デイトレード

資源国通貨が主となるオセアニア市場

オセアニア市場

外国為替取引の1日の流れ

外国為替取引を1日の時間の流れでいうと、
地球上で最も早く1日が始まるということで、ウェリントン市場からスタートします。

しばらくしてシドニー市場が開き、続いて東京市場がオープンするという順です。

東京市場でも国際取引が解禁になった時には
特にシドニーから、香港、シンガポールからと
同様に東京へ朝早くからリンクマンや外資系銀行担当者としてインターバンクで活躍していました。

しかしこの時間は流動性が少ないので為替市場は停滞し取引量は限定的です。

その後、流動性が少ないシドニー市場に繋がりますが、
まだ東京の銀行が参加しないので流動性が低いままです。

その後、東京市場に入ると、実需の投資家が多い日本の投資家が参戦するので、
(日によってまるで違いますが)、ドルを買う動きが出やすくなると言われています。

世界の為替相場の時間帯

参考:https://www.iwaifx.jp/column/fx-market/fx-oseania-market/

 

窓開け

月曜日のウェリントン・シドニー市場では、
為替レートが前週金曜日終値から大きく離れた水準で取引されることが見られる時が多々あります。

この時間的なギャップを「窓」といいますが、窓にはある傾向がみられます。

それは、窓が開くと為替レートは前週金曜日終値の方向に向かって動く可能性が強いのですが、
これを窓が閉まる・閉める【窓埋め】と言います。

しかしながら、窓埋めの可能性は強いというだけなので、
窓閉めを期待して取引する場合には適切なストップを徹底して
早期決済によるリスクコントロールが必要になってくるので要注意なところでもあります。

 

オーストラリアドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD)

鉱物資源や農作物をはじめとする、
取引市場の需給関係に敏感に反応する天然資源を
主な輸出品目としている国の通貨を「資源国通貨」と呼びます。

資源国通貨は産出する資源の、
取引市場での需給関係の変化や資源輸入国の景気動向に敏感に反応するだけでなく、
外貨導入を目的として設定された高金利により流入してくる外国資本の動向による
一方向への急激な為替レートの変動が起きやすいという特徴があります。

 

資源国通貨は、基本的に経済基盤や政治基盤の安定が未熟な新興国通貨が中心ですが、
一部の主要国通貨も資源国通貨として知られています。

オーストラリアドルニュージーランドドルがその代表例です。

オーストラリアドル・ニュージーランドドルともに、
値動きの荒い資源国通貨の中でも比較的安定をしています。

しかし他の主要国通貨と比べるとやはり値動きは荒く、
リスク管理・資金管理の欠かせない通貨と言えるでしょう。

 

尚、東京時間の早朝に両国の経済指標の発表があり、
比較的に参加者が少ないことからかなのか経済指標の結果に素直に順応するケースが多いです。

リスクは小さくありませんが、対円のNZDJPY,AUDJPYは取引通貨ペアとして魅力的でしょう。

 

AUDJPYの推移

AUDJPYの推移

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=AUDJPY&time=1mon

 

NZDJPYの推移

NZDJPYの推移

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=NZDJPY&time=1mon

 

復習ですが、ウェリントン市場は南半球の夏時間では朝3時から開くことになりますが、
日本の夏にあたる冬時間では1時間遅い午前4時からのスタートということになります。

シドニー市場は午前7時半からのスタートでそれを追いかけることになります。

ウェリントンは日付変更線からもっとも近いとこにある市場であり、
名実ともに一日の始まりとなる相場となります。

通常平日は、ニューヨーク市場がクローズする前にオープンしていますので、
シームレスな取引が継続するため大きな変化が起きるわけではないのですが、
週の初めの月曜日だけは、ウェリントン市場から窓を開けて変化が起きることが実際にあるために
月曜の早朝ではありますが注目される市場となっていて、
市場関係者も朝一の幕開けをチェックしてから
WBS(ワールドビジネスサテライト)を見て出勤するのが、月曜の日課となります。

シンガポール市場の特性に迫る

シンガポール市場の特性

シンガポールには出張で何度も行きましたが、
香港に比べると圧倒的に街全体が綺麗で洗練されているイメージです。

シンガポールはアジア屈指の金融センターとして発展を遂げた国で、
国際的な金融市場としては、香港同様に兄貴分みたいな市場かもしれません。

1980年代から90年代には個人的に有名なトレーダーが
シンガポール市場に数人いて東京のプロのトレーダーとも連絡を密にしていたはずです。

 

中央銀行が存在しないシンガポール

国の特徴としては、金融、貿易、サービスにおいても
東南アジアのハブ(中心となる拠点)としての存在感を示すシンガポールですが、
他国と異なり中央銀行がありません。

その代わりにシンガポール通貨金融庁(MAS)が金融政策を行ない、
通貨バスケット制という仕組みの管理もしています。

一昔前ですが、MASがアジア時間帯に市場で大きな取引をしていたという事実があります。

通貨バスケット制とは「さまざまな国の通貨に自国の為替レートを連動させる」というものですが、
通貨バスケット制では、どのような比率でどの通貨と連動させているかは非公開となっています。

その中で、基軸通貨である米ドルとの相関性は高いと言われています。

 

固定相場制と変動相場制の中間に位置するシンガポールドル

香港ドルは米ドルだけに連動させる固定相場制(ドルペック)、
米ドルや円などメジャーな通貨は流動的なマーケットの変動相場制
シンガポールドルの場合はちょうどこの中間であると言われています。

