テクニカル分析

単純移動平均線(SMA・MA)とは?

SMA(単純移動平均線)

単純移動平均線(SMA・MA)とは?

移動平均線はFX取引の中でもローソク足と並んで基本中の基本で、
相場の流れをより明確にするための指標です。

Moving Averageといい、頭文字をとってSMAMAと言われますが、
これは設定した期間の終値を単純に平均化したものです。

移動平均線は名前の通り、
刻々と推移していく一定期間の価格を平均化したものですが、
価格は将来に向かって移動していくため、この線も同様に移動していきます。

下記のチャートでは、青い線が移動平均線を示しています。

単純移動平均線

上記のチャートは一つの例ですが、これは20本移動平均線を示しています。

過去の20本の終値を合計してから、20で割った数値を結んだ線です。

色々な表し方や設定の仕方がありますが、
期間や複数のラインを示すことで敏感な短期間の動向を判断するのに利用され、
ゆっくりとしたトレンドラインを判断するのにも参照されています。

 

単純移動平均線の特徴

  • サポートやレジスタンスをジャッジするのに有効
  • トレンド移行時・発生確認に有効
  • 現在のトレンドの確認に有効

その中でトレーダーたちが多用するのがSMA(単純移動平均線)で、
本数の設定をすることで大きなトレンドや短期なトレンドを見ることができます。

例えば1時間足であれば、10時間分の終値を合計してから、
10で割り算した数値のラインが現れるわけです。

ドル円の1時間足チャート

ドル円の1時間足チャート

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=USDJPY&time=60m#charttop

 

上記のチャートはドル円の1時間足のチャートですが、
5時間移動平均線と25時間移動平均線の2本でローソク足と組み合わせたものです。

期間が短い方の赤のSMAはローソク足とほぼ寄り添った同じ動きをしていますが、
期間が長い緑のSMAはローソク足に遅延した動きになってくるのが理解できます。

というわけで設定本数が多く期間が長くなればローソク足の動きに遅れて反応するのです。

シグナルとしましたら、一般的には、
短い時間の赤のSMAが期間の長い緑のSMAを上抜けたら、
ゴールデンクロスで買いサイン、下抜けたらデッドクロスで売りサインと判断されます。

ディトレーダーであったら、5分足や1時間足の移動平均線をみながら、
4時間足や日足で大きな動きを確認しながら取引差するのです。

スカルピングであったら、1分足のチャートで細かく敏感なチャートをメインに参照します。

 

ドル円の日足チャート

ドル円の日足チャート

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=USDJPY&time=1d#charttop

 

上記はスイングトレードなど比較的に中期で相場を張るときには
5日SMAと25日SMAのコンビネーションがポピュラーです。

比較的大きなトレンド確認や長期トレードによっては以下のようなSMAの組み合わせが一般的でしょう!

  • 日足 … 5日線、20日線、25日線、75日線、200日線
  • 週足 … 13週線、26週線、52週線
  • 月足 … 12月線、24月線、60月線、120月線

 

注意としては

  • クロスしたポイントでポジションメイクをするのは万全ではないことも認識すること
  • 自分の取引手法に応じたSMAを探し出すこと
  • 慣れてきたら価格指標であるボリンジャーバンドやRSIやMACDと組み合わせて判断すること

となります。

人間心理を数値化?サイコロジカルラインとは?

サイコロジカルライン

サイコロジカルラインは、売られすぎや買われすぎを示すオシレーター系のテクニカル指標です。

通称、サイコロと呼ばれていていますが、
サイコロジカルとは「心理的な」という意味で、市場に向かう人間の心理状態を数値化したものです。

 

サイコロジカルライン

(参考:HYPER SBI)

  • サイコロジカルラインは、ある期間に価格が上昇した日数の割合を求めて、
    市場心理が強気になれば売り、弱気になれば買いというように、逆張り指標として使われます。
  • 75%以上(93敗)は買われすぎ、25%以下(39敗)は売られすぎと判断することができます。
    25%以下になった時に買い75%以上になった時に売り。

