4度目の無一文

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本音ではアップしたくない動画なのですが
これしかやってないので仕方ないと。。。(汗)
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※今日は「無一文シリーズ」の回です。

「3度目の無一文転落」からわずか数日・・・

僕は「サラ金キャッシング枠」という、
少々常識外れの資金調達方法で
復活への道を歩むことになりました。

ちなみに当時のキャッシング枠は
合計で500万円を超える状況でしたが、
それを全部つぎ込むまでには至らず、
200万円弱程度で収まった記憶があります。

で、復活のために始めたビジネスなんですが、
ホントこれ、言いたくないなぁ(苦笑)

僕が当時始めたのは
ずばり『オトナの交際クラブ』のフランチャイズでした。
※デートクラブと言う人も多いですね。

 

交際クラブとは、
登録をした男性会員が、
あらかじめ会員登録している女性会員の
写真やその他情報などから
お気に入りの相手を指名し、
デートのセッティングを依頼するクラブです。

で、クラブの運営側は
男性会員のリクエストに応じて
女性会員にスケジュールその他の打診をし、
二人のデートをセッティングするのが主な仕事なワケです。

 

男性諸氏は、利用したことがあるかはさておき、
存在程度はご存知の人が多いんじゃないですかね。

「結婚相談所みたいなもの?」
って思う人もいるかも知れないので
念のため付け加えますが、

結婚相談所は男女双方が事前に写真や
相手の情報を見た上で会うかどうか決めます。

つまり「お互い」が納得したうえで会うと。。。

 

それに対し「交際クラブ」の場合、
通常は事前に相手の写真を観れるのは男性会員だけで、
女性は実際に会うまで相手男性の容姿は分かりません。

その代りというか、
女性は入会金その他は一切無料でして、
運営側も男性会員から儲ける・・・というシステムですね。

 

ま・・・ご想像のとおり、
少々「いかがわしさ」がそこにはあります(苦笑)

女性会員の多くは
ぶっちゃけ「お金目当て」だったと思いますし、
容姿端麗な美女は、
ある意味『自分の金銭的価値』も理解していたでしょうね。

 

ちなみに僕、
このようなクラブの運営や経営の経験も、
増してや女性会員を集めるノウハウも一切ありませんでした。

「金融時代」に知り合ったアウトロー仲間が
この商売をやっていたため、
ある程度の加盟金的なお金を支払い、
いわゆる代理店のような感じで参入させてもらったんです。

そのため、僕の店舗(といってもただの事務所)には
女性会員のアルバムしかなく、
僕はこれら女性達と直接会うことはありませんでした。
ちょっと残念かな・・・みたいな(笑)

 

西暦2000年頃のハナシなのですが、
当時集客はスポーツ新聞や雑誌広告などがメインでした。

少々記憶が曖昧なのですが、
確か男性会員の入会金が
コースによって5万円~15万円くらい。

で、女性のセッティングが一人あたり
2万円~5万円くらいだったと思います。

入会金は全部僕のモノで、
セッティング料を本部と折半。

ですので広告費用をそこそこ使っても、
結構利益は出ましたね。

 

しかも男性会員からリクエストされた
女性会員の番号やデート希望日時を電話で伝えると
あとは本部が段取ってくれるので
かなり楽チンな仕事だったことも印象に残ってます。

 

さて、
そんな仕事をダラダラとやっていた僕なのですが、
来客予定がない時間帯は事務所には常に僕一人。

そのため、ヒマな友人や後輩が
しょっちゅう訪ねて来ては、
そのまま飲みに行くなんてことも多かったんです。

 

そんなある日、
テレビCMなどもバンバン流れている
某大手食品会社に勤める後輩がやってきました。

話せば長くなるので要点だけを言いますと、
勤めている会社では理不尽なことばかりで、
独立をしたいと。

で、どこの国かは忘れましたが、
その国の領海で取れるエビを始めとした程度の良い魚介類が
格安で流通出来るルートを確保しているのだが、
それにはお金がかかる・・・と。

すでに巨大冷蔵庫付きの倉庫も
自分の貯金を崩して確保していたようなのですが、
肝心の仕入れ資金がどうしても調達できないと。

銀行融資も途中までOKっぽかったのに
土壇場でダメになってしまい、
途方に暮れているんです・・・みたいな。

こんな感じの話でした。

 

僕がいくらあればいいのかを聞くと、
後輩は、
「150万くらいあれば初回仕入れが出来、
その後はなるべく『換金⇒仕入れ』を繰り返し
コツコツ徐々に大きくしていきたいんです」
と言うので、

「よし分かった!」

とふたつ返事で150万円出すことを了承しました。

 

あ、これだけを言うと、
なんか僕がすごく男気があるように見えるかも知れませんが、
実際はちょっと違うんです。

後輩は僕宛てに几帳面な事業計画書を作ってきて、
僕が資金を融通した際のリターン配当も
なかなか魅力的な数字だったんですよ。

ですので、
表向きは「可愛い後輩のため」ですが、
正直、配当に目がくらんだことは否めませんでしたね(笑)

 