国としての規模が小さい島国で、変動相場制にすると通貨の乱高下が起こるリスクがあるため、
このような政策がとられていてシンガポールの金利は低水準を維持してはいますが、
政策金利でインフレの調整をするのではなく、為替レートの安定化を求めた政策ですので、
政策金利が存在しないのが特徴です。

金利が低く変動幅が狭いことから、シンガポールドルでは
デイトレなどの為替差益を狙った売買で大きな利益には結び付けくいでしょう。

以上の理由でシンガポールドルはほかの通貨に比べると、
FXでは魅力が少なく、あまり取引する投資家は少ないのが事実です。

仮にシンガポールドルを介した売買をするなら、
近隣国の高スワップ通貨である豪ドルやNZドルと組み合わせて
金利差益を狙うやり方がありますが、それほど面白くありません。

また、シンガポールドル/円は(SGD/JPY)香港ドル/円(HKD/JPY)と
相関性が強いのも事実だということも頭に入れておくといいでしょう。

 

 

そしてシンガポール自体からは経済指標の発表はあるものの、
為替レートの方向性を操作する政策下にあって
経済指標が為替変動に及ぼす影響力はほとんどないと言っていいでしょうが、
シンガポールドル相場に影響の大きいのはアメリカの指標でしょう。

 

シンガポールドル円の推移

シンガポールドル円の推移

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=SGDJPY&time=1mon#charttop

いまだに為替の取引所取引が世界の革新的な取引所の一つである
SGX(シンガポール取引所)を活況に導いているといいますが、
少し前の2013年に同取引所は、

  • AUD/USD
  • AUD/JPY
  • USD/SGD
  • INR/USD
  • KRW/USD
  • KRW/JPY

といった6の引渡し可能および
引渡し不可能な新しいアジア通貨ペアの先物取引を追加していて、
最近は取り扱い通貨ペアも詳細は不明ですが増えてきていると言います。

シンガポールは2016年のBISのデータで香港、
日本のわずかに抜き去り、世界第三位の為替市場に躍り出ています。

 

シンガポール取引所(SGX)とは?

シンガポール取引所(SGXは、
東南アジアのシンガポールにある総合取引所をいいます。

これは、1999年12月に
「シンガポール国際金融取引所(SIMEX:Singapore International Monetary Exchange)」と
「シンガポール証券取引所(SES:Stock Exchange of Singapore)」の合併により設立されたもので、
現物取引とデリバティブ取引の両方を取り扱っています。

(前身のSIMEXは、1984年にアジア初の金融先物取引所として取引を開始し、
その後、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)と同一の制度・規則に改組し、
CMEとの相互決済が可能となった)

世界の主要取引所間での国際競争が激しくなる中、
SGXは様々な規制緩和や大胆な改革を実施し、世界的な取引所を目指しています。

また、アジア各国をはじめ、
欧米やオーストラリアなど海外の取引所との関係強化にも熱心で、
アジア市場と欧米市場をつなぐ「重要な金融センター」として世界的にも存在感を増しています。

SGXでは、アジアの通貨11ペアの先物取引ができるそうで同時に、
証拠金オフセットにより資本効率を高めることが出来ると言います。

出来高の多い香港市場

香港市場

出来高の高い香港市場

FX取引をされている投資家の皆さんは、
東京が金融都市としてのランクが
ロンドン、ニューヨークに次いで世界三大市場とうたわれて
3位である思われている方々が多いと思われます。

ですが実はシンガポールや香港のほうが、
世界的見地からの出来高から見ると多くなっているのが現実です。

尚、私がこの世界にデビューしたころは、
FXの個人取引は個人投資家や業界人が多く、
国際電話や大きな携帯電話で香港の取引業者と
取引をする姿が多くみられていたと記憶しています。

去年、金融先進都市構想に関して小池都知事が
「東京をアジアナンバー1の国際金融場として復活」とコメントしていたのを覚えていますが、
来る東京オリンピックに向けての東京国際金融市場構想については、
実に色々な場で議論がなされてきました。

最近では、大きく分けて

  1. 東京都が独自に研究していたもの(東京国際金融センタータスクフォース)
  2. その発展形として国や経済界が参加したもの(東京国際金融センター推進会議)
  3. 証券界が独自に構想したもの(東京国際金融センターの推進に関する懇談会)

がそれぞれの意見を表明していました。

今後、東京都は、副知事を座長とするタスクフォースにて、
民間の銀行・証券・生損保などからの意見聴取を行い、

  1. 海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境作り
  2. 国内外からの資金を、今後国内で成長が見込まれる分野へ呼び込む仕組み作り
  3. 国内の金融資産を、預金中心からその他金融商品への運用に広げるための仕組み作り・商品開発
  4. 国際金融センターで活躍できる人材の育成

という4つの課題に集約しました。(2014年7月11日)

その上で、これら4つの課題に取り組むために、
国と民間金融機関等を加えて国際金融センター推進会議を設置したと報道されていました。

 

国際金融センター指数を読む

2007年に創立された英国の独立系シンクタンク「Z/Yen Group」が
2016年に公表した「国際金融センター指数」において、
東京は、前年より1つ順位を上げて5位になったものの、
ポイント数で見ると、1位のニューヨーク、2位のロンドンとは大差がつき、
3位香港、4位シンガポールとの差も大きいままとなっています。

しかも、競争力の要素別評価で見ても、
「ビジネス環境」「金融セクター進化度」「インフラ」
「人的資源」「レピュテーション」など、
ほぼ全ての項目で香港とシンガポールに大きく後れを取っており、
ゆっくりとレピュテーション(評価)を取り戻しつつあるものの、
香港とシンガポールには当分追いつけまいとしている。