このサイコロジカルラインは
心理的な面から売り時や買い時のタイミングを考えようとして作られたチャートです。

このサイコロジカルラインは、
前日比でプラスになっているのか、マイナスになっているかを星取表にして勝敗に直し、
そこから売買タイミングを割り出そうとしたものです。

言い換えれば、このサイコロジカルラインも心理的な過熱感から、
買われ過ぎや売られ過ぎといった売買タイミングを教えてくれるチャートの一つと言えるのです。

 

サイコロジカルライン=
終値が前日比で円安になった日数÷過去何日間(
12日間)

 当日を含む過去12日間で前日比プラスを1勝とします。
また前日比マイナスを1敗とします。

例を挙げて解説します

1)12日間のうち、10回前日比プラスの日があった場合
10回÷12日×100=83.33%

2)12日間のうち、2回前日比プラスの日があった場合
2回÷12日×100=16.66%

このように、前日比上昇、下落を何勝何敗として見ることによって、
12日間の価格動向を客観的に見ることができるようにしたものなのです。

サイコロジカルライン
参考:https://min-fx.jp/seminar/index_43.html

 初期設定では期間が通常では12となっているケースが多いです。

12日間で10回も上昇しているとすれば
買われ過ぎで心理的な過熱感が台頭してきていると考えられるでしょうし、
逆に12日間で2回しか上昇していなければ
心理的な面から売られ過ぎと考えられるということになります。

 

サイコロジカルラインの計算方法は一つですが、
詳細設定を変えることで、
素晴らしいツールにもなれば悪いツールにもなるということを示しています。

そのため、個人の勝率の多い設定を探してみると良いでしょう。

 

チャートを参照してみましょう

▶︎買われ過ぎのときの売りサイン

 サイコロジカルライン売りサイン

参考:http://www.fxciao.com/fx-technical/oscillator/948/

 

▶︎売られ過ぎのときの買いサイン

サイコロジカルサイン買いサイン

参考:http://www.fxciao.com/fx-technical/oscillator/948/

 

取引する時の注意

前日終値よりも高かったら勝ち、安かったら負けと判断するため、
100pips上がった時も10pips上がった時も同じように扱われます。

80%を超えても、それほど上がっていないということも起こり得ることを認識しておきましょう!

もちろん、一方的なワンウエイ相場ではこの指標はサインを出せませんのでご注意ください。

P&F(ポイント&フィギュア)手法とは?

P&F手法

P&F(ポイント&フィギュア)とは何か?

P&Fは非時系列テクニカル指標の一つです。

これは海外で使われている最も代表的な不規則時系列分析で、
株式市場・FX市場では1990年代頃から
ローソク足同様にトレーダーたちは参考にされているものです。

一般的にチャートは横に時系列に沿って取りますが、
ポイントアンドフィギア(P&F)は
ある一定の価格の変動があって始めてチャート上にポイントを書き込みます。

値動きが大人しく数日変化しない時などには、あまり有効ではありません。

具体的には、日々のデータを基本にして
数年間の値動きを単純化して表現することで
比較的中長期なデータをもとにトレンドを見るために使用されます。

基本的には順張りのトレンド手法で少し短めのスイングトレードにも参照されます。

 P&F買いシグナルと売りシグナル

ポイント&フィギュアの価格・枠数の決め方

ポイント&フィギア(P&F)は1枠をいくらにするか、
何枠で転換させるかといったところが問題となりますが、
1枠を1円、3枠転換を用いたり、
仮に1枠を20銭とすれ1枠が大きくなれば転換が少なくなります。

こうしたことを考えて、1枠をいくらにするかは個人の判断することになるのです。

1枠に関しては価格に対する比率で決めることもあります。

この場合、大体2~3%程度が1枠として適当ではないかと思われます。

 

例えば、1枠は2円程度ということにすると長期チャートになりますが、
その時の動きが荒っぽい動きをしているのか、
比較的落ち着いた動きをしているのかで変更することも出来ます。

また、転換に関しては主要な海外市場での伝統的な手法は1枠転換ですが、
日本では最近には3枠転換が多用されていますが、
その時の相場の動きによって変化させることも必要になります。

 

FX取引おいての有効値(参考)

▶︎短時間のトレードの場合
1枠10銭(10ポイント)、4枠転換(40ポイント)

▶︎スイングトレードの場合
1枠50銭(50ポイント)、4枠転換(200ポイント)

P&Fの有効トレード 

ポイント&フィギア(P&F)においては
1枠の大きさと転換のルールの適切さが非常に重要となっていますが、
個人的に最適化の物を模索するために
事前にシュミレーションをする事が成績向上のための徹底策となり得るでしょう!

