昇を記録しました。

為替市場の現状

為替市場で最も注目されているのが 「ドル円」 の動きです。現在、ドル円は 「157円台」 で推移しています。

実は12月19日に日本銀行が利上げを発表したんです。政策金利を0.5%から0.75%へ、0.25%引き上げました。普通に考えると、利上げをすれば円高になりそうですよね。でも実際には、その後も円安基調が続いているんです。

どうしてこんなことが起きているのでしょうか?それには 「実質金利」 というものが関係しています。後ほど詳しく説明しますね。

金やビットコインの動き

金価格 が大きく注目されています。なんと4,500ドルを突破して、最高値を更新しました!金は安全資産として知られていますが、世界的な不安定さや米ドル安の影響で、買われているようです。

一方、ビットコイン は87,577ドルで、前日比-2.47%と下落しています。年末に向けて調整局面に入っているようですね。

ドル円相場の詳しい分析|なぜ利上げ後も円安が続くのか

日銀の利上げと市場の反応

12月19日の日銀の金融政策決定会合では、市場の予想通り0.25%の利上げが決定されました。でも、植田総裁の記者会見を聞いていると、今後の継続的な利上げについては慎重な姿勢が見られたんです。

これは日本政府のジレンマとも関係しています。一方では円安を心配しながら、他方では金利が上がりすぎることも望んでいないという、難しい立場にあるんですね。

実質金利のマイナス幅が大きい

ここで重要なのが 「実質金利」 という考え方です。少し専門的に聞こえるかもしれませんが、簡単に説明しますね。

実質金利とは、簡単に言うと「金利からインフレ率(物価上昇率)を引いたもの」です。日本の場合、現在のインフレ率は約3%で推移しているのに対し、政策金利は0.75%です。つまり、実質金利は約マイナス2%以上になっているんです。

これはどういうことかというと、日本円を持っていると実質的に価値が目減りしてしまう状況なんです。だから投資家は円を持ちたがらず、結果として円安が続いているというわけです。

今後のドル円の見通し

市場では、年内に158円台をつける可能性も指摘されています。ただし、160円を超えるような水準になると、財務省による 「為替介入」 のリスクが高まります。為替介入というのは、政府が円安を食い止めるために円を買う行動のことですね。

ですから、当面は157円から160円くらいのレンジで動く可能性が高いと考えられています。

及川師匠のトレード戦術|収束と拡散のサイクルを理解する

時間帯別の相場特性を活かす

さて、ここからは及川師匠が教えてくださった、実践的なトレード戦術についてお話しします。師匠は年末年始に向けた戦略として、「収束から拡散」「拡散から収束」というサイクルに注目することを提唱されています。

収束から拡散のパターン というのは、東京時間のレンジ相場(値動きが狭い状況)が、欧州時間に入ってブレイクアウト(急に大きく動く)する局面のことです。こういう時は、トレンドに沿って順張りでついていくのが有効だと師匠はおっしゃっています。

拡散から収束のパターン は、大きく伸びた後に再びレンジ相場になる局面です。この時は、逆張りのスキャルピング(短期売買)が機能しやすいんです。ただし注意点があって、トレンド方向への押し目買いや戻り売りに限定することで、勝率が上がるそうです。

逆ポジションの心理を読む

師匠がよく強調されているのが、「自分と逆のポジションを持っている人の心理を想像する」ということです。

例えば、自分が買いポジションを持っている時、売りポジションを持っている人はどんな気持ちでチャートを見ているでしょうか?「早く損切りしなきゃ」と焦っているかもしれませんし、「もう少し我慢すれば戻るかも」と祈っているかもしれません。

こういった相手の心理状態を想像することで、損切りや利食いのタイミングが見えてくるんですね。これは本当に深い洞察だと思います。

動画で詳しく学ぶ

及川師匠のトレード戦術についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。師匠が実際のチャートを使いながら、わかりやすく解説してくださっています。

参考動画: 及川師匠のFX戦術解説

年末年始の市場環境|注意すべきポイント

クリスマス休暇による流動性の低下

年末年始の相場には、普段とは違った特徴があります。最も大きいのが 「流動性の低下」 です。

12月後半から年明けにかけては、欧米の機関投資家やヘッジファンドの多くがクリスマス休暇や年末年始休暇に入ります。そのため、市場参加者が激減してしまうんです。

流動性が低下すると何が起こるかというと:

  • わずかな注文で大きく価格が動く 可能性がある
  • 普段とは違う値動き が発生しやすくなる
  • 明確なトレンドが出にくい 状況になる

こういった特性があるため、無理な取引は避けた方が良いと言われています。

来週の注目経済指標

来週の主な経済指標としては、12月23日にアメリカの 「耐久財受注」 のデータが発表されます。コア耐久財受注は前月比+0.30%の予測となっています。

ただし、12月24日はクリスマスイブ、25日はクリスマスということで、市場は実質的にお休みモードになります。大きな動きは期待しにくい状況ですね。

この時期の賢い過ごし方

年末年始は無理に取引をするよりも、来年に向けた準備期間として活用するのがおすすめです。具体的には:

  • 今年のトレード記録を振り返って、自分の強みと弱みを分析する
  • 2026年の戦略を考えて、計画を立てる
  • 経済や相場の勉強をする時間に充てる
  • しっかり休んで、心身ともにリフレッシュする