1位ロンドン、2位ニューヨークと欧米の勢力は健在だが、
3位から5位までがシンガポール、香港、東京と続き、アジア諸国が着実に追いあげている。

そのほかソウル(12位)、上海(16位)、深セン(19位)がトップ20位に選ばれました。

 

香港市場と本土市場のそれぞれの特徴

ここで香港市場と本土市場(上海、深セン)の大きな特徴について調べてみました。

 

香港市場が「米国の金利や株式相場の影響を受けやすい」のに対し、
本土市場は「中国政府の政策の影響を受けやすい」点が挙げられます。

現在、香港ドルは米ドルとのペッグ制
(香港ドルと米ドルとの為替レートを一定に保つ制度)を採用しています。

そのため、米国経済の影響を受けやすく、
米国の金融政策や米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が、
香港市場に影響を与えることもあるのです。

香港市場のもう一つの特徴として、
株価のボラティリティ(振れ幅)が大きいことがしばしば指摘されています。

これは、香港株には値幅制限がないこと、
また、指数構成銘柄の中でもウエートに開きがあるため、
ウエートの高い企業の株価に指数が左右されることなどが理由として挙げられます。

これに対し本土市場は、
世界の株式相場の影響を相対的に受けにくい独自マーケットと言われています。

国内要因、特に中国政府の政策を反映しやすい市場ですので、
一般報道程度の情報収集は最低でも必要です。
上記の背景でポイントは下記のように整理されます。

  • 香港市場=主に米国を筆頭とした主要金融市場の動向に影響される。
  • 中国本土市場=中国政府の政策に影響される。

 

香港外国為替市場の定義

ここで定義としては、香港外国為替市場とは、
中華人民共和国特別行政区の香港における外国通貨の売買の市場のことを言い、
香港外国為替市場をはじめ外国為替市場といった場合、
東京市場同様に証券取引所や商品先物取引所のような取引所が存在するわけではありません。

よって、香港外国為替市場という場合は、
主に香港におけるビジネスタイム(およそ午前9時頃から午後5時頃まで)での取引を指し、
かつ、その時間帯における為替レートを指します。

ちなみに為替レートは、世界各国の銀行のみが参加して
短期資金や外貨などを取引する市場のインターバンク(銀行間取引)での取引値である。

香港外国為替市場では、その国の主要通貨である香港ドルが中心に取引される。

 

主要金融市場の取引高推移

2010年 2013年 2016年
地域 取引高 シェア(%) 取引高 シェア(%) 取引高 シェア(%)
イギリス 1853.6 36.8 2726.0 40.8 2426.1 37.1
アメリカ 904.4 17.9 1262.8 18.9 1272.1 19.4
シンガポール 266.0 5.3 383.1 5.7 517.2 7.9
香港 237.6 4.7 274.6 4.1 436.6 6.7
日本 312.3 6.2 374.2 5.6 399.0 6.1
フランス 151.6 3.0 189.9 2.8 180.6 2.8
スイス 249.5 4.9 216.4 3.2 156.4 2.4
オーストラリア 192.1 3.8 181.7 2.7 134.8 2.1
ドイツ 108.6 2.2 110.9 1.7 116.4 1.8
デンマーク 120.5 2.4 117.4 1.8 100.8 1.5

 

最近の香港ドル円の推移

香港ドルの推移

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=HKDJPY&time=1mon#charttop

 

香港の同行も、投資家としてはチェックしておきたいところです。

IMM 通貨先物ポジション

IMM通貨先物ポジション

FX取引をする上で世界中において
多種多様な投資家が色々な通貨ペアポジションを保有しています
(もちろん、ここでは利益追従の為です)。

一般的には米国のシカゴ・マーカンタイル取引所の投機筋のポジション量のことで、
大手ヘッジファンドやCTAなどの巨額の金額を操る投機筋のポジションがこの建玉明細でわかるので、
個人投資家も含めて多くの投資家がこのシカゴIMM通貨先物ポジション
市場全体における投機筋が保有しているポジションの縮図として参考にしているのです。

 

シカゴIMM通貨先物ポジション

シカゴIMM通貨先物ポジションは、IMM POSITIONとも呼び、
CMEで取引されている通貨先物のポジションのことをいいます。

また、IMMとは、International Monetary Marketの事を表していて、
CMEにある国際通貨市場のニックネームのようなもので覚えておきましょう。

 

簡単な歴史としてのCMEは、
2007年にシカゴ商品取引CBOT合併してCME Groupを形成し、
CME Group2008年にニューヨークマーカンタイル取引NYMEXなどを買収し、
現在は世界屈指のデリバティブ取引所運営会社となった経緯を知っておけば十分でしょう。

 

IMMポジションを見る上での注意事項

IMMポジションは、金曜日の取引終了後に火曜日時点の数値が発表される形になっているため、
情報の遅れを考慮する必要はありますので数値にぶれもあることがあります。

しかしながら、ヘッジファンドの数社は
投資ターゲットがオープンになる恐れもあるために、
最近では通貨先物を利用しないところもあるそうで
全世界のポジション保有高が明確に理解できるわけではありません。

一般にIMMポジションでは、公表されるデータの中で、
投機筋のLong・買いとShort・売りの枚数が最も注視されるのですが、
取引に参加しているヘッジファンドや金融機関などの投機的なポジション残高を示しており、
買い持ちが過大になってくると相場下落要因、
売り持ちが過大になれば相場上昇要因となる可能性が膨張してくると理解されています。

 