×だけで表現されているため、買ったら良いのか売ったら良いのかがすぐに分かりやすく、
FXポイント&フィギュアの概念には出来高と時間軸は含まれず、使うものは価格のみです。

価格のみでトレンドを見るのです。

P&F
参考:http://fxtrend.jp/column-trend-p&f.html

P&Fダブルトップ型 P&Fトリプルボトム型         

ダブルトップ型    トリプルボトム型

 

オシレーター系の分析指標「DPO」

DPO

DPOとは金融用語で
DETRENDED PRICE OSCILLATOR(トレンド価格除去)の略です。

株式市場やFX市場においては逆張り好きのトレーダーに好まれ、
スイングトレードなどで買われ過ぎ・売られ過ぎのサインが出た時に逆張りをする」
オシレーター系の分析指標です。

DPOという用語自体は、
(ディスカウント・ペイ・オフ)という中小企業の債務免除の方法としても
使用されることもあるので、情報を集める際には注意しましょう。

 

チャートを見ながら確認してみよう

株式市場のDPOチャート(買われ過ぎの場合)

株式市場のDPOチャート(買われ過ぎの場合)

上記チャートの紫のラインは、
株式市場での買われ過ぎのサインが出た時のものです。

①、②、③のポイントでみられるように
「買われ過ぎ時」に売りから参入した例となります。

一般的には、FXにおけるスイングトレードなどの
「短期的な動き」をとらえることに特化しています。

目盛りが−1から1まで付いていてDPOのラインが0.5を超えた場合に、
相場が買われすぎていると判断ができ、
また、DPOのラインが-0.5よりも低くなった場合に、相場が売られすぎていると判断ができます。

売りエントリーや買いエントリーのタイミングを計る場合、
真ん中の0の目盛りよりも、DPOのラインが下に位置している時に、
0ラインを上に超えた時に買いエントリーのサインとなり、
真ん中の0の目盛りよりも、DPOのラインが上に位置している時に、
0ラインを下に抜けた時に売りエントリーのサインとなります。

 

定義

▶︎DPO0以下から0以上に反発した時
DPO
が売られすぎ水準に下落した後、反発した時
DPO
の安値が切り上がっている時は上昇トレンド

▶︎DPO0以上から0以下に反落した時
DPO
が買われすぎ水準に上昇した後、反落した時
DPO
の高値が切り下がっている場合時は下落トレンド

 

実際にはDPOラインがマイナス0.5より低下した時に
そのマイナス0.5から上昇した場合に買いエントリーとなる訳です。

反対にプラス0.5を超えて上昇した時に
そのプラス0.5から下に下がった場合に売りエントリーとなります。

しかしながら注意しなければいけないのは、
買エントリサインが出ても
DPOプラス0.5を超えていてもまだ明確なサインとは言えず、
プラス
1
やマイナス1に近い方が確実性が増してくるということです。

 

 

EURJPYの日足ローソク足とDPOのチャート

EURJPYの日足ローソク足とDPOのチャート 

参考:https://www.rakuten-sec.co.jp/MarketSpeedFX/onLineHelp/info/chart/dpo.html

 

上記のチャートでは、日足のユーロ円ですが、
特に買いサインが出た時に大きなポイントが取れているのが良く理解できます。

DETRENDED(トレンドを除去された)という名前のとおり、
トレンド性を除去して、純粋にサイクルを抽出されているのがおわかりになれると思います。

DPOは買われ過ぎ売られ過ぎのサインを示すMACDと
ほとんど同じ動向を表現する事が多いのですが、どちらを使用するかは好みの問題です。

 

ピボットを用いてその日の相場の重要ポイントを確認しよう!

