【FX入門】デイトレードを始める前に 〜デイトレードの変遷

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序章〜世界経済を相手にしたFXデイトレード

世界的な低金利時代に突入してからすでに数年経ちます。

そのため、銀行に置いておいても金利が見込目ない状況です。

とはいえ、株式投資も難いし、以前のように高金利な金融商品も見当たらない。

そこで、苦労して働いて貯蓄した大切な資金を
効率的に運用するためにFX投資を選択される方が増えています。

そのFXを取り巻く環境も大きな変貌を遂げてきています。

1998年に個人投資家向けに金融庁(当時の大蔵省)によってFX取引が公認されて以降、
その市場参加者は、個人、法人で日本だけでも、おそらく100万人を超えて推移してきているはずです。

当時、相場がゆっくりとした円安局面だったため、高金利通貨を買って円を売り、
なおかつ金利差によるスワップポイントまでプラスされて「ミセスワタナベ」に総称される
円キャリートレードで儲けた日本人個人投資家が多く、飛躍的にFX人口が増えてきました。

しかしながら、主要国を中心として世界の金融市場が低金利時代へと変貌した昨今、
FX取引は、かなり難しくなっています。

現実的にプロのトレーダーでも年間で6割の勝率(野球でいえば打率)を維持すれば、
相当優秀なディーラーと呼ばれるぐらいです。

世界の投資家を相手にFX取引を始めたばかりの個人投資家がいきなり勝てるわけがありません。

FX取引は決して丁半博打ではありません。

それなりに慎重に準備して基本的な知識を身につけてから、スタートすることがなにより大切です。

デイトレーダーでいくら稼いだとか豪語している方々は、
間違いなく人の数倍も勉強して独自の取引手法を構築しているでしょう。

実際には、大きく負けてしまう人、勝ったり負けたりを繰り返す人の方が圧倒的に多いのが現実です。

 

FXトレードの変遷〜時代を振り返る

昔話を少しさせていただくと、
そんな私も社会人としてのスタートがFX業界で、
当時は東京外国為替市場と呼ばれる銀行間取引でした。

まだその頃は海外との直接取引も出来ない時代で
株式市場同様15:30に1日の取引を終えておりました。

その後、法改正が何度かされて海外との取引も始まり、24時間市場となり、
個人投資家向けに外国為替取引が当局によって認可されてのスタートだったと認識しております。

1985年の悪魔のプラザ合意や1987年のブラックマンデー、
1990年のバブル破裂、1995-98年の大手証券・銀行破綻、株価暴落を経てから、
ドル円も79円台に突入などの激動の時代を経た後、東京でのFX取引は始まったのでした。

それ以前は、商社やメーカーでさえも輸出輸入などの実需のカバーは
銀行を通して取引しなければいけない市場でした。

私のデビュー当時はチャートなどはなく、確か株式罫線(けいせん)を為替相場に適用させ、
トレーダーたちは、方眼紙に自分で手書きによってローソク足をつけて勉強しておりました。

記憶ではプラザ合意の日に僅か1日でドル円は240円から215円ぐらいまで20円を超える急降下を見せました。

たくさんのトレーダーが、買いレートも無く、地獄を見て涙を流したということもありました。

FX取引が、公認されてからも1995年の阪神淡路大震災、
2001年の9.11、2008年のリーマンショックやLTCM破綻など多くの大事件に直面し、
私自身も東北大震災時には2日間もディーリングルームで格闘しておりました。

経験上アドバイスさせていただくのは、
最低限の勉強、予備知識を仕入れてからFX市場へ参入することをお勧めします。

すでに取引をされている方々も今からでも知識を厚くするには
絶対遅くはないということを認識してください。

普段、昼間の仕事をしながら数時間の取引の方や携帯でトレードされている投資家の方も、
とにかく、勝ち組になりたいなら、もしくは勝つ確率を上げたいのなら、
トレードについてのルールや知っておくべき知識が山ほどあります。

 

デイトレードを行う際に利用する証券会社(FX取引業者)について

現在は、数多い証券会社やFX会社のシステムは、
当初に比べると安定してきてシステムトラブルも少なくなっているようです。

余程の大きなアクシデントが起きなければ安定してスプレッドの狭いなプライスが供給されています。

しかしながら、取引する会社にはやはり安定して情報が豊富な大手の会社を選択することを推奨します。

超短期のスキャルピング取引を行うなら、主要国の経済指標発表時が狙い目

トレーダーは自分の環境、適性によって取引手法はそれぞれ異なります。

デイトレードとは、基本的に株式取引から来た言葉だと思いますが、
一日のうち短時間で複数回の取引を行ってオーバーナイトポジションを持たないで決済する取引手法です。

通常5分足、60分足、日足のチャートを注視してする短期取引です。

一方、スキャルピングは、ポジション保有時間がデイトレードよりもさらに短い超短期トレードです。

一回の取引のターゲットを3-15ピップスぐらいにして、俊敏な取引を継続しますが、
逃げるときはロスを最小限にする緊張感と動向をウォッチする耐久力を必要とします。

例えばですが、超短期の経済指標時間を中心に狙ったスキャルピング取引をメインで取引される方は、
特に主要国の経済指標発表時にある程度のポイントを稼ぐ手法が有効と言われております。