一方、本ポジションの増加や減少率の動向でトレンドチェックにも役立てています。

アメリカの先物取引所CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)では、
商品などの取引の中で通貨の先物取引もしていますが、
全米先物取引委員会(CTFC)は、各取引所に先物商品のポジション動向を後悔することを義務付けているため、
CMEは毎週火曜日の取引終了時点で建玉明細を報告しているのです。

この建玉明細のことを「シカゴIMM通貨先物ポジション」と言います

 

FXはご存知のようにテクニカルチャートだけではなく、
市場心理や市場参加者である個人投資家、機関投資家のポジションの偏りや歪み
相場の判断をする上で大切だと言われています。

FX会社や証券会社では下記のようなデータを発表していて
相場をジャッジする上で参考にしていますが、臨場感が湧くように新しいデータを載せました。

IMM通貨先物ポジションチャート

もちろん、シカゴ筋が世界の大半の通貨ポジションを保有しているわけではないのですが、
解り易く説明すれば以下のとおりです。

 

歴史的事実から見て人工頭脳の進歩や持ち高の問題からの見地から言っても、
市場全体の縮図及びミラーのような役割を示していると言えるでしょう。

投機筋の大手が巨額のポジションを自信一杯で構築している様子や、
その偏りが読み通りに行かない時などの市場への大きな影響を
分析する材料になりうるということではないでしょうか?

 

例えば、安倍さんとトランプさんの首脳会談は事なきを得ましたが、
その前の週のトランプさんの大統領としては
タブーであった米国の金融・通貨問題への言動への危惧や
現実的な金融政策やFRBとの連携などへの現実性などで
ドルに対するポジションが僅か1週間の間に増減したりするのです。

尚、ビッグプレーヤーのポジション調整はもちろんのことですが、
時には中長期にわたっての収益確定のタイミングや手じまいおよび損益確定の動向も見えるときが多いのです。

 

タイムサイクルを元に相場を読み取る

タイムサイクル

ブルームバーグにサイクル・ファインダーという機能があるのですが、
今の時代でしたら、もしかしたらメタトレーダーにもあるかもしれません。

これはボトムから次のボトム、或いはピークから次のピークをつける周期を探すものですが、
私が現役時代に一緒に働いていたストラジストの先輩が
FXだけではなく、株式、OIL、GOLDなどにも当てはめて研究していたのを懐かしく思い、調べてみました。

 

サイクル理論とは?

サイクル理論は、ウオルター・ブレザードと
ジェイムズ・ジョーンズが1981年に発行したThe HAL Blue Bookで最初に提案された理論だそうです。

サイクルとテクニカルを最初に一体化し、
サイクルの周期性を前提に取引するのは非現実的と言明はしていますが、
エリオットやギャンなど緻密な分析によって投資スタイルを固執するよりも、
相場環境に応じて随時サイクルを検証することでその有効性が再認識されています。

資金と時間と体力のある投資家には、お勧めかもしれません。

ドル円超長期チャート

上記のチャートはドル円の超長期チャートですが、
過去45年の動きを追ってみたのですが、
1978年第4四半期の大底から1995年第2四半期の大底までの
なんと16年6ヵ月というサイクルが存在するように見えてきます。

そしてバブル崩壊後の1995年第2四半期から16年6ヵ月目にあたったのが
2011年第4四半期で偶然にも地政学的事件の東日本大震災で大円高が進行したときです。

怖いくらいのデータです。

 

次の大底は2028年第2四半期?

ということになると次の大底は2028年第2四半期という法則で
なんとあと11年後といったらもうヨボヨボの爺さんになっている時になってしまいます。

元気だったら、年金受給者になるころには円高貧乏になっているに違いありません。

但し、運よくそのような経過が訪れたとしても
一体いくらスワップ金利を払わなくちゃならないのでしょうか?

 

そこで調べてみたら、上記の話を立証するような記事が下記のような内容の話です。

USDJPY1978年から55.5年の周期性があり、
5年周期で安値を形成します。要するに安値ー高値ー安値が1サイクルとなります。

尚、おおよそ、この5年周期が3つ入って1つの16.5年周期という大周期が形成されます。

もし、全くファンダメンタル要素は度外視しての話ですが、
20156月の125.85円でドルが天井を上ったとすれば、
5年サイクルボトムへ向けてドルは急落する可能性が大きいという理論です

その節目となるのは、20158月安値の116.14円となります。

このネックラインを割ってしまうと、ダブルトップ割れとなります。

 

ただ、2010~2011年のような円高にはならず、
次のサイクルでは198カ月目の20284月までは考えられません。

このサイクルで考えると今年は円安というよりも
円高というエコノミストやアナリストが多くなるかもしれません。

 

米国が景気回復基調・政策金利上げムードでも
ある意味行動的なトランプリスク再燃によって
地団駄を踏んでいるドル円相場において少し遠いのですが、
125.85円まで届かなければ、その後はサイクル通りのドル下落局面となる可能性が高くなるということです。

 

しかしながら、タイムサイクルには延長するケースがあり
125.85円を超えて円安となると、延長して円安に向かう可能性も否定できませんが、
原油が急速に上昇トレンドに戻ることや中国景気が一気に改善すること、
新興国通貨高に急激に戻るなど、
世界が抱えているリスクの払拭が急激に起こることは現状では考えられません。

長期では、今後ドルは買い目線よりも、
売り目線で見ておいた方が、リスクが小さいのではないかと感じます。

ドル円の8年トップサイクルや、5年ボトムサイクルなどが有名ですね。

日経平均のサイクルも有名です。

 