僕が150万円を出した半月後くらいに、
後輩は70万円持って僕の事務所にやってきました。

「50万が返済分で20万が初回仕入れの配当です!」

僕は僕からの連絡もない中で、
こうやって報告およびお金を持参してきた後輩に
エラく感動をしたんです。

僕:「で、商売は順調に進みそう?」

後輩:「おかげさまで!
ところで先輩、先日はエビの仕入れだったんですが、
ホタテも凄く良いモノが手に入るんで、
出来たらこっちも回していきたいんですけど・・・」

すっかり信用した僕は、
ホタテの仕入れ資金として再び150万円を渡しました。

※参考:
この時点で出した金150万+150万=300万
戻ってきた金70万円 ⇒差し引きマイナス230万円

 

その後も後輩は
チョイチョイと配当を持ってくるのですが、
その都度「新規品目」や「仕入れ拡大」やらで、
僕に対しあらたな出資をお願いしてくるようになったんです。

実はかなり初期のころ、
カミさんは「その人本当に大丈夫?」って
僕をたしなめる発言をしていたのですが、

「オトコ同志の付き合いだ、黙っとけ!」
って突っぱねていたんですよ。

正直、一抹の不安もあったのですが、
それを打ち消したくて
当時はこの後輩としょっちゅう飲んでいました。

もちろんすべて僕のオゴリで。

こうすることが
「俺はアイツを信じる」という
自分自身に対する洗脳だったように今は思います。

ところが・・・

 

3~4ヶ月くらい後の時点で、
僕の「差し引きマイナス出資」は
800万近くにまで膨れあがっていました。

すでに商売での利益は吹き飛び、
あろうことかサラ金のキャッシング枠の
残り分までつぎこむ状況になっていました。

また、この頃になると、
配当や返済自体も理由をくっつけては
先送りされていたため、

さすがにこれはマズイかも?と思った僕は、
ある日後輩に対しメチャメチャ詰めたんです。

すると、食品の仕入れバナシはすべてウソで、
僕が出した金はすべて
「闇金」の返済に溶けていることが分かりました。

ヤミ金かよ・・・

 

一時は「金融」で復活した僕が、
今度はヤミ金に足元をすくわれるとは
なんとも皮肉なモノですよね。

すでに後輩本人には一切の返済余力が残っていないため、
仕方なく地方に住む彼の兄弟と
親御さんに連絡を取ることにしたんです。

ところが親兄弟に対し、
後輩は事前に根回しをしていたようで、
ありもしない作り話を駆使し、
悪いのは全面的に僕であるという風になっていたんですよ。

これで僕はキレました。

 

集められるだけの証拠を集め、
もはや電話にすら出ることもない
後輩の両親や兄弟のもとに内容証明を送りつけ、
このままではタダでは済まない旨を強制的に理解させ、
親族一同を東京に呼び寄せたんです。

僕、後輩、そして後輩の親兄弟が直接対峙する中で
ここまでの顛末について話をしました。

親兄弟の面々は事ここに至るまで、
まだ後輩のウソ話を信じており、
つまり僕が超絶な極悪人だと思っていたのですが、
後輩も僕の前では本当のことを言わざる得ませんよね?

 

そうして後輩のすべてのウソはバレ、
あまりにもウソに塗りたくられた話に対し、
集まった親族全員、衝撃を受けた様相になりました。

実は僕、
この時点で親兄弟からの代払いは諦めていました。

そこではなく、
少々配当にも目がくらんだ僕はさておき、
それでも最後まで後輩の独立バナシを信じた僕に対し
この上ない悪党のレッテルを親族に貼られたこと、

また、それを真に受けている親族に向かって
僕は「真実」をどうしても分からせたかった・・・

結果、その部分を全う出来たことで、
僕は親族全員にあいさつを済ませ、
その場を離れることにしました。

 

僕は最後に後輩にこう言ったんです。

「オレからだまし取った金で
ベンツにでも乗ってて欲しかったよ。
ヤミ金の返済に溶けただけってことが
オレにとっては一番悔しい」って。

その後、事務所に戻った僕は、
オトナになって以降、初めて泣きました。

いろんな意味で惨めだったんでしょうね。
本当に悔しくて、虚しかったです。

 

実はこの頃、
交際クラブのほうも広告効果が一巡してしまい、
集客の費用対効果が合わなくなっていました。

「もうこの仕事も終了だな・・・」

明け方まで事務所にいた僕は
泣き顔を元に整え、
その後自宅に戻ったのですが、

当時住んでいたマンションのエントランスでは
カミさんと、そして当時5歳と3歳になった娘が
満面の笑顔で僕を出迎えてくれました。

「お父さん、お帰り~!」

僕が4度目の無一文に転落した朝の出来事でした。

 

 

▼続きはコチラ
4度目の無一文からの復活バナシ

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ABOUTこの記事をかいた人

及川 圭哉

1965年12月29日生まれ。52歳。 常勝トレーダー集団「FXism(エフエックスイズム)」の中心人物で投資歴は1998年以来の18年。 現在に至るまでの道のりは決して 順風満帆ではなく、6度の無一文を経験する。 2006年、これまでの失敗と向き合い、3勝7敗でも利益が出せる独自の投資手法を構築。 これがきっかけとなり多額の資産を一気に築き上げることに成功する。