ピボット

ピボットとは、テクニカルの中の
米国生まれのトレンドフォロースタイル指標です。

簡単に言えば、前日営業日の価格をベースとして
今日の相場の大切なポイントを探るのが特徴のフォロースタイルです。

 

ピボットの特徴

相場の押し目や戻り目をターゲットとしたトレンドフォローですが、
ピポットはストップのポイントを明確に把握できるので
リスク管理的には最適な手法です。

リスク管理を徹底することで損は少なく、利益を大きく取ることが出来ます。

逆張りを基本としてレジスタンスやサポートを利用して、
買われ過ぎケースに売り、売られ過ぎのケースは買いを仕掛けるのです。

チャート自体はピポットラインを中心に
3本のレジスタンスラインと3本のサポートライン、
合計7本のラインが基本ですが、5本で見る方法もあります。

ピボットライン解説

参考:http://fx.inet-sec.com/study/technical-manual/pivot/

7本足の場合は以下のように7本のラインを短縮語で表現します。

ピボットの詳細はFX会社や証券会社で確認することができ、
それらを用いると自分で計算する必要もありません。ぜひ調べてみて下さい。

 

「本日のピボット情報」を確認してみよう

ここで、実際のピボット情報の確認の仕方を解説します。

日間 EUR/USD
高値 1.06301
安値 1.05309
終値 1.05589
R3 1.07149
R2 1.06725
R1 1.06157
ピボットポイント 1.05733
S1 1.05165
S2 1.04741
S3 1.04173

 参考:http://jp.forex.com/jp/resources/fx_pivot_point.shtml

5本ラインの場合

H
ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)

R1/R2
レジスタンス(上値の目途)

P
ピボット基準値。前営業日の「高値(Ask)」「安値(Bid)」
「NY市場クローズ時の終値(AskとBidの平均値)」をもとに算出しています。

S1/S2
サポート(下値の目途)

L

 

5本ラインのチャート

5本ラインチャート

(参照:HYPER SBI)

上記は10分足のチャートです。

短期取引では15分で見るほうがポピュラーですが、
15分足でピボットを見るケースでは
直近
15分の最安値や最高値より
12ポイントのところでストップを設定すれば、
万が一ストップにかかっても
マイナス
1112ポイントですむのでリスク管理が簡単です。

逆に利益が出るときは反転するまで引っ張ることが出来るので、
大きなポイントを取れることもあります。

尚、トレンドが強いときは
ピボットを完全無視してすっ飛ぶこともあるので
軽い反転のポイントで利益確定決済をすればよいのです。

 

判断基準としては、
朝のスタートのときに早くもR3を超えてきている場合は
R2を押し目買いポイントと判断し、R1をストップセルと決めます。

基本ラインであるピボットポイントを下回ってきたら、
ドテン売りを仕掛けてみることも出来、
ロスカットポイントも明確なので
トレンドが出てきたときや反転した時には
非常に有効なシグナルとなるケースが多いです。

流動性のあるGBPJPYなどでは、
15分足を利用したデイトレでも
かなりのポイントをいただけるケースもあるということになります!

パラボリックで相場の転換期を狙え!

パラボリック

パラボリックという言葉はアメリカで生まれたもので、
日本語では「放物線」を意味しています。

FXにおけるパラボリックは
主にトレンド系テクニカル指標で相場の転換期を狙う手法ですが、
ディトレードやスキャルピングなどの短期取引にも
見た目にもわかりやすい指標です。

株式市場でも有効手段と言われています。

 

パラボリックの特徴

この取引の特徴はパラボリックが変わった
「3つ目」でエントリーするやり方です。

相場の動きとストップとリバース(SRA)が一致したポイント、
または超えたてきたケースに
パラボリックの点が売りや買いにシグナルが変化を見せるので
SELL or BUYのジャッジがわかりやすいのです。