GBPUSDのタイムサイクルチャート

GBPUSDのタイムサイクルチャート

ムルムバーグの記事によると、
上記のチャートのようにケーブルをテーマにして書いてありましたが、
なんと8年周期で大底をつけるサイクルが確認されるということでした。

添付チャートのプライスの下に赤い弧がいくつか描かれていますが、
前回大底をつけたのはリーマンショックの時の2009年第1四半期
そしてもしサイクルが本当に正しく機能するのであれば、
今年の第
1四半期に大底を確認して大反転するのでは? というものでした。

1971年からの45年間を振り返ってみると
確かに過去4回のサイクルは結構いい感じで大底を当てているようにみえていますが、
今回のサイクル(断定している訳ではありませんが、便宜的にそういうことにします)では
昨年第4四半期に1.18台とか見ているので、1四半期分外しているのかも知れません。

 

それにそもそも外部環境や米英当事国の経済・政治情勢などが
その時々でダイナミックに変化しているのに、
一律に「8年周期のサイクルが存在する」と論じること自体
ナンセンスというべきという投資家も少なくありません。

占星術と同じようなものですが、一部には熱狂的な信奉者もいるというのは、
当たる確率が高いということしょうか?

 

 

下記にご紹介するタイムサイクル理論は、
下記のサイトをタイムサイクルについてのコメント。

詳細文献は少なくて以下を参照いたしました。

参考:http://fx失敗.net/cycle-theory/fx-cycle-theory/

 

タイムサイクル

大きなサイクルの中には、小さなサイクルがあり、
その小さなサイクルの中には、さらに小さなサイクルがありますが、
大きなサイクルと思っていた相場にも、さらにもっと大きなサイクルがあります。

 

言葉では理解しにくいと思いますので、画像を作りました。
まずは、画像をもう一度みてください。

タイムサイクル

レイモンドA・メリマンさんが提唱するサイクル理論において、
例えば、この画像のように、18週前後のサイクルを一般的にはプライマリーサイクルと言い、
トレーダーが最も狙いやすいチャートの波とも言われています。

ただし、この18週前後の波のサイクルよりも、さらに大きなサイクルというものがあり、
これらは、長期サイクルとか中期サイクルなどと呼ばれます。

↓の画像の青色の波です。

タイムサイクル

さらにこの画像の青い線をも包み込む巨大なサイクルも存在。(紫色の線)

 

 

ただ、上記のような数年単位のサイクルでは、
さすがに現実的にトレードできる時間軸ではないので、もっと小さなサイクルを見ていきましょう。

タイムサイクル

↑の画像の黒い線のサイクルを、さらに分解してみてみると実際は、
もっと小さな、6週前後の波のサイクルがあり(赤い線)
これはメジャーサイクルとか呼ばれたりします。

このメジャーサイクルも、狙い易い波です。

基本的に、プライマリーサイクルは、2~4個のメジャーサイクルで成り立ちますが
それは、リアルの相場のパターンを見て判断するしかありません。

もっと小さくすると、このメジャーサイクルは、さらに小さな、
トレーディングサイクルというものもあり、もっと進めると、
分足レベルでのサイクルまで確認されています。

 

どうやってFXサイクル理論をリアルトレードに生かしていくか?

ライトトランスレーションかレフトトランスレーションかを確認する

トレンド判断として使うとしてこの記事の最初で書いたトランスレーションの考え方により、
ライトトランスレーションか、レフトトランスレーションかを確認することで、
次の相場サイクルがアップトレンドか、ダウントレンドかの判断が高い精度でつきやすくなります。

 

天井ショートや、底値ロングを狙う

サイクル理論の醍醐味としては、それなりに大きなサイクル(日足レベルで見るサイクルの)
「天井ショート」や、「底値ロング」を狙いに行く。

これは、素人の値ごろ観による
「そろそろ上がるだろう」みたいな
何の根拠もないトレードではなく、
しっかりしたサイクル分析によって相場の転換点を狙うので、
高い精度で成功させることも可能になってきます。

 

押し目買いや戻り売りのタイミングを取るために使う。

文字通り。

 

あとは、例えば、大きなサイクルが上昇トレンドと判定されているならば、
その1サイズ下のサイクルを使って、押し目買いを狙うことも可能です。

分足、時間足、日足、週足、様々なタイムフレームで活用可能。

実質為替レートとは?

実質為替レート

実質為替レートとは何か?

実質為替レートとは、二国間の通貨の交換レートである為替レートを
両国の物価指数の比で割った値をいいます。

購買力の変化によって生じる為替レートの変動部分を調整したものです。

対ドルの実質円レートは、

N時点の円レート×
(基準時を
100としたN時点の米国の物価指数÷基準時を100としたN時点の日本の物価指数)

で求められます。

 

円の実質実効レートとドル円相場

円の実質実効レートとドル円相場

参考:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO99436770Y6A400C1PPD001?channel=DF280120166591

上記のチャートは、1973年以降を対象に算出した
円の実質実効レートとUSDJPYの相場動向を表したものですが、
上下に変動しながらも、一方向に放置されることはなく、
数年単位で平均的な水準に戻る傾向を理解できます。

 

上記での実質実効レートとは、
実効為替レートにおける実質為替レートのことで
為替レートを見ることによってその国の通貨の
インフレ率の影響を除いた総合的な強さを確認することができます。

実質実効レートとは、
単一通貨のインフレ率以外の要因による強さを表す指標です。

 

投資時期と三年後の損益

円相場はドルに対する値動きばかりに注目しがちだが、
実際には様々な通貨に対して日々変動しています。

円が対ドルで上昇していても、
同時に対ユーロで下落していれば、必ずしも円高だとはいえません。

 