こういった時間の使い方が、来年の成功につながるのではないでしょうか。

日本と中国の経済状況

日本経済の現状と課題

日本経済は現在、複雑な状況に直面しています。先ほどお話しした通り、日銀は利上げを行いましたが、それでも実質金利はマイナスという状態です。

日本政府は円安を心配している一方で、金利が上がりすぎることも望んでいません。なぜなら、日本は国債(国の借金)の発行残高がとても大きく、金利が上がると利払い負担が増えてしまうからです。

このジレンマをどう解決していくかが、今後の大きな課題となっています。

中国経済の動向

中国の上海総合指数は3,919ポイントで、前日比+0.07%と小幅な上昇となっています。

中国経済は、政府の景気刺激策と不動産市場の調整という、相反する要因のバランスを取りながら進んでいます。中国経済の動向は、日本を含むアジア全体に影響を与えるため、引き続き注視していく必要がありますね。

2026年に向けた市場見通し

短期的な見通し(1〜3ヶ月)

ドル円 については、157円から160円のレンジで推移すると予想されています。日米の金利差が縮小しない限り、円安基調は続く可能性が高いです。ただし、160円を超える水準では為替介入のリスクが高まるため、上値も限定的かもしれません。

ユーロドル については、ヨーロッパ中央銀行の利下げ期待と、アメリカの金融政策のバランスが焦点となります。1.03から1.06くらいのレンジを想定している専門家が多いようです。

中期的な見通し(3〜6ヶ月)

2026年の第1四半期(1月から3月)は、以下のような要因が市場の方向性を決めると考えられています:

アメリカの金融政策 がどうなるか。FRB(アメリカの中央銀行)が利下げをどのくらいのペースで行うのか。

日本の利上げサイクル がどこまで続くのか。日銀が継続的に利上げできるかどうか。

地政学的リスク として、ウクライナ情勢や中東情勢、米中関係などがどう展開するか。

企業業績 がどうなるか。2025年第4四半期の決算内容が注目されます。

これらの要因を総合的に見ながら、柔軟に対応していくことが大切ですね。

注意すべきリスク要因

2026年に向けて、いくつかのリスク要因も頭に入れておく必要があります。

為替介入リスク として、財務省が急激な円安を食い止めるために円買い介入を行う可能性があります。これが起きると、急激な円高と株安が発生する可能性があります。

アメリカ経済の減速 も懸念材料です。景気後退への不安が高まると、リスク回避の動きから円高や株安が進む可能性があります。

地政学的リスク として、国際紛争が激化すると、安全資産への逃避が起こります。

中国経済 の成長率が大幅に鈍化すると、アジア株全体や資源国の通貨に影響が出る可能性があります。

こういったリスクを常に意識しながら、慎重に行動していくことが重要です。

トレードで心がけるべきこと

ポジションサイズの管理

年末年始は流動性が低下するため、普段よりもポジションサイズを小さくすることをおすすめします。師匠も「通常の50%程度に抑える」ことを推奨されています。

小さなポジションであれば、予想外の値動きがあっても、精神的に余裕を持って対応できますよね。

損切りラインの厳守

年末年始は値動きが荒くなる可能性があるため、 「損切りライン」 を事前に決めて、それを機械的に守ることがとても大切です。

「もう少し待てば戻るかも」という希望的観測で損切りを先延ばしにすると、傷が深くなってしまいます。あらかじめ決めたルールを淡々と実行する姿勢が、長期的な成功につながります。

情報収集の継続

休暇期間中も、主要なニュースヘッドラインはチェックしておくことをおすすめします。突発的な大きなニュースがあった時に、すぐに対応できるようにしておくことが大切です。

ただし、常にチャートに張り付く必要はありません。1日1回、朝や夜にざっとニュースを確認するくらいで十分だと思います。

来年の戦略を考える時間に

年末年始は、トレード記録を振り返って、来年の戦略を考える絶好の機会です。

今年うまくいったトレードと、失敗したトレードを比較して、自分の得意なパターンや苦手なパターンを把握しましょう。そして、来年はどんな相場環境が予想されるか、どんな戦略で臨むかを考えてみてください。

こういった準備が、2026年の 「爆益」 につながっていくはずです!

まとめ|2026年に向けて準備を整えよう

2025年の金融市場は、中央銀行の政策転換、地政学的な緊張、そして経済の構造的な変化など、たくさんの大きなテーマに直面した一年となりました。

現在のドル円相場は、日米の金利差によって構造的に円安が支えられている状況です。実質金利のマイナス幅が大きい日本円は、当面弱含みで推移する可能性が高いと考えられます。ただし、急激な円安が進むと、政治的な対応(為替介入など)を招くリスクもあります。

株式市場では、アメリカ株の堅調さが継続していますが、バリュエーション(株価の割高・割安の度合い)の高さには注意が必要です。日本株は円安効果と企業の構造改革への期待が支えとなっていますが、世界経済の減速リスクには警戒しておく必要があります。

及川師匠が教えてくださった 「収束から拡散」「拡散から収束」 というサイクルを理解し、時間帯別の相場特性と参加者の心理を読み解くことで、より精度の高いトレードが可能になります。また、逆ポジションを持っている人の心理を常に意識することで、エントリーや決済のタイミングを見極める力が向上します。

年末年始は無理な取引を避けて、過去のトレード記録を振り返り、自分の強みと弱みを分析し、明確な戦略を構築する時間として活用してください。しっかりと準備を整えることが、来年の成功への第一歩となります。

2026年が皆さんにとって素晴らしい年になることを、心から願っています!一緒に頑張りましょう!

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。FX取引にはリスクが伴い、元本を失う可能性があります。

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