点がローソク足より下に3本目が付いたら買シグナル、
点がローソク足より上に3本目が付いたら売りシグナルとなり、
その点を3個確認するのです。

 

パラボリックチャートの解説ドル

▶︎ドル円10分足のローソク足とパラボリック

ドル円10分足のローソク足とパラボリック

(参考:ハイパーSBI)

青いラインの3本目の始まりが買いサイン、赤いライン

パラボリック解説チャート

参考:https://fx-works.jp/parabolic3/

パラボリック解説チャート

上記のように超短期のスキャルピング取引にも有効なのは、
わかりやすく理解できます。

 

▶︎パラボリックのもうひとつのサイン

上記のケースでの読み方・サイン

  • 上がっているSAR(赤ライン)がローソク足にタッチたら売りシグナル
  • 下がっているSAR (青ライン)がローソク足にタッチしたら買いシグナル

 

 

まとめ

FX会社や証券会社のMT4のサービス画面で
パラボリックを自動で確認できるところも多いので、
短期・長期にかかわらずに確認してみましょう!

両方のパラボリックのラインを注意深く見ていれば
相場の転換ポイントでただの決済だけではなく、
途転(倍返し)取引にも有効なときが多いのでトライしてみましょう
(収益倍増作戦)!

 

エンベロープは逆張り系の指標!

エンベロープはトレンド系のテクニカル指標で
移動平均線から派生した移動平均系テクニカルのことを言います。

これは「価格が移動平均線からどれほど離れたのか」を見る、
逆張り系の指標といわれています。

 

エンベローグの特徴

エンベローグは日本語では(包む)を意味し、
移動平均線を中央にして包み込むようにして上下に表示させる
上限・加減の線をエンベロープといいます。

その観点は、相場が移動平均線から剥離してきても
またいつか移動平均線へ戻ってくるであろうという読みを
基本にした指標です。

トレーダーたちは主に逆張りのバロメーターに使用して、
たとえトレンドに乗った新しい玉を構築した場合でも
「決済のタイミングを見る」のに使用しています。

つまり、上限と加減の線をレジスタンスとサポートと考えて
「相場が反転するポイント」を見極めるのです。

その特徴のひとつとしてエンベローグは、
他の移動平均系のボリジャーバンドなどは違って
バンド(線)の収縮による変動はなく、
移動平均線から一定の幅をキープしているのです。

 

チャートからの読み取り方

エンベローグチャート

参考:http://fxtrend.jp/column-trend-envelope.html

エンベローグチャート2参考:hrrp://fxtrend.jp/column-trend-envelope.html

 

上記のチャートのように
エンベローグの上限線と加減線に接近または到達したきには
各売買サインとなります。

一般的には、日足であれば25日移動平均線が使われます。

ずらす割合は人によって異なりますが、
およそ1-3%といったところでしょうか。

 

指標のウィークポイントを読み取る

この指標のウィークポイントは
結構強い勢いのトレンド発生時には、
相場はその上限腺・下限線を突き抜けてしまうことがあることです。

そのような相場動向に移行したケースは
素直に他の有効なテクニカル指標を参照するようにしましょう。

エンベローグには上記のような弱点がある反面、
比較的にはボックス相場や動きが穏やかで
安定的な相場動向時にはかなり有効なときが多いが特徴です。

フィボナッチ

フィボナッチ

2016年の12月に入った現在、
米大統領での選挙後トランプ勝利後に円安方向に進んでいますが、
半値戻しを超えて次のターゲットは
フィボナッチの61.8%を超えてくるか否かが
市場関係者の間の話題になっていますので、
信頼性のあるフィボリッチについて調べてみました。

FXの世界でもでも下落した後に直近の高値からの三分の一戻し、
半値戻し、3分の2戻しあたりまで上昇すると
いうデータに示された上昇をするという経験則があります。

下落時にも同じことが言えますが、
基本的に中長期トレンド確認にそのポイントは、
市場関係者は注目しています。

過去の相場の動きでのパターンが
近い将来にも起きる可能性が強いというテクニカル分析で、
過去のデータからの値幅から、
将来のサポートやレジスタンスを含めた値動きを予想できるのです。