円の総合的な価値変化を探るために日銀はいくつかの指数を公表しています。

1つが、ドルやユーロ、英ポンド、人民元などの主要通貨に対する値動きを、
各国・地域との貿易量などを基に加重平均して求める名目実効レートです。

 

実質為替レートの例

例えば、1ドル=120円が、1ドル=100円に変化する場合、
円から見るとドルが値下がりしており、「ドル安」あるいは「円高」になったと表現する。

ただしこの時点で、日本において物価上昇がないと、
円高後の100円が事前の100円と同じ価値を持っていることになる。

しかし、米国の物価が上昇したとすると(1ドル=100円)、
新たに100円で購入できるようになった1ドルは、かつての購買力(価値)を持っていないことになる。

物価上昇率が10%ならば、事前に1ドルであった財は、1.1ドルに値上がりしており、
事後では1÷1.1ドル単位しか購入できない。

つまり100円で購入できるドルは、実質的には1÷1.1ドルの価値なので、
120円から100円までの値下がりとはなっていない。こ

のように、物価の変化まで考慮に入れた為替レートを実質為替レートと呼ぶ。

 

実質実効為替レートと名目為替レート

 

参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/fx/h_beginner/0067.html

上記は「実効為替レート」(青色のグラフ)と
「名目為替レート(普通の為替レート)」(赤色のグラフ)のチャートとなります。

1980年から表示されています。

これらチャートは日銀のホームページから見ることが出来ます。

 

実質実効為替レート

「実質実効為替レート」(青色のグラフ)は、2010年を基準年(100)とした指数のグラフです。

縦軸は右側を使用しますので、下に行くほど数字が小さくなります(円安方向)。

上に行くほど数字が大きくなります(円高方向)。

名目為替レート

「名目為替レート(普通の為替レート)」(赤色のグラフ)は、
東京市場のドル・円 スポット 17時時点/月中平均のグラフとなります。

縦軸は左側を使用します。

目盛の数字は右側と同じ向きですが、円安、円高が逆になっているため注意して下さい。

下に行くほど数字が小さくなりますが円高方向です。

上に行くほど数字が大きくなりますが円安方向です。

 

為替レートの種類

名目為替レート

名目為替レートとは、
我々が普段目にし、取引する際の実際の為替レートの数値のこと。

通貨ごとの物価上昇率・インフレ率の影響を受けます。

 

実質実効為替レート

実質実効為替レートとは、
日本を含む59か国・地域の物価変動や貿易量を考慮して計算された
相対的な円の実力を測るための総合的な指標のことで、
実質とは、物価変動の影響を除くことを示しています。

実効とは、貿易額に占める相手先の比率を勘案することを意味していますが、
実質実効為替レートを見ることで、
その国の通貨のインフレ率の影響を除いた総合的な強さを確認することができます。

すなわち、単一通貨のインフレ率以外の要因による強さの指標です。

実質為替レート

実質為替レートとは、名目為替レートから
両国の物価上昇率の変化を取り除いて出された為替レートの数値の事で、
為替レートを2国間の物価指数の比で割ることで物価の影響を取り除き、実質的な為替レートを算出します。

名目為替レートからインフレ率の影響を除くことで、
それ以外の要因による買われすぎ・売られすぎを確認することができます。

 

実効為替レート

実効為替レートとは、
2国間のレートでは分からない
ある国の対外競争力を測るための総合的な指標で
単一通貨の総合的な強さを確認するための指数です。

具体的には、対象となる全ての通貨と日本円との間の2通貨間為替レートを、
貿易額等で計った相対的な重要度でウエイト付けして集計・算出します。

 

名目実効為替レート

実効為替レートにおける名目為替レートのこと。

アメリカドル、ユーロ、中国人民元など各国を対象に、相手国・地域の貿易額で加重平均して算出します。

2017年データ/ランド円動向

ランド円

2017年、ランド円の見通しはどうか?

つい数週間ほど前にあまり気にしていなかった
「ランド円の見通しについてどう思うか?」と個人投資家の友人に訊かれたので
ここ何日かずっとその動きを追っていました。

「何でこんなに8.30-35円のサポートが堅いんだろう?」と思ったら、
今朝次のようなBBG記事を目にして少しばかり原因が理解できました。

 

11月8日のトランプ勝利以降、
新興国市場の現地通貨建てソブリン債券は
軒並み大きな売り圧力に晒されていたのだが、
南アについては国内の政治リスクの後退と経済の改善傾向が注目されました。

またソブリン格付けの引き下げ懸念が遠のいたことが市場の好感を獲得し、
11月中旬の下げ幅が相対的に小さくとどまり、その後は反って上昇に転じているということです。

 

ランド円の日足チャート

ランド円チャート

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=ZARJPY&time=1d#charttop

 

下記のチャートは新興国市場の現地通貨建てソブリン債券指数(青)と
南アのランド建て債券指数(赤)について、
201512月末を100として基準化したものです。

ランド円チャート

なるほど、南アについては直近値117.64・
昨年8月18日に付けていた116.45という年間最高値をすでに更新していたことで
ランド高(対米ドル、そして間接的に対円)をサポートする要因がこの辺にあるようです。

 

南アフリカのファンダメンタルズを調べてみました

参考のために南アフリカのファンダメンタルズを調べてみましたので
下記の2つのチャートをご参考にしてみてください。

しかしながら、調べた段階では私の見立ては
かなりランド安(対ドル、その後対円に波及)方向に
行くしかないと思っていたのですが、結構しぶといようです。

消費者物価指数

SA-US

両国間での物価の上がり方が異なって
南アの方が物価上昇のペースが速くなってきていますが、
ランドが対アメリカドルで減価する方向に作用すると分析されると言っています。

