【実録!?】とあるデイトレーダーの1日と業界裏話 〜デイトレーダーは臆病であれ!?

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これは、とあるFXデイトレーダーのとある1日と、
実際に私が目にしてきたデイトレーダー裏話です。

軽い読み物としてお楽しみください。

 

とあるデイトレーダーの1日

自宅が近いのは別にして早朝に起床して、
まずは、オーバーナイトオーダーの成立の有無や、
ブルンバーグやロイター等の情報画面で現状とNYクローズのチェックから始まり、
始発前後の電車で日経新聞を片手にオフィスへと急ぎます。

そこでNYのアミーゴと相場展開などの意見 交換を行い、
朝のチーム会議に備えるのが一般的ですが、最近は早番、遅番とフレックスタイムの時差出勤など
勤務時間の徹底管理を行っている金融機関も多い とは聞いています。

尚、オセアニア時間の市場が薄いときに大手ファンドが仕掛けてくる時も現実的にあり、
早朝から、緊張感がディリングルームに溢れています。

最近は、香港やシンガポールの大手金融機関が大人しく、あまり噂も聞きませんが、
このごろは、朝方の中国やオセアニアの重要経済指標には十分に注意し ながら、
仲値発表時(仲値は銀行の対顧客向けの受け渡しレートの決定で
確か09:55分の実勢レートに基づいて決められますが、以前は主要銀行の持ち回り の
ローテーションで決めていましたが、最近は各銀行が個別に決定)の荒れる時間に備えます。

通常、5,10日にはドル買い需要が多く、その時間にドル円は 上昇するケースが多い、
今はディ―リングルームでは、数人のトレーダーが担当通貨ペアーを決めて
ドル円、ユーロを筆頭に欧州通貨担当やオセアニアの専任担当とか、
フォーワード専任トレーダー、金利商品、派生商品、オプション担当、ドメスチック円短期物担当とか、
債券、商品等専門性を与え、収益効率を上げて いるのが実情です。

 

通常、食事は相場が大人しいときは外食もありますが、有事に備えてデスクで済まします。

タイミングや相場動向を見ながら、各自ポジショ ンを取り始めますが、
今は明確ではありませんが、コンプライアンスが厳しくなってから、
ジュニアトレーダーはポジション持ち高も少量に抑えられ、
シニアト レーダーやチーフディラーは比較的大きい玉を持ちことが許され、
中長期マネージャーポジションということでオーバーナイトポジションを転がす事も多々あるはずです。

但し、かなり昔の邦銀の不祥事で金融庁(その頃は大蔵)チェックや
内部でのコンプライアンスも厳格になってきているので、よっぽどの事情がない限り、
以前よりポジションの大きさは制御されてコンサバになっているようです。

しかしながら、相場の荒いときにダイレクトで銀行間や顧客から、
例えば1億ドルプライスとかを求められて、瞬時にカバーするのかホールドするかは
上職者の判断で部屋全体の空気が乾く事もしばしばのはずです。

いずれにしても通常トレー ダーはかなり睡眠時間も少なく、
強烈なストレスを持ち、酒や夜の街に流れる男たちも私も含めてたくさんお会いしてきました。

そのような生活なので家庭を顧みる事が難しく、為替関係者の離婚率はすこぶる高いのが現実です。

 

デイトレーダーたちの夜遊び・・・?

もともと海外採用とか長期にわたっての家族同伴の海外赴任の場合の方が、
どの職業でも言えるでしょうが、勤務時間や生活慣習の違いで欧米人を見習って
家族との触れ合いを増やすケースが見受けられますが、
帰国時の子供たちの教育問題は切実で夫婦間の口論の種となっていました。

流石に第三の男はレアですが、バ ツイチ、バツニは当たり前ってとこですかね。

香港やシンガポール市場は街同様に小さいので夜にあまり活躍するとすぐばれてしまい、
変なとこで有名になりたくないので、たまにナイトクラブ通いと週末のゴルフが
ストレス解消手段と言ったところでしょうか?

比較的に長期のロンドン赴任の場合は、プライベートカジノがシテイ周辺に大小100件近くあり、
パブ同様、相場や恋を語るにも金融マンの夜の憩いの場になっておりました。

他国へのアクセスも非常にいいので
家族同伴で長期休暇時やイースターホリデイには
隣国周辺へ旅行しているファミリーも結構いたように感じます。

 

余談ながら、為替市場の発祥の地ですが、
もちろんNYもそうですが、色々な人種がディリングルー ムに在籍し、
ロンドンにおいては、今では金融工学のMBA取得者や名門校の数学科卒とかごろごろいるらしいですが、
2軍選手のようなもので、高校卒の兄ちゃんが丁稚小僧もどきのボードマン
(白板にオーダー等を立ちっぱなしで記入するトレーニー)から、
スタートして経験を積み、色んなトレーダーから技術を盗 み、
サクセスガイとして高額な年棒を取るようになるステップになっていたと記憶にあります。

パブで呑むと他国の悪口の言い合いで、基本的にその当時は、
彼らは日本人を腹の中では軽く見ており、ギネスの呑み比べで大男をやっつけて歩けなくなった程、
痛飲してしまいました。

NYのケースはご存知のとおりに恵まれていて誘惑は一杯、
取引後にピアノバーで入り浸りになったり、金欠の美人留学生の面倒を見ちゃったりとか、
色々なエ ピソードを作るのに事欠かない場所ですね。

仕事はもちろんシビアーですが、セクシーな姉さんもかなりいらっしゃって
食事は圧倒的に欧州より美味しく、日本食も中華料理も結構美味な飲食店が多くて
食通、音楽通にはたまらない街ですね。

しかしながら、 9.11で多くの為替関係者が罪もない命を奪われ、
実際に私の友人もたくさん亡くなられたのは、今でも胸を痛めます。

 

NY市場はロンドン同様、金融商品や 債券市場は早くからたくさんの商品が存在し、
勉強するのも全部英語で聞いたことのない専門用語もあり、しばらくの間、頭真っ白状態でした。
(最も今でもよ くわかりませんが。)

東京市場は後追いでかなり遅れて発展したのを痛感いたします。

時代背景が違いますが、荒れ相場が継続すると急にトレーダーが大損をこいて出勤しなくなることもあり、
精神障害やうつ病になってしまったり、知らないうちにレイオフになっていたり、
ランナウエイしちゃうのも日常茶飯事である意味では恐ろしいマーケットというべきでしょうね。

受けざるをえないオーダーや客玉も大きく、
私もその時に限ってポジションを持っていながら、ストップも入れずにトイレに行き、
大やけどをして電話を持つ手が震え、生きた心地がしなかった経験があり、
その後に時間をかけ、頑張って取り戻したものの、
まずは瞬時にGet out here!と罵声を浴びなかったものだと今でも背筋が凍る思いがします。

 

まとめ 〜デイトレーダーよ、臆病であれ!

くだらない話ばかり並べましたが、やはり為替市場では
勇ましく大風呂敷を広げるタイプより(累積した収益を一発の取引で飛ばしてしまう)、
リスク管理が しっかりした、ちょいと気が弱そうで
こつこつと収益を重ねるコンサバテイブタイプの方が間違いなく、
在籍期間も比較的長く、給料が上がるのはゆっくりですが、優秀なトレーダーが確実に存在したように思えます。

為替市場には鬼が棲んでいるに違いない!と市場関係者の間では呟かれていました。

皆様もより臆病に慎重にディーリングするように心がけていただきますようにお願いして
エピローグといたします。

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