その数値を抜けてくると
トレンドが明確になるという可能性はすこぶる高いのですが、
時間などの点も考慮して絶対とは言えません。

 

大きなトレンド確認の予測方法

1.経験則

三分の一戻し(押し)、半値戻し、三分の二戻し、全値戻し(押し)

2.フィボナッチ数

38.2%戻し(押し)、50.0%戻し(押し)、61.8%戻し(押し)等

3.一目均衡表

N計算値、V計算値、E計算値等
上記の三つの予測方法の中でも
FX業界の市場関係者が信頼を置いているのが
フィボリッチ数の予測法です。

為替相場の価格変動は、
上昇時、下落時であっても一直線に上昇・下落するものではなくて
細かい上下動を繰り返しながらトレンドを形成していくのです。

そのため、上昇下落のパターンを予測する
確率性の高い方法をトレーダーたちは探してきたのです。
ドル円週足の推移

ドル円週足の推移

上記のチャートは、ここ直近の高値を示した丸印が、125.86

安値を示す□印が、99.00

半値を超えて上昇してきて61.8%戻しであるターゲットが115.60となり、重要なポイントです。

 

フィボナッチとは

フィボナッチ・Fibonacci Retracementとは
レオナルド・フィボナッチというイタリアの数学者が研究した
フィボナッチ級数を意味し、リトレースメントとは
「引き返す、後戻りする」を意味します。

この相場予測では1.618の比率に基づいた38.2
61.8と補足的に50、を押し(戻し)の目安として利用しています。

具体的には、任意の直近の高値(安値)と安値(高値)を結び、
その下降(上昇)幅を38.20%、50.0%、61.80%で分割し、
「戻り」の目標値を算出します。

38.2%前後の戻りにとどまり反転するケース、
38.2%を超えてくると半値戻しを目指して達成できないと反転、
半値を超えると61.8%を目指すし、達成できないと反転、
61.8%を超えてくるとトレンドの起点となったポイントまでの前戻しとなる確率が高くなります。

 

フィボナッチの考え方(線の引き方)

過去に出現した値幅を元にサポート、レジスタンスを計算。

過去に出現した値幅は未来も出現する可能性が高いのである。
安値から高値、高値から安値までを一つの値幅と考えてみる。

 

大切なのは、フィボナッチを引く基準です。

ここでは、事前の短期足でしっかりと安値や高値を抜けている必要があります。

チャート的に高値や安値を抜けてきていると感じることで
トレンドが出ている相場でこそ、信頼性が増す手法です。

週足でラインを引く時は日足で確認、
日足で線を引く時は4時間足や一時間足で確認と
比較的短い期間でも応用できます。

最近ではFX会社や証券会社のサービスチャートでも
フィボナッチラインを組み合わせて利用できるところが多いですし、
メタトレーダーでもフィボナッチが標準装備として
利用できるところが多くなってきているので参照してみましょう。

相場バランスと将来の動向を読み取る!「一目均衡」

一目均衡表

「一目均衡表」と聞くと懐かしい響きを感じる方がいるかもしれません。

私がこの世界に身を投じた80年代前半ごろ(多分、昭和55年ごろ)に、
先輩が方眼紙にローソク足でドル円のチャートを書いていたときに
株屋筋から「一目均衡表といういい相場分析表があるから」という情報をもらいました。

それを聞いて、調べてみてドル円の動向を探ろうということで、
神田・神保町の古本屋に行って7巻ぐらいの分厚い専門書を
買いに行かされたのを、懐かしい気持ちで思い出しております。

確かそれは「一目山人」という著者で
昭和40年代半ばに出版された分厚くて高額な、難解な書籍だったと覚えています。

そこで解説されていた「一目均衡表」は、
株式分析で使われ、歴史の浅い外国為替の世界でも採用された分析方法です。

時代こそ経過しましたが、一目均衡表は
いまだに現役のトレーダーも愛用している方も多くいます。

時間をベースとした変化で相場のバランスや将来の動向を読むチャートです。

 