南アフリカ債権の売買フロー

ドル/ランドチャート

ランド円チャート

一番上のチャートから日次ベースの海外投資家の南ア債券の売買フロー情報
ドル/ランドの25デルタリスクリバーサル(1ヵ月物)、
ンド円の25デルタリスクリバーサルの順です。

債券投資フローチャートでマル囲いした直近で
かなり大きな売りが出ているのが注目されます。

この辺についてBBGでは、ズマ大統領が内閣をリシャッフルし、
財相をクビにするとの観測が政治リスクとして認識されたことが市場で嫌気されたらしいとのことです。

これを反映してリスクリバーサルもランドプット需要が高まっているというのが記事の内容です。

 

この記事の冒頭のチャートでは、
ポリティカルリスクが大きく後退したとBBGでアピールしていたのに難しいものです。
(2017,2月現在)

トレンド分析の出来高系指標「MFI」

MFI(マネー・フロー・インデックス)

MFI(マネー・フロー・インデックス)とは?

MFIとは、Money Flow Indexの略で
マネー・フロー・インデックスとも言い、
モメンタム系のRSIと類似した特徴があるトレンド分析の中の出来高系指標です。

RSIが相場の変動幅だけを使用している指標なのに対して、
MFIは値幅の他に出来高も考慮されるもので株価の指標としても良く使われています。

 

出来高を考慮していることにより
RSIに比べて天底の信頼性がありますが、
RSIと同様に相場動向にと逆行する場合もあるのも事実です。

 

MFIの売買シグナル

・買い MFI20%以下になった時

・買い 20%以下で推移していたMFI20%を上抜いた時

 

・売り MFIが80%以上になった時

・売り 80%以上で推移していたMFI80%を下抜いた時

 

尚、MFI が 80 を超えるもしくは 20 を下回る場合、
マーケットが天井や底にあると考え、逆張りトレードのシグナルとします

MFIの売買シグナル

(HYPER SBI)

 

MFIの計算方法

TP(typical price)=(高値+安値+終値)÷3

MF(マネーフロー)=TP×出来高(Volume)

・現在のTPが1つ前のTPより大きい場合、MFはプラスになります。
逆に1つ前のTPが小さい場合、MFはマイナスになります。

PMF(Positive Money Flow:プラスマネーフロー)
=一つ前のTPと比較してプラスだったn日のMFの合計

NMF(Negative money flow:マイナスマネーフロー)
=一つ前のTPと比較してマイナスまたは同値だったn日のMFの合計

MR(マネー比率) = PMF/NMF

MFI = 100 – (100÷(1+(MR)))

 

MSIのシグナル

MSIのシグナル

参考:http://fx-meta4-indicator.blogspot.jp/2016/09/money-flow-index-mfi.html

 

上記のチャートは、実際のMSIを参照した売買サインの例です。

基本的にMFIのターゲットは
1時間足~日足でスイング的なトレードを中心とした短期取引向きだと思われます。

 

MFIはRSIと同様にダイバージェンスが発生した時もエントリーポイントになりますが、
残念ながら、現在、MFIを使える業者は少なくて
SBC証券やIG証券やデューカスコピーなど、一部のMT4数社です。

 

MFIの考え方のまとめ

  • ダイバージェンス(乖離、逆行現象)
    MFIが下降しているときに価格が上昇する(またはその逆の)場合、
    価格が反転する可能性が非常に高くなる
  • A/Dの水準
    A/Dが80を超える、または20を下回るとき、
    それぞれ相場のピークまたは底にいる可能性を示唆しています。

ボラティリティーを探る!ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)

ATR

ATRとは何か?

ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)とは
ボラティリティを表すテクニカル指標のことです。

ATRが高くなっているということはボラティリティが高いことを示し、
逆に下降局面にあるときにはボラティリティは低くいことを示します。

 

ATRは価格よりも早めにシグナルが出るので、
ボラティリティを分析するのに良いツールです。

ディトレードやスイングトレードなどの比較的短期の取引にシグナルが速く、
特に30分足のトレードにおいて、ATR期間14の設定は反応が良いと聞いております
(あるトレーダーの検証の結果、ATR期間14と30分足は結果が良好)。

 

ATRチャート

(参考:HYPER SBI)

 

 

ATRの計算方法

ATRとは、真の値幅の平均値のことを意味して
価格変動の大きさボラティリティを探れるテクニカル指標です。

値幅とは、一つのローソク足の高値と安値の距離のことですが、
真の値幅とは、窓が発生した場合も考慮した値幅のことを言います。

 

・値幅 = 高値 - 安値

・真の値幅 = 真の高値 - 真の安値

・窓 = 当日の始値 - 前日の終値

 

前日のローソク足の終値と当日のローソク足の始値の間で値が飛んで、
離れてしまうことを窓が発生すると言います。

FXで見られるのは、月曜日の始値と前週の金曜日の終値の間でよく窓が発生する事があります。

真の高値、真の安値は以下のように定義されます。

つまり、窓が発生した場合は前日の終値からの値幅を真の値幅としています。

 

  • 真の高値 = 当日の高値か、前日の終値のどちらか高い方
  • 真の安値 = 当日の安値か、前日の終値のどちらか安い方となります。

 

ATRチャート

(参考:LION FX )

 