豪州(オーストラリア)、NZ(ニュージーランド)の経済指標発表時には
結果に素直に反応するケースが多く、後乗りでもピップス(利ざや)が結構取りやすいケースが見受けられます。

その際は出来ればシンプルな1分足の移動平均線か、ボリンジャーバンドを参照しながらが有効です。

もちろん、欧米時間の主要経済指標発表の際も同様ですが、
事前予想と前月データなどを押さえつつ、金融政策発表時のコメントなどを瞬時に判断するためには、
ファンダメンタル分析も少しずつで結構ですので勉強しておくべきでしょう。

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上掲のチャートのように、「スキャルピング」は短期でトレンドが出始めて
一方方向に相場が動いているときにポジションを構築して、決済も俊敏に実行する取引です。

お年寄り世代には向かないかもしれませんが、ゲームに慣れた若い世代の方には案外簡単かもしれません。

まあ、1日の間に何回も取引チャンスはあるということで面白いかもしれませんが、
ロスカットは確実に行うことを心がけましょう。
(この手法の名前を聞いたときは、頭皮の薄い我々中高年が、
シャンプー前に薬品をつけて油を取るような意味かなと思っておりましたら、
頭の皮を剥ぐという意味だそうです)

他に本業があり、FX取引になかなか時間が取れないで
トレンド発生時にポジションを構築するという投資家に有効なのは俗に言うスイングトレードです。

中長期にわたってポジションを保有してある程度大きなプロフィットを目指すスタイルです。

例えば、イギリスのEU離脱問題の国民投票後のポンドなどがよい例です。

ここではいずれにしてもポンドは下がるに違いないと思って
トレンドが出始めのときにポジションを構築する(ポンド売り)ケースを言います。

もちろん、参考チャートは、日足、週足がメインになってきますが、
その際の収益目標は100-300ピップスで引っ張る人は500ピップスぐらい欲張るトレーダーもいますが、
ストップポイントをどの辺に設定するかは、トレンドの強さの見極めとテクニカル分析の認識と
その人の資金力と構築したポジションの大きさによって異なるでしょう。

 

EU離脱の国民投票で起こったサクセスストーリー

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上掲のチャートは英国のEU離脱の国民投票の結果が出た6月24日からのポンド円の日足移動平均線ですが、
その時に150円超えから、134円まで急落の途中に幸運にも145円でショートを構築することができました。

サプライズ的なニュースであったために欲張って130円にターゲットを設定したところ、
7月の初旬には、なんと目標の130円で決済し、1500ピップスの利益確定となりました。

ストップポイントはトレンドが出た状態であったために
(サプライズ売り)50ピップス上に浅めで設定しておきました。
(まあ、こんなケースは滅多にありませんけど!)

上記のポンド円のスイングトレードの成功例の背景には、
実は、テクニカル分析とファンダメンタル分析の知識が大きく関わっております。

この日は、概ね何といってもEU離脱否定派が勝つだろうというのが、市場関係者の読みでした。
そのため、直前には、ポンドは買われていた中でのサプライズの結果でありました。

テクニカル的には、何個ものサポートポイントをブレイクして
売りが売りを呼んでもうストップの嵐状態であったために、
テクニカル分析及び過去のサプライズアナウンスの経験があるトレーダーは
追っかけても売れる勇気と度胸を持ち合わせていました。

決して相場が冷えるまで安易に値ごろ感で買ったりしてはいけないということです。

ファンダメンタル分析を把握しているトレーダーは、
もし離脱決定になればポンドが暴落するのはわかっていました。

接戦ではあったものの、離脱決定自体がサプライズであったために
ユーロともどもこのような大きな下落ムーブメントを招いたということでしょう。

あとは、スイングトレードにおいてメンタル面は非常に大切です。

デイトレードやスキャルピングと違い
一定期間ポジションキープするという精神的な強靭さが必要なことから、
重圧がかかり、少しばかり相場がアゲインストに動いてきたら利益確定をしてしまったり、
ロスカットしてしまったりするケースが多いのが現実です。

相場の細かい上下動に左右されないメンタルトレーニングを徹底して、
一度決めたポイントまでは我慢を貫き通すことが重要です。

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