一目均衡表の変遷

一目均衡表とは、1936年に細田悟一氏が
約2000人の業界人の7年もかけて完成させたテクニカル指標です。

ロンドンやニューヨークのディ―ラ―たち(債券や商品分野も)にも広く知られていて、
通常はローソク足のチャートと組み合わせて相場確認時にチェックできるよう、
デスクの前にあるスクリーンの中に組み込まれています。

一目均衡表

参考:http://www.tetujin-vinegar.com/cat19/post_116.html

一目均衡表は上記のチャートのようにローソク足と組み合わせて
基準線転換線先行スパン1先行スパン2遅行スパン」の
5つの線と1つの雲で構成されており、それぞれに緻密な計算式が盛り込まれています。

ローソク足が雲を上に抜けると上昇トレンド突入となり、
ローソク足が雲を下に抜けると下降トレンドへ移行するというシグナルになります。

なお、大切なのはローソク足が
雲の薄いところを抜けてしまうとトレンドの変わり目となることです。(雲の厚いところは簡単にはブレイクしないポイントとなります)

 

初心者でも分かる一目均衡表の簡単なポイント

今回は入門編ということで簡単なポイントを勉強しておきましょう!

基本となる5つのライン解説

▶︎基準線・・・過去の26日間の最高値と最安値の平均の値

▶︎転換線・・・過去9日間の最高値と最安値の平均の値

▶︎先行スパン1・・・基準線と転換線のちょうど中間値を26日先に記入したもの

▶︎先行スパン2・・・52日間の最高値と最安値を26日先に記入したもの。

▶︎雲・・・先行スパン1と先行スパン2の間の面積を表したもの。

 

一目均衡表は取引されているFX会社や証券会社の
情報画面で確認することができますが、
中には一目が見られないものもあるようです。

その場合は、他の会社の無料情報サイトでも確認ができるので、
ぜひ1度チェックしてみてください。

 

USDJPYの上抜けパターン

USDJPYの上抜けパターン

USDJPYの上抜けパターン

参考:http://www.forexchannel.net/tech/ichimoku_kinkouhyou/usdjpy.htm

 

上記のチャートは26日間の短期間の先行スパン1と
52日間の長期間の先行スパン2の関係により、
ローソク足が雲の上では強気相場になっています。

雲の上限が先行スパン1、下限が先行スパン2となりますが、
102.40アンダーに髭が見えるのは、
2016年秋の大統領選におけるトランプ氏勝利に伴った
短い間の失望売りの影響によるものです。

上記ではローソク足がクリアーに雲を上抜けており、
上昇トレンドに入ってきたことが良くわかります。

逆に2016年9月のようにローソク足が雲の下のときは弱気相場であり、
雲の上限が先行スパン2、下限が先行スパン1になっていることを表しています。

 

チャートのポイント

  • ローソク足がこの雲より上にいる間はポジションを保有してもまだ大丈夫です。
    下にあるときはまだ下がる可能性が大きいことを表しています。
  • ローソク足が雲に入り込んだ場合はトレンドの転換点であることが多いです。
    雲を下から上に突破したら上昇トレンド突入サインで、
    雲を上から下に突き抜けたら下落トレンド突入サインとなる訳です。
  • シンプルに目で見た時、抵抗線である雲を
    ローソク足が突き抜けるには力強い動向が絶対条件ですが、
    上や下に抜けたときにはトレンドの転換点(ターニングポイント)になるケースが多くあります。

 

※重要なポイント

  • 転換線が明確に基準線を下抜けしてローソク足が薄い雲を下へブレイクし、尚且つ、遅行線がローソク足を下回るようなケースを
    三役逆転」と呼びます。
    この三役逆転により、売りサインがはっきり出たと判断する事が出来ます。
  • その逆に2016年11月のUSDJPYのように、転換線が明確に基準線を上抜け、ローソク足が薄い雲を上へブレイクし、尚且つ遅行線がローソク足を上回るようなケースを「三役好天」と呼びます。
    三役好天は、買いサインがはっきり出たと判断できることを表します。

 