ATRは上記した通り、ボラティリティであることから、
明確な売買シグナルを発するような特徴はありません。

日々の相場の動向によって拡大・縮小することとなり、
変動率が拡大傾向のときにはATRも上昇し、
逆に落ち着いた動きは、ATRは小動き・横ばいとなる傾向が強いのです。

 

但し、確認しておきたいのは、
相場の動向が、著しい上昇のときは短期的に上下の振れる可能性があり、
反対に鈍い動きが続いたときも、その反動から相場が急変し急激に振れる展開となる場合があり、
レンジブレイクに移行する事もあるということです。

 

ここでは、ATRは当日のボラを示すので
トレーダーたちの間で一定幅の利食いや損切りをリスク管理を徹底する事で
その幅を決めている人たちに好まれて使用されていると言いますが、
通常
ATRの値の23倍の数値でストップを置くことが一般的のようですが、
利食いも同じ値の
23倍にすれば無難のような気がします。

 

ATRの見方

 ATRはボラティリティの目安であるという特徴を利用して、
相場の状況を知ることが可能です。

 

ATRが上昇し、高い値の時はトレンド相場
ATRが急激に上昇する時はパニック相場(1WAY)となる可能性が強い。

トレンド相場になると値動きが大きくなるので、ATRは上昇し、高い値になる可能性が強い。

尚、パニック相場の時は値動きが非常に大きくなるので、ATRは急激に上昇します。

ATRの急上昇を見つけたら注意が必要となります。

ATRを利用したトレンドルール

(参考:mirror of investor)

 

ATRを利用したトレードルール

ルールは基本的に、現在動いている足の1本前を基準に判断していくものになります。

しかし、現在動いている足で判断してしまうと指標が変動する可能性があり、
サインとして採用するには不十分になることを前提でご自分の取り決めを設定しましょう!

 

切り価格を決めるルール一例

買い : 損切り価格 = エントリー価格 - 1本前のATR×3倍

売り : 損切り価格 = エントリー価格 + 1本前のATR×3倍

 

利食い価格を決めるルール一例

買い : 利食い価格 = エントリー価格 + 1本前のATR×3倍

売り : 利食い価格 = エントリー価格 - 1本前のATR×3倍

ATRを利用したトレードルール

トレンドの傾向をいち早くキャッチが可能!ウィリアムズ%R

ウィリアムズ%R

・ウィリアムズ%Rとは?

ウィリアムズ%Rとは、
1966年にラリー・ウィリアムズが考案したテクニカル分析のことで、
買われすぎ、売られ過ぎを検証する指標の一つです。

一定期間の高値、安値に対して直近の終値の相対的位置を検証し、
80%以上は売られ過ぎで、20%以下は買われ過ぎとされます。

 

このオシレーター指標は、
当日の価格が値動きの中のどこに位置するかを表しています。

当日の高値に近いほど数値が小さくなり、
逆に安値に近づくほど数値は高くなります。

ウィリアムズ%R

ウィリアムズ%Rはサブチャートの赤いライン
この赤いラインは%Rと呼ばれ、0~-100%のレンジで表されます。

チャート上では、縦軸の上限が0%、下限が-100%という形で表示されています。

この%Rによって分かるのは、
「買われすぎている」「売られすぎている」といった相場の過熱感です。

 

上限0%に近づけば近づくほど買われすぎ、
下限に近付けば近づくほど売られすぎということになるのですが、
具体的にポイントとなる値は-20%と-80
-20%を超えると買われすぎ、-80%を超えると売られすぎとされますが、
オシレーター系特有のトレンドが強い相場では
上限や下限近くに張り付いてしまう事が見られますので気をつけてください。

 

ウィリアムズ%Rの計算方法

R=(現在値-分析期間の高値)÷(分析期間の高値-分析期間の安値)×100

 

計算式の意味合いを見てみると、
分析期間における高値、安値のレンジに置いて、
現在値が高値から何%の位置にあるか、というのが%
Rとなります。

 

具体的なシグナルの見方

0%近辺を高値水準、100%近辺を下値水準として見ます。

0%、100%の水準に張り付いた動きを
ガーベージトップやガーベージボトムと呼び、
そのレンジの上下をブレイクしたときが売買サインとなります。

 

ウィリアムズ%Rシグナルの見方

  • ①→100%の水準で%Rが%Dを上抜けているので買いサイン!
  • ②→0に近い水準で、%Rが%Dを下抜けているので売りサイン!

 

この指標は他の指標と組み合わせることで、効果を発揮します。

逆張り系の指標なので、
順張りの指標のトレンドラインを併用することが効果的です。

 

<売られすぎサイン>
80%以上

<買われすぎサイン>
20%以下

ダマシを無くしたい方は90%や10%と判断基準となる数値をきつくする

レート価格が上昇して上に向かっているのにも関わらず数値は下に向かい、
レート価格と逆の動きをするのですが、
%Rは、RSIなどに比べ敏感に反応し、
それが過ぎて「だまし」が多く出過ぎるという欠点があるのが短所

 

  • 長所・・・トレンドの傾向をいち早くキャッチすることが可能
  • 短所・・・トレンドの傾向を敏感だが、ダマシが多い。

 

というわけでウィリアムズ%Rは
シグナルが早いので売り買いの仕掛けが早くできるという反面、
チャートに過敏に反応するのでダマシが多いです。

ですので、トレンド追従型の移動平均線を組み合わせてあげて、
トレンドを見ながら%Rの シグナルを判断するという手法をとることで
ダマシでのトレードを回避することが重要です。

 

一般的には、ウィリアムズ%Rがシグナルを出した段階で、
移動平均線やローソク足の売買サインを見えた時に
エントリーポイントとするトレーダーが多いようです。