参考:明らかな売りサインが継続中のEURUSD

売りサインが継続されるEURUSD

参考:http://www.forexchannel.net/tech/ic

ユーロ円の見通し

money-1596016_960_720

ユーロ円はこの1年間で約20円以上の下落を継続中です。

短期、中長期の見通しを見てみると、
ECB理事会やドラギさんの発言でEURUSD,EURJPYも敏感に反応しています。

ですが、欧州連合(EU)から英国が離脱することによって
英国とユーロ圏加盟国の経済情勢が著しく悪化するとの懸念も消えていません。

 

ユーロ円週足チャートを見てみましょう。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-26-12-41-15
参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=EURJPY&time=1w#charttop

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-26-12-41-22
参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=EURJPY&time=60m#charttop

上記チャートはユーロ円の時間足です。

これらは週足と時間足での移動平均線とローソク足のチャートですが、
超短期では113.90を明確に抜けて上昇してこなければ、
下落リスクの方が大きく見えます。

 

中長期でのレジスタンス

中長期でのレジスタンスは、114.40,114.90、116円が大きな壁に思えます。

 

政策金利変更の可能性

政策金利変更の可能性は12月にあるか否かで、取り巻く環境やニュース
(英国EU離脱問題やEU主要国のドイツやイタリアの政情不安)などにより
まだまだ欧州圏経済全体での懸念要因が払拭されていません。

そのため、将来的な追加緩和の可能性もあると思います。

 

欧州中銀(ECB)の動き

欧州中銀(ECB)は早期追加緩和には消極的とみられており、
原油価格の戻しを意識して欧州中銀(ECB)による追加緩和観測は後退しています。

それもあってリスク回避的なユーロ売りが
さらに広がる可能性は低いとみられがちですが、とにかく上昇要因が見つかりません。

尚、英国経済の先行き不安によるポンド売りは継続する可能性も強く、
EURJPYもGBPJPYに付き合うように下落の可能性もあります。

 

中国経済の減速懸念

その他にも、中国経済の減速懸念による
リスク回避の円買い意欲が強くなる可能性は否定できません。

というような背景があるため、
円に対してEURJPYが上昇する要因は今のところ感じられません。

 

影響を及ぼすであろう米大統領選

米大統領選の結果次第で(クリントン勝利はほぼ確実)
クリントン氏優勢との評価からドル高円安の流れになると
ユーロ円は上昇する可能性もありますが、
中長期的には2012年後半の108円前後
(2011年年末は99.55円―ヨーロッパ金融、主要国の株価急落)への
下落の可能性をイメージしてしまいます。

ユーロ円も心理的節目の112円50あたりを割ってくると
年内にも111円、109円あたりが意識されてくるでしょう。

 

テーパリング観測の否定

テーパリング観測の否定を背景に、
このところ高止まりしていた独10年債利回りは2週間ぶりにマイナス圏に落ち込み、
EURUSDは一時1.0916ドルと約4カ月ぶりの安値を付けています。

テクニカル的には、EURUSD自体も
重要なサポートの1.0815や1.0775を割ってくるようだと、
ストップを誘発し、下落スピードは速くなる可能性が大きいと思います。

ちなみに長期チャートを確認してみたら、
2000年に記録した1ユーロ=88.87円がユーロ発足以来の安値でした。

 

ユーロ円月足

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-26-12-48-48

参考:http://zai.diamond.jp/list/fxchart/detail?pair=EURJPY&time=1mon#charttop

 

まとめ

あくまでも個人的な見解ですが、まとめといたしましては
短期では欧州、英国の置かれている状況下で
113.90、114.40、114.90あたりのレジスタンスを超えてこなければ、
112.50、111.90、111.15あたりのサポートを
ブレイクする可能性のほうが強いと感じております。

具体的には年内にクリントン勝利、
12月の米金利利上げを考慮しても110円割れの可能性も否定できないと思います。

英国EU離脱の具体化に向けて、英国のなだらかな景気減速が発生して
EUに対しての懐疑感も膨張し、ユーロ売りを誘発するであろうという理由から、
中長期的にもEURJPY、EURUSDのなだらかな下落